天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGTのふりかえり(総集編)

2022.scrumgatheringtokyo.org

RSGT2022について、3日間を通して感じたことをふりかえりしていきます。(これまで書いたふりかえり記事は最後に貼っておきます)

運営・スタッフの皆さんがすごい(語彙力)

以前から、RSGTの運営やスタッフはすさまじく練度が高く、まさに究極のスクラムチームだというような噂を伺っていたのですが、噂にそぐわない素晴らしいチームでした。

登壇の際は、HDMIを持ってきていないというトラブルにも迅速に対応して下さり、自分が発表しやすいようにするためのありとあらゆるアイデアを光速に試してくれました。結果的に、何の不自由もなく発表をすることができました。

また、自分が顔と名前を一致できていない人たちやどこにいるのか分からない人たちに、沢山会わせてもらえました。自分のブログを見返してみると、今回お会いした3割位の人たちはスタッフの人たちのお陰で会うことができました。特に中さん・こばせさんにはお世話になりました。

案内もスムーズで、次にどう動けばいいのかがすぐ分かりました。
何か困った時に解消してもらえるスピードの速さも驚きました。初日のkeynoteでは、テラスルームのWi-Fiのつなぎ方が分からず、Discordで質問を投げたのですが、即座にその場にいたスタッフが全員向けにアナウンスしてくれました。

素敵な場を作るのもすごく上手でした。廊下やセッションルームで少し戸惑った参加者を見ると、即座にフォローしている姿が印象的でした。
keynoteでセッションが終わった後の質疑応答では、質問が出ない状態が続くと「すぐに質疑応答って言われても困るよね、もっとみんなゆっくり消化したいよね」と会場の皆さんに投げかけてくれれ、一気に会場の緊張感がなくなったのが分かりました。(その後、質問も自然と出ていました)
また、事務的な案内でも、スタッフや運営の方々の話を聴くのは楽しかったです。特に、satoryuさんはオンサイト上でもsatoryuさんで、会場のトークでは何回も笑わせてもらえました。

まだまだまだ学びが足りない

今回も多数の学びがありました。
廊下でkiroさんだったり楽天のQAの方々と不揮発にできた雑談で生まれた学び、セッションを聴いての学び、登壇してきょんさんからフィードバックをもらったことによる学び、OSTで森さんに大分図々しく質問したことで生まれた学び、懇親会でリアルな現場の話を聴いてうまれた学び、懇親会で根本さんに探索的テストや忍者テストの意義, ワークショップ設計について教えてもらって生まれた学び...学びにあふれるカンファレンスでした。

学びの種類としては、これまであまり深く知らなくてもっと知りたいと思ったもの, 理解がつながったもの, 全然聞いたことがない分野で新たにやってみようと思ったもの, かなり勉強したと思っていたけどまだまだ深ぼれることに気が付いたもの...色々な種類がありますが、2022年は2021年よりももっともっと学び、更にいろいろなことを知り、様々な場面で実践できるようになりたいです。

発表のフィードバックをもっともらえばよかった

発表が終わって安心したのと、正直あまり響かない話だったらどうしよう...という恐れから、あまり積極的に発表のフィードバックをもらうことができませんでした。
特に自分の発表を初めて聴いた人や、自分の存在を初めて知ったであろう人たちには、もう少しフィードバックをもらえばよかったな、と思いました。

ということで、もしこのブログを読んでいる方で自分の発表を聴いている方がいれば、Discord上(aki.mという名前です)やTwitterなどでフィードバックをいただけるとありがたいです。。。!(DMでも構いません)

ご飯がおいしい

オンサイト上で参加して、ご飯のおいしさを実感しました。
自分は、初日の生姜焼き?風弁当が一番のお気に入りでした。

廊下のわくわく感

噂に聞いていた廊下を拝むことができました。
セッション中でも常に誰かがいて、ふらっと話している場に入れる雰囲気があり、わくわくしました。
特に縁の木では常に誰かがいて、特にわくわく感がありました。

終わらないカンファレンス

Day4, Day5, Day6...とカンファレンスがDiscord上で緩く続いているのが印象的でした。
これからセッションの録画が公開されて、どんどん同時視聴会も盛り上がっていくと思うので、楽しみです。

同時視聴会に限らず、不定期に起こる雑談会に参加したり、1on1や少人数で行う雑談みたいなのもこの流れで増やしたいなあと思います。

オンラインの方々とあまり絡めなかった

次回以降ここは個人的に改善していきたいなあと思いました。
絡めている方々も沢山いたのですが、自分はオンサイトの交流に熱中してしまい、オンラインとの交流が希薄になってしまいました。
行き帰りの電車だったりは絡むチャンスがあったと思うので、次以降のフェスではオンサイトで参加する際にトライしてみようと思います。*1

初めての繋がりが想像以上にできた

初日の知り合いを増やす会では、かがわさんまえけんさんおむむさん久宗さんと初めてつながりました。
楽天のスポンサーブースでは、くにもとさん高嶋さんジミーさんと話すことができました。
廊下のなんでもない雑談の流れでは、今川さんやえるさんに自己紹介して、はじめてお話することができました。
縁の木では、kiroさん、水野さん、高江洲さんといったレジェンド(?)の方々と初めてお話することができました。

おそらくお互い知ってはいたけどオンライン上も含めて一度も話したことがなかった方々で言うと、宮崎さん・原田(さとし)さん・藤井さん・てらひでさん・まつしゅーさん・じゅんぺいさん・穂苅さん・みほらぶさん・上戸鎖さん・中野さん・小島さん・ひろみつさん・かおりっとさん・佐野さん・原田(いさお)さん・うつみさん・やっとむさん...とは、今回のRSGTで初めてお話することができました。(いきなり話しかけてしまったりした方もいたのですが、皆さん本当にやさしくて感動しました)

初めての繋がりというと少し違うのかもしれませんが、自分が一方的に認知していると思っていた方々で言うと、ゆのんさんや天野さん、松崎さん、ikikkoさん、矢田さん、yotaさん、矢田さん、森谷さんといった方々とは初めてお話することができました。(が、皆さん自分のことを知ってくれていて、驚きと共にすごく嬉しかったです)

現場の話が普段よりできた

会話の話題としては、セッションの感想やRSGTという場についての話が多かったですが、現場で実際にどんなことが起きてどんなことに困っているという話や、現場で実践している話がたくさんできて、楽しかったです。

色々な現場のコンテキストが混じり、新しい視点が生まれたのも個人的には学びが深かったです。

楽しみ方の幅が広がった

今回は殆どのセッションをほとんでみませんでしたが、色々な人と話せたり、RSGTの歩き方を教えてもらって、楽しみ方の幅が広がりました。
沢山の楽しみ方を教えてくれた皆さんに感謝したいです。

また、「自分はこういう風に楽しみました!」という風に楽しみ方を教えてくれて、「~のようにみんな楽しんだ方がいい」「~という場なんだから~した方がいい」といった、押し付けがほとんどなかったのも個人的には居心地がよいなあと思いました。

オンサイトでオンラインが再現されていた

分散アジャイルチーム・テストの街葛飾...これまでずっとオンライン上で活動していたコミュニティが、オンサイト上で再現されていた瞬間があって楽しかったです。

普段のメンバーなはずなのにまた全然違った感覚があって、でもいつも通りの安心感もあって、ギャザリングする中でも特に最高の時間でした。

またスクフェスが生まれた

前回のスクフェス三河で生まれたスクフェス新潟に続いて、スクフェス仙台・スクフェス福岡が今回新たに発足しました。
わくわく感が溢れるフェスがまた新たに、それも2つも誕生したのは楽しみでしかなくて、今からどんなフェスになるのかが楽しみです。(天野さん松崎さんとは今回楽しくお話ができたこともあり、是非何かしらの形で関わりたいなあと思います)

ただわくわく感が増える一方で、これだけスクフェスが続くと、フェス疲れみたいなのが出そうで、どこかで一時的にフェスやカンファレンス、コミュニティの参加を止めるような時期ができるかもな、と思いました。
勿論それが悪いことでは全然ないですし、杞憂に終わる可能性もあるかもですが笑

Youtubeのありがたみ

殆どセッションを見れていなかったので、Youtubeで即日動画公開されているのはありがたかったです。
画質も良く、今後是非継続して欲しいなあと思いました。

自分の発表も(正直あまりふりかえりたくなかったですが笑)即日ふりかえることができて助かりました。後日だとフェスの高揚感が落ち着き、なかなか見るモチベーションがわかなくなるので...

最高にギャザリングできた

3日間、楽しくて楽しくて仕方がなかったです。
たくさんの本当に尊敬している人たちに会えて、色々な話ができて、最高でした。
後々ふりかえると話せなかったことに後で気が付いた人もいましたが、話したいと思っていた人たちとはほとんど全員と話せて、本当に嬉しかったです。

普段の活動領域(仕事もコミュニティも)が全然異なる人たちが交わっていくのが素敵で、アジャイル札幌の皆さんとテストの街葛飾でするような話をしていた時や、異なるドメインの話をお互いにして全然見たことのない反応が巻き起こった時は、なんだか不思議な感覚を持ちました。

やさしさ・あたたかさ・幸福感・感動・好奇心が満たされるような感覚・刺激・わくわく感・リラックス感...多数の感情が交わり、自分自身が自分らしくあれるような感覚を持ちながら幸せな3日間を過ごすことができました。

過去記事

aki-m.hatenadiary.com

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*1:逆にオンライン参加する時は、オンサイトの方々と絡めるようなトライをしたいです