天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェス金沢に対する想いをざっくばらんに運営で話してきた(その2)

aki-m.hatenadiary.com

前回の↑の記事に引き続き、スクフェス金沢に対する色々な想いの話をしてきたので、話した様子を記録に残しておこうと思います。

タイムテーブル(セッション)

最初に前回の議論結果も踏まえてタイムテーブルの話をしていきました。

前回出ていた北陸色を強めたいという意見に関しては特に異論は出ませんでしたが、すでに一定北陸色もあるのでは?という話や、北陸色を強める=スタッフが推していたりlike数が上位の既存のセッションを落とすことになるので、そこは気になるという話がでました。

ただ、入れ替え候補のセッションなどを具体的に見てみると、今年に関しては結果的にスタッフの推しセッションやlike数上位が全て落ちるということはなさそうなので、今年に関しては大丈夫そうで、来年以降どこまで北陸色を強めるのかは議論の必要がありそうだという話になりました。
また、プロポーザルのクオリティが低すぎるものだと、外れる覚悟をもって選ぶことになってしまうのは注意したいということでした。

また、セッション採択にはConfengineにかかれていない情報*1は入れないということもこのタイミングで合意しました。

不安を少なくするためのフォロー

プロポーザル段階だとこのセッションは大丈夫なのか?という不安があるようなセッションに関しては、初登壇なのでフォローするという前提で事前にレビューするのもありなのではないか?という話がありました。

オンライントラック

オンライントラックに関しては、昨日はフラットな想いを持ったメンバーが多かったのであまり話をしていなかったのですが、今回は明確にやりたくないという想いを持っているメンバーがいたこともあって、このタイミングで議論していきました。

昨日も懸念として挙がっていましたが、気になるポイントとして現地登壇onlyと約束していたのにその約束を破ることになってしまうのが気になるという話や、オンライントラックがないから今回プロポーザルを出すのを諦めたという人にどう説明するのかという話がやりたくない理由だということで、運営としては今からオンライントラックの可能性を模索するのはやめようという話になりました。

ただ、参加者の方が自主的にオンライントラックを設けたいといった場合は、その想いを尊重したいという意見も出て、上記の懸念を伝えたうえでもやりたいと言ってくれるならそこは尊重すればよいのではないか?という話になりました。

何にせよ、今日参加できていないメンバーにオンライントラックをやることに元々反対していたメンバーもいたはずなので、そのメンバーの意見も聞いて決めようという話で一旦落ち着きました。

残作業

他のスクラムフェス運営に助けてもらえればどうにでもなると思うという一方で、やはり初回ということもあってなるべく早い状態にもうやることがないですと言えるようにしておきたいという話が出ていました。

終わるか不安なメンバーも多いなら一旦集まる回数を増やしたり、具体的にタスクレベルでどのタスクが終わるか分からず不安なのか?を話し合ったりしようということになりました。

定例

スクフェス金沢は定例が不定期で直前に決まるというのがこれまで多かったので、そこはなんとかしたいという話がありました。

一旦土曜日を定例化しようという話になりました。

全体を通した感想

おそらく採択セッションは今週決まる(なんならこのブログが公開されている頃には採択セッションに対してはAccept通知が飛んでいる)と思うのですが、その作業前にメンバーで想いを話し合うことができて良かったです。

最初はなかなか見えていなかったスクフェス金沢らしさというのも徐々に見えるようになってきたので、個人的にもそこは非常によかったです。

*1:この人はチケットを買っているので採択しなくても来てくれるはず、スポンサーセッションをやる会社なので枠が多いのが気になる...

スクラムフェス金沢の打ち合わせ第17回目をしてきた

今日もスクフェス金沢の打ち合わせをしていったので、話した内容を書いていきます。

www.scrumfestkanazawa.org

採択するプロポーザルの最終調整

採択するプロポーザルを最終調整していきました。

ただ、今週水曜日と木曜日で議論したこともあり、特に新たに何かを話すこともなく、元々調整する予定だった調整を淡々と行い、セッションを決めました。

採択する文面の決定

採択する文面をモブワークで見ていきました。

基本的には他のスクラムフェスと同じなのでテンプレート通りで問題なかったのですが、セッション選考方法だけ少し特殊だったのでその旨を記載しました。

スピーカーTシャツ

スピーカーTシャツを作ることを決めました。(最小限の労力でやっていこうというのを考えていることもあって、実はまだやるかどうか決めていませんでした)

採択作業

Confengine上でプロポーザルの採択作業をしていきました。

具体的な手順としては、ConfengineのSubmission DashboardをFinalize状態にして、statusをFinal Acceptedにしていきました。
最初にテストプロポーザルで文面をチェックして問題がないことを確認した後、Speaker1人1人にFinal Acceptを送りました。

(補足) 採択するプロポーザルの決め方

(スクラムフェス金沢に限った話ではないのですが)プロポーザル採択の透明性が欲しいというのをよく耳にするため、結果的にどのように採択するプロポーザルを決めたのかを改めて記載しておきます。

ベースとなるタイムテーブルを決める

kawaguti.hateblo.jp

こちらの記事を参考にしながら、ベースとなるタイムテーブルを決めていきました。プロセスとしては以下を踏んでいきました。

  1. like数で並べる
  2. 何本likeでとるか決める
  3. 運営の推しセッションを決める(推しの基準はバラバラで、個人的な興味から聞きたいセッションもあればスクラムフェス金沢というコンセプトから採択を推したいセッションもありました)
  4. もし1社で3本以上入っていたら2本に絞って繰り上げする
  5. 時間枠を調整
  6. 初登壇枠の調整
  7. 地元枠が一定あるように調整
  8. 採択するプロポーザル数を調整
  9. 特定のロールの人が楽しめないような構成になっていないかの観点で調整
  10. 対話が促されるような構成になるように調整

タイムテーブルの調整

できあがったタイムテーブルを見ながらカンファレンスのコンセプトに沿うように調整をかけていきました。

カンファレンスのコンセプトに関してはそれだけで2時間近い議論をしたのですが、北陸にゆかりのある方がこれだけプロポーザルを出してくれたという事実に感動する運営が多く、これに加えて当初からあったスクラムのコミュニティにまだあまり参加していない人を取り込もうというコンセプトの2つを特に大切にしようという話になりました。

このコンセプトをもとに、調整をかけていきました。
上記のタイムテーブルに入っていないもので、「北陸にゆかりがある×スクラムのコミュニティにまだあまり参加していない」の条件を満たすプロポーザルが3件あったため、この内運営で特に興味があると前述のプロセスで話が挙がっていた2件に関して、これを既存のセッションと入れ替えていきました。(1件に関してはプロポーザルだけだと何が話されるのかが読めず、既存のセッションと入れ替えしないことにしました)

結果的に、like数で選んだプロポーザルかつ初登壇ではないプロポーザルと、PO向けにバランスを整える目的で入れていたプロポーザルと入れ替えることにしました。(参加者層を調査したところ、PO系の人がほとんどおらず開発者が一番多くの割合を占めていそうだった)

全体を通した感想

1ヶ月弱かけてきた採択作業が一区切りして大きな山場を超えた感覚があったのはまずよかったです。

個人的な興味から気になっていたプロポーザルでもAcceptができなかったのは非常に残念ではあるのですが、個人的にはやはりカンファレンスのコンセプトに共感してくれるスクラムフェス金沢に参加してくれる方が楽しめるカンファレンスにできると良いなあというのを一番思っているので、カンファレンスのコンセプトを中心に沿ったプロポーザルが多く選べたのはよかったです。

最高のカンファレンスになるように準備をしていこうと思うので、参加される皆さんはぜひ楽しみにお待ちいただければと思います!

Well-beingと生産性の関係性 - 指標にとらわれない心地よい環境づくりに参加してきた

developer-productivity-engineering.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

会の様子

『「開発生産性を、もっと誇れる組織へ」という方針を9ヶ月前に掲げたCTOの振り返り』

最初にiCAREの工藤さんから話がありました。

開発生産性の向上は一過性の取り組みではないため、意志を支えていくために納得感が大切だと工藤さんは考えているということで、具体的にやってきた取り組みに関して説明がありました。

iCAREでは、会社のPurposeに従う形で健康管理クラウドを開発しているということですが、経営と開発組織の共通言語として開発組織のパフォーマンスを定義する必要があり、そこで工藤さんはどういう開発組織にしていきたいかを考え直したそうです。
その結果、開発者がたくさん成果を誇れるような組織にするために開発者体験が良い組織を作りたいという想いが出たそうで、これはiCAREが掲げているカンパニーケア(働く人々の世界を作る)との親和性もあると感じたそうです。
また、こういったロジックがあるからこそ工藤さんはいきいきと働くことができているということでした。

なぜを大切にしたことで、メンバーの納得感も高まり大手を振って改善ができるようになったということで、実際にツール上でも開発生産性が高まったことが実感できたというお話があり、今後はアウトカムベースでの成果測定もやっていきたいということでした。

Q&A(工藤さん)

発表後にはQ&Aがありました。以下、質問と回答を常体かつ記載していきます。

論理的には、「開発生産性」と「開発者体験」とは、相互に因果関係があるわけではない(開発生産性が高いほど開発者体験が高いとは限らない。開発者体験が高いほど開発者体験が高いとは限らない)と思うが、この差分をどう捉えどう扱うべきか?

時間軸の考え方が大切だと思っている。短期的に見るとメンバー負荷が高まり開発者体験が下がるかもしれないが、そこの体験の受け止め方を別の視点で捉えられると良い。

なぜ開発生産性向上に取り組むのかを設計できていたとして、それを他の経営メンバーや現場メンバーに納得してもらえないと進めにくいと思うが、納得してもらうために工夫したポイントはあるか?

経営メンバーは開発組織のパフォーマンスの良し悪しを同じ目線で持ちたいという課題認識があったので、そこを持てていたのがよかった。

メンバーに対しては、短期的にアウトプットを上げるというミスリードを避けたかったので、なぜこういう方針なのか?を丁寧に説明するようにした。

こうした想いはしつこいと思われるくらい伝えていくようにしていた。

経営層との共通言語を作ったとのことだが、Four Keysなどどのようにその重要性を理解してもらったか?

完璧か?というのはまだ課題がある。良くなっている悪くなっているは共通認識ができているが、自分たちの経営戦略とあっているのか?みたいな部分ではまだできていない部分もある。

ストレスチェックは、具体的にどんな内容なのか?(話せる範囲で教えてもらえたら)

厚生労働省が定めた質問を用いている。メンタルの状態や体調を捉えられるような話が57問定まっている。

Four Keys 以外でビジネス側に提示できて、開発側と共有できる指標を導き出す方法論はあるか?

エンジニアの工数も記録を取っているので、使いたいことに時間を使えているのか?とかは取ることを検討している。

方針を掲げたあと、毎日のチーム内の取り組みで意識したことや新しく始めたアクティビティなどはあるか?

定例でツールの画面を見たり、どういう課題感があるのかを各チームが見るようにした。

Keeper of the Seven Keys ~Four Keysとあと3つ~』

次にカケハシのいくおさんから話がありました。

いくおさんは、PdM 3名、フルスタックエンジニア4名、デザイナー1名、EM1名で仕事をしており、新規事業開発をやっているため、不確実性が高い領域に取り組んでいるということでした。

そのため、高速に仮説検証ループを回そうとしているそうで、同時にツールでFour KeysとWevoxを取っているそうです。
また、これらはただ取るだけではなく取る理由が必要だと考えているため、健康診断的な活用方法をしているということでした。(数字に一喜一憂するのではなく数字が悪くなっている背景などを考える)

高速に仮説検証ループを回すために、EMとしてはチームを良い状態*1にしたいと考えているそうで、ツールで開発生産性をWatchすることで数値を見ながら何が起きているかを分析できるのが良いということでした。
分析する際には、予想をしてその予想と一致しているかが重要だということで、予想通りデプロイ頻度が落ちているのか予想外にデプロイ頻度が落ちているのかは大きく違うということです。
加えて、いくおさんは、EMはビジネスとエンジニアリングのカケハシになると考えているため、リファクタリングをはじめとした直接的に付加価値を生み出さない活動価値をエンジニア以外に理解してもらうために開発生産性の計測は役立っているそうです。

ただし、グッドハートの法則には注意する必要があり、何のための指標か?を大切にするのが大事だということでした。

また、Four Keysを補完するためにSPACEが機能するといくおさんは考えているそうで、実際にFour Keys + Satisfaction and well beingをいくおさんでは取得しているそうです。(Performanceはすでに取っているのと、Communication and collaborationはすでにうまくいっているので取らないことにした)
こうすることで、(医療の会社だからこそ)パフォーマンスが出ているけれど燃え尽きているのは避けたいと思っているそうです。

こうして測った数値ですが意図的に定例などでは見ていないそうで、どうありたいかという姿を大切に行動してその結果出てくる数値を見るようにしているそうです。

Q&A(いくおさん)

発表後にはQ&Aがありました。以下、質問と回答を常体かつ記載していきます。

カケハシさんは複数のプロダクトがあると思うが、プロダクト横断の部署の場合、SPACE指標の選定はチーム、プロダクト毎などどの単位で決めているか?

チームごと。

指標や数値で出しやすいことと出しにくいことがあると思うが、出しにくいことの拾い方はどうしているか?

非常に難しい質問だし良い質問だが、定性的にこうありたいという姿と定量的に数値をセットにするようにしている。

指標を見れないとメンバーが自分ごと化しづらいというイメージがあるが、指標自体は全メンバー見れるようにしているか?それともありたい姿だけを公開しているか?

オープン自体はしている。
ただ、定例など全員で必ず見る場みたいなものはない。

会全体を通した感想

開発生産性をどのように使っているのかという話のなかでどちらの発表も数値自体には大きく着目せずにその背景にあるなぜ?やありたい姿を大切にしているという話や、数値にフォーカスしにくいフォースを意図的に計測している話が、グッドハートの法則に陥らずに数値を活用する上でも重要なんだなというのを改めて実感しました。

*1:成果も出ているしエンゲージメントも上げたい

スクラムフェス金沢に対する想いをざっくばらんに運営で話してきた

タイトルの通り、スクラムフェス金沢の運営の集まれるメンバーで、スクラムフェス金沢に対する想いの話し合いをしてきたので、話してきた内容を整理していきます。

もやもやしているポイント

もやもやしていることがある人たちからもやもやポイントの共有がありました。挙がったポイントとしては、以下の点がありました。

  • 今回は予想外に51件ものプロポーザルが出た。そこで今の15枠に入っていないセッションを見ると、「これ落とすの?」というのが多くありすぎる。Xで「これ聞きたい」みたいな感じで盛り上がっているやつとかは特にそう感じてしまう。
  • 今選んだ15枠に関しては、スクラムフェス金沢をこういうカンファレンスにしたいからこういうタイムテーブルになっている、みたいな要素が結果的に薄くなってしまっているのが気になっている
  • これまでの話し合いをしていく中で「これは(運営が)大変そうだからやめよう」とそこまで可能性を検討していなかったり、思い込みで判断していたところ(同じ会社3枠はおかしいだろうなど)もある

オンライントラックはありなのか?

オンライントラックがそもそも検討されていなかった背景を整理しながら、オンライントラックをやるべきか考えていきました。

まず、オンライントラックを考慮に入れていなかった理由として、以下があったのではないか?という話をしました。

  • confengineをOpenした段階では、オンライントラックで品川アジャイルにサポートしてもらえるとかは話としてまだ曖昧なままだった
  • オンライントラックでは対話は捗らないからやりたくないという運営メンバーからの意見があった
  • オンライン配信を北陸でやったときに大失敗してしまった過去があって少し躊躇した

一方で、品川アジャイルにお願いすれば、オンライントラックの実現も出来るのではないか?(むしろそれくらいしか方法はないのでは?)という話が出ました。
ただ、このあたりはオンライントラックをやることに抵抗を持っている人たちの意見も聞いたうえで判断したいということになり、一旦ふわっとしたまま話は終わりました。

なお、会議中にチャットでばやしさんからも品川アジャイルにお願いすればできるという話が出たりしていました。

スクラムフェス金沢の色はなんだろう?

開催が決まった当初はスクラムフェス金沢をなんでやるのか?どういう特色を出したいのかがよく分からずに終わってしまっていましたが、今ならそういう話ができるのではないか?ということで、スクラムフェス金沢の色に関する話をしていきました。

ここででてきたのは、「普段アジャイルコミュニティとあまり関わりのない北陸の方々たちをアジャイルコミュニティに引き込む」という話でした。
これはプロポーザルを見たときに感じたことで、最初はいつもの人ばかりなんだろうなあと思っていた運営メンバーからすると大きなサプライズだったということです。

このコンセプトはたしかにスクラムフェス金沢でしか達成できないコンセプトだということに関しては運営の中でもおそらく全員が合意できていて、是非取り入れたいという運営メンバーもいました。

タイムテーブルにスクラムフェス金沢の色はどれくらい入れようか?

上記を踏まえ、スクラムフェス金沢の色をタイムテーブルにどのくらい入れたいのかを話していきました。以下の意見が運営メンバーから出ました。

  • 北陸色を強めたいという想いが個人的にはあるが、採択プロセスを始める前はこういう想いがあることに気が付かずスタートしていたのも事実なので、北陸色を強めにくいという意味でフラット。
  • 第0回だし、どちらかと言えば強めたいと思っている。ただ、無理に強めようとは思っていない。
  • 強めたい。金沢にゆかりのある人たちや北陸の人たちをもっとアジャイルコミュニティに引き込みたい、というコンセプトを大切にしたいと思ったのが理由
  • フラット。カンファレンスのコンセプトと合致しているし北陸色を強めたほうがいいんだろうなと思っているが、今回は第一回で、第2回以降のチャンスもあるので、そこで強めるのでもいいと思っている。また、採択連絡が遅れてしまうのはよくないと思っている。
  • フラット。スクラムフェス金沢のコンセプトにあっているか?というのは大切で、そう考えると、北陸色を強めることに賛成している。ただ、参加者が学びを持ち帰れるかどうか?という観点でタイムテーブルを再度見直しする必要があるとは思っている。

全体を通した感想

まず個人として、抱えていたもやもやに関して解消する部分が多くあったので、その点がよかったです。

また、夜の遅い時間帯にもかかわらず集まってくださった運営メンバーの方々も、話ができて良かったと言ってくれるメンバーがいて、会としても開催した意義があったのかなあと一安心しました。

オブジェクト指向のこころを読む会 Vol17に参加してきた

yr-camp.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

今日は、タイトルとは全く違って、ただモデリングをしてみる会でした。

スクフェス新潟でいわおさんとした話の共有

スクフェス新潟でいわおさんとモデリングのことを話したので、以下の内容を共有しました。

  • クラス図のようなものをメインに書いているなら、別のUML(例えばシーケンス図あど)を書いてみるといいという話を聞きました。また、とりあえずコードを実装してみるのもおすすめだという話も聞きました。
    練習として、モデルを壊すための仕様追加を意図的に考えるようにしているということでした。
  • モデリングの題材としては、ドメイン知識をつけたうえでじっくり試行できるようなもの(例えば信号機など)がいわおさん個人としては好きだそうですが、いわおさんが見ている限りだと、インクリメンタルに機能を追加しながらちょっとずつ実装レベルと併せてモデリングを拡張していくのが好きな人が多いきはするということです。最近だと、割り勘のモデリングとかはやったりしていたというお話でした。
  • 最近オブジェクト指向のこころのモデリング会の題材に鳴った自動改札機なら、電子と紙の計算方法の違いをどう吸収するといいの?とかはぱっと見で気になったとフィードバックをいただきました。ただしモデリングには正解はないので、こういう風に意見が割れそうなポイントに対して、自分なりの根拠を持ってどうしてそのようなモデルにしたのか?を説明できるようにすることが大切だということです。
  • オブジェクト指向のこころの次に読む本としては、色々あるがDDD関連の本がおすすめだということでした。モデリングオブジェクト指向で言われている通りに実践してみるのと、DDD関連の本で言われている通りに実践してみるのとを両方試してみて、どのような結果になるのか?を見てみると面白いそうです。
  • Kiroさんに出されたものだが、モデリングのいいお題として信号機があるということでした。ただし激むずで、いわおさんはKiroさんが言っているようなピンと来るモデルを作るのに3ヶ月かかったということでした。なお、Kiroさんのモデリング力は本当にすごいそうで、昔みほらぶさんがKiroさんにフリーマーケットモデリングを即興でするように話した所、フリーマーケットの前提条件を聞いたあとにすらすらとモデルを書き出し、それの精度もめちゃくちゃ高くてその場にいた人が驚いたという話を聞きました。
  • モデリングのお題として、家電をはじめとした物体をモデリングすると、物体の要素を分解したモデリングになって、あまり深くモデルの良さを検討できない罠があるので注意したほうがいいというアドバイスをいただきました。そのため、ものではなく目的があるものをモデリングしてみるといいかもしれないということです。
  • モデリングの際は、いわおさんはとにかく書き直しまくっているという話を伺いました。
  • オブジェクト指向のこころを読んでいるコミュニティにいわおさんにはぜひ来てほしいのですが、行きたいものの残念ながら水曜は品川アジャイルがあるからいけないという話がありました

モデリング会の題材決め

モデリング会の題材として元々は自動改札機を想定していましたが、上の話をして、割り勘をモデリングしてみるのが面白いのではないか?という話になりました。

そこで割り勘の種類を色々と調べていたところ、以下のスライドが見つかり、折角ならこのお題でやってみようという話になりました。

speakerdeck.com

モデリング

残り時間でモデリングをしていきました。色々話したのですが、悩んだ(意見が分かれたり議論が発生した)ポイントだけ箇条書きかつ常体でまとめておきます。

  • 割合は合計10割を超えてはだめ?
    • そんなことはないはず。10割を超えていても(多い or 普通 or 少ない/多い + 普通 + 少ない)で計算できるはずなので一旦10割の制限は考慮しなくてよいと思う
  • 支払い区分は何を知る必要があるのか?
    • 区分と区分割合が必要になるはず。区分だけ知らないと、支払い区分ごとに支払い割合を設定するという要求仕様が満たせない
  • 参加者なのか幹事なのかを知るためのフラグを追加する必要があるが、いい名前が思いつかない...役割とか?ただ、役割だと後々出てきそうな「マネージャー」とかの役職と混合しそう

また、実際にモデリングをした後はTDDをしながら(最初にテストを書いて)コードに落としていったのですが、その際に支払い区分を参加者がそのまま保持するのが良いのか?割合だけ保持するようにしたほうがよいのか?が難しいよね、という話になったり、支払い区分のフィールドって何が適切なんだろう?という話になり、もしかしてもっとモデリングをしたほうがよかったのかな?という話になりました。

ただ、実装をした結果支払い区分の渡し方の問題などは初めて気がついたことなので、モデリングとしては一定充分にできていたのではないか?という意見も出ていました。

全体を通した感想

議論をしながら、わいわいとモデリング&コーディングができて、過去でもトップクラスに楽しかったです。

モブでやってみると、みなさんがどういう視点で実装を考えたりしているのかやモデリングの意義をどのように捉えているかなどが言語化できてすごくいいなあと思いました。

ただ、時間が全く足りなかったので、今度は2時間に拡張してリベンジしたいと思います!

大人のソフトウェアテスト雑談会 #212【疾風怒濤】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

リファクタリング原理主義

途中から入ったので正確な流れはつかめなかったのですが、どうやら区長がリファクタリングという言葉を安易につかったそうで、それはリファクタリングではない、という話をされていた模様です笑

区長に限らずリファクタリングは色々なところで違う意味で使われているという話があったのですが、概念が広がっているものに関しては名前汚染はあるあるの話なので一定は仕方がないことでありつつもやもやするという話でした。

ただ、「それはリファクタリングじゃないよ!」みたいに言ってしまうと、何かをよくしようとしてやっている行為を止めるようなことにも繋がってしまうためあんまりやりたくないそうで、どういう風に指摘をしたらいいのか悩んでいるということです。

その後は、リファクタリングに限らず意味がおかしくなっている用語として、壁ドンや情けは人の為ならず、可愛い子には旅をさせよ...の言葉が話題に挙がっていました。

区長らしいムーブ

区長が出してくる例えがことごとく区長の得意領域で、そこからうまく区長の流れに持っていくムーブが上手だしすごく個人的には好きだなあという感想を持ちました笑

批判精神

批判と一口で言っても、行動変容を促すための批判なのか?思考変容を促すための批判なのか?という話は分けたほうがいいし、どちらがいいとかではなくどちらも大事という話が出ていました。

絶版になってしまったかもしれないそうですが以下の書籍も教えてもらいました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4802510209

読書媒体

紙の本で読書をするのが一番だけれど、持ち運びの問題があったりピンチインの問題があった結果、物理本以外で読みたいとなった場合はどれが良いのか?という話が出ていました。
IPadなどデバイスが高騰しているという背景がありますが、Kindle Scribeがおすすめだという話を聞きました。

視力が「弱い」?「悪い」?

視力が「悪い」という表現はちょっと嫌な印象を受けるという話がありました。

感覚的には障碍者ではなく障害者と言われているような印象と同じようなものだそうで、「視力が弱い」だとまだ許せるということでした。

全体を通した感想

ひとしきりリファクタリングの話で盛り上がった後はいつものテストの街葛飾でした。

スクフェス大阪のセッション採択会議をする予定だったはずなのに区長が早々にいなくなってしまった点だけが心配です...笑

(個人の)スクラムフェス金沢のこれまでのふりかえり

今日は90%くらい自分の思考整理を兼ねて、スクラムフェス金沢のこれまでの個人的なふりかえりをしてみようと思います。(残りの10%は、自分にちょいちょい聞かれるスクラムフェス金沢関連の質問に対するanswerになればいいなと思っています)

運営として関与することを決めるまで

能登半島地震もあり、yanagiさんがスクラムフェス金沢を立ち上げたいというポストを見てからすぐに運営として携わろうと思いました。

何か強い「これ」という理由があったというよりも、やりたい多くの理由があって「これは自分がやるしかないよね」と思ったというのが流れ的には正確なのかなあと思っています。
他にもある気がしますが、ぱっと思いつくもので挙げられる理由としては以下のようなものがありました。

  • yanagiさんとはRSGT2021のDay0(知り合いを増やそうの会)で知り合い、その後スクラムフェス大阪2021で自分が人生で初めて登壇するきっかけを作ってくれた
  • 能登半島地震で知り合いの方が何人も被災しているのを見て、少しでも元気がもらえるようなイベントが開ければいいと思った
  • スクラムフェスの運営には以前から関わってみたいと思っていたが、なかなかタイミングがなかった
  • (完全に余計なお世話なのだが)金沢のアジャイルコミュニティのメンバーの方々が少し地方のスクラムフェスとは乖離があるのかな?と思っていたのと、ほとんどの地方スクラムフェスに参加している自分視点で地方スクラムフェスの様子や雰囲気などを話せれば良いと思っていた

スクラムフェス金沢をなぜやるのか?

スクラムフェス金沢をなぜやるのか?からスタートしたのですが、ここで出てきたキーワードが「対話」と「初心者を応援したい」でした。(1年目に限って言えば能登半島地震は間違いなくある)

ただし、対話に関しては他のスクラムフェスとあまり変わらないのでは?という話と、金沢という地域との絡みがあまりないよなあという点が課題として挙がりました。

正直あんまり納得のいく答えは少なくとも個人としては出ていなかったのですが、期間がない中でなるべく早く「なぜスクラムフェス金沢をやるのか?」の開催趣意書を公開したいという想いが全体としてあったことと、他のスクラムフェスを見ても必ずしもその地域の特色みたいなのものがあるわけではないので、一旦「対話」と「初心者を応援したい」をベースに開催趣意書を書いてしまおうということになりました。
また、初回かつ準備期間が短いこともあるし、「バットを短く持ってふりきろう」という川口さんの言葉を大切にしていこうという話もこのタイミングで出てきました。

このコンセプト自体への違和感や反対したい気持ちはなかったのですが、これまで運営に入る前の自分は、「あんまりその地域ならではの特色やテーマ性が感じられない地域スクラムフェスってどうなんだろう...?」「地方のスクフェスが増えていくことは喜ばしいことだけれど、その地域ならではの特色やテーマ性が感じられない地域スクラムフェスにはそんなに個人としては参加したくないな」という想いがあって、度々コミュニティの方々ともそういう話をしたりしていたので、自分が運営するスクラムフェスがまさにそうなってしまわないか?という懸念は自分の中にありました。
とはいえ、keynoteや集まったプロポーザル、タイムテーブル決めを通して考えていけるものでもありますし、継続していく中で参加者たちがコミュニティの文化や意義を形成してく場面もこれまで多くのコミュニティで参加する中で見かけてきたので、ここをどうにかしないと後々まずくなるという感覚や焦りのようなものは全然なく、今後考えていきたいなーくらいの温度感でした。

また、一度も顔を合わせたこともないメンバーもいるような状態だったので、今後お互いを知っていくにつれて共通の想いみたいなものも見えてくるのかな?と思っていました。

オンライン配信やるのか?

開催に向けた準備を進めていく中で、オンライン配信どうするの?という話題が挙がったのですが、「直接会っての対話を重視したいし、何よりも配信ってかなり難しそうだからやらないでいいよね。セッションが後で見れなくなるのは悲しいから録画だけは採っておこう」ということで、あっさりとオンライン配信はせず現地開催のみにしようという話になりました。

しかし、その後に川口さんが発信してくれた内容を見ると、(品川アジャイルの方々にお願いすれば)どうもオンライン配信の障壁や難易度はそこまで高くないようだということと、収益面の安定化という意味でオンラインチケットの存在は大きいらしいということが分かり、結果的にオンライン配信をやろうということになりました。

この出来事は個人的には思うところが多くて、

  • 他のスクラムフェスの知見をもっと積極的に活用してよいのに、基本的には自分たちだけで完結しようという前提で動いていていたかもしれない
  • 経験が何もない状態で「難しそう」と判断してやめてしまっていた
  • やめるのは簡単だけれども、自分たちが価値を感じているものならその実現可能性をどうにかして模索したほうがいい

のあたりは特に今後の運営で取り入れていきたいなあと個人的に感じました。

プロポーザルはそこまで集まらない?

優先度が高いものから粛々と作業を進めていったのですが、プロポーザルの募集期間を考える(=ConfengineをOpenする)作業の中で、実はスケジュールが結構すでにきついのでは?ということにそこで初めて気が付きました。
おまけに、スクラムフェス大阪とプロポーザル期間が丸かぶりで、プロポーザルが集まりにくそうだという懸念も出てきました。

どうにかして期間を伸ばしたりできないかといった意見も出ていたのですが、「初めてのスクラムフェスだし金沢は能登半島地震もあったから少なくとも今年は皆出してくれるでしょ」みたいな意見もあり、来にしていてもしょうがないのできつめのスケジュール覚悟でいきましょうという話になりました。

個人的には、keynote+数プロポーザルがあれば跡は全部OSTとかでも全然いけるし、対話を重視しているならむしろそちらのほうがいいまであるなーと思っていたので、プロポーザルが集まらないのではないか?みたいな部分に対しては課題感がまるでなく、当然不安もありませんでした。

51件もプロポーザルが来る

プロポーザルわいわい会の開催はありましたが、プロポーザル募集に関しては必要最低限の告知しかしておらず、集まっても30件程度かなという話が出ていました。
しかし、蓋を開けてみると51件もプロポーザルが集まっており、これは運営の中でも大きなサプライズでした。

初登壇の方も多く、かなり理想的な形で集まったのかなあということで、ここから予定い通り採択作業に入ろうという話が出ました。

個人的には、プロポーザルが多く来たのは非常に嬉しかったですし、最高のカンファレンスになるための準備が皆さんのおかげでまた一つできたなと素直に感じました。

採択作業

プロポーザルの採択作業ですが、シンプルに採択するだけではなく、ここで初めてタイムテーブルに関しても議論が行われることとなりました。(事前にこれくらいの枠なのかな?という概算見積もりは立てていた)

最初に採択のプロセスを決めようということになり、以下の記事を参考にしながらプロセスを整備しました。
その後は、その決めたプロセスに沿って議論しながら進めていきました。

kawaguti.hateblo.jp

なお、プロセスは結果的に以下の通りとなりました。

  1. like数で並べる
  2. 何本likeでとるか決める
  3. 運営の推しセッションを決める
  4. もし1社で3本以上入っていたら2本に絞って繰り上げする
  5. 時間枠を調整
  6. 初登壇枠の調整
  7. 地元枠が一定あるように調整
  8. 対話が促されるような構成になるように調整
  9. 特定のロールの人が楽しめないような構成になっていないかの観点でウォークスルーして微調整

実績もありますし、このプロセスに従えば最低限の条件も満たせますし、特に反対意見もなく粛々と議論が進みました。

しかし、いざできあがったセッションを見た時(=上記の9の作業をし始めた時)、個人としては言語化が難しいもやもやが幾つも出てきていることに気が付きました。
ただし、1-8のプロセスに時間がかかっていて9にかけられる時間もあまりないことがあり、一旦飲み込んでとりあえず進めていきました。

結果、開発者が聞いても楽しそうなセッションが薄めで、POが聞いても楽しそうなセッションはなんと0になってしまいました。
ただ、元々集まったプロポーザルの中に開発者が聞いても楽しそうなセッションやPOが聞いても楽しそうなセッションが相対的に少ないので仕方ないという話になり、時間が遅いこともあって一旦これで寝かせてみようということになりました。

AkiさんからのFB

その後、Akiさんがたまたまスクラムフェス金沢の近況が気になっていると声掛けをしてくださったこともあって、23時頃から1時間半くらいかけて、運営MTGで話したことを共有したりできあがったセッションや残課題などを見てもらいました。

そこでは、以下のFBをいただきました。

■ セッションの話

  • 会社制限は3人位に拡張しても良いのでは?5-6人同じ会社だと〇〇社さんのカンファレンスかな?となりそうだけど、3人くらいならそんなに気にならない感じはある
  • 特定カテゴリのセッションが足りないと感じるなら、inviteするのもあり。その分野の代表的な人に声かけてもいいし、他カンファレンスにプロポーザル出している人に打診するとか
  • 折角北國銀行さんがkeynoteならFFGとのつながりも見たい気はする。ラフにやるならkeynote後にmatsusakiさんとのパネルディスカッションとか??
  • 「これ通らなかったのか...」というセッションが出てくるのはしょうがないので、そこを無理に救おうとする必要はない
  • ただし、この話聞きたいんだよなあと運営が思っていたり、こういう話が欲しいけど枠の関係でrejectせざるを得ないみたいなことで困っているならオンライントラックを作ってもいいかも知れない。金沢は現地登壇Mustにしていたので、オンラインで登壇依頼されることが不満な人や、オンライン登壇OKなら自分もプロポーザル出したかったという人が出てくる可能性もあるが、当初想像を超える51件のプロポーザルが集まったのも事実なので、「仕様変更しました」の変更でもいいかもしれない。
  • もしオンライントラックいれるなら、全体の収まりを見てからのほうが良さそう。まずオンライントラックを仮で作ってみて、オンラインセッションやるかどうかの議論するイメージ
  • 現地での対話にこだわりがあるのなら、オンラインで登壇してもらったりセッション視聴はオンラインでしてもらうけれど、OSTや懇親会への合流はOKですというチケットや登壇枠を作るのはありかもしれない

■ 残り作業の話

  • カンバンからだと何をやるのかわからないやつは分量がわからないところもあるのでリファインメントはした方がよさそう。ただ、リファインメントしてください、で出来るものではなく、現時点では何をやるのかもどれくらいかかるのかも分かっていない中でバックログに落としているからそうなっているというのが実情なんだろうと思う
  • ただ、こんなことやりたいんだろうなあという想像でざっと見た感じ、Mustにあるもの + Wantにある発注系などは全部合わせて1週間もあれば終わりそう
  • カンバンにあるものは他のスクフェスで実施した実績があるタスクも多いので、何したらいいのかわからないとかであればもっと気軽に他のスクフェス運営を頼ってもいい

■ 全体の進め方の話(末尾には全てしらんけどが入る想定)

  • 「〇〇をやりたいけれど実現が難しいから諦めよう」はRSGTや他のスクフェスであまりやってない(綺麗に見せているけど実態としてそうなっているとか結果としてそう見えるとかはあるかもしれないけど)
  • 「〇〇をやりたいけれど実現が難しいから諦めよう」と「できる限りの選択肢を全て模索した上で納得のいく理由があって諦める」はぜんぜん違う
  • 安全に安全を期している感じはあるので、もっと可能性を広げてもいいのかなと思う
  • 全てのイベントで毎回やらなくてもいいけれど、自分たちは何を試したいのか?自分たちは何を検証したいのか?自分たちは何にチャレンジしたいのか?がもっとあってもいい気がする。このまま行けば無事にカンファレンス開催できて成功するんだろうなあというのは分かりきっているんだけれど、「これにチャレンジしたけど失敗だったね」があると結果的にはより成功に感じるかも知れない
  • 慎重かつ完璧にやろうとしすぎている感覚はあるが、一度やってみてここまで慎重かつ完璧にやらなくてもよかったね、が分かるでも良いかなとは思う。ただ、一度ものの考え方のフレームを壊さないと、「次はもっとできて当たり前」になって基準がどんどん厳しくなる方向に進んでしまうこともあるので、注意したほうがいい。そうならないように、あんまりメンバーの不安に突き動かされないこと。「こうなってしまうかもしれない」はあるだろうけど、どんどん身動きが取れなくなってしまう

Akiさんも言っていましたが、Akiさんはここまでの運営MTGに常にいたわけではないので、オンラインセッションやパネルディスカッションの話など全部飲み込まないといけないわけではないんだろうなあと思いつつ、本当にその通りだなあというFBもありました。

特に、本当にその通りだなあと思ったのは、「〇〇をやりたいけれど実現が難しいから諦めよう」と「できる限りの選択肢を全て模索した上で納得のいく理由があって諦める」はぜんぜん違うという話でした。
オンライン配信の話で感じたこととも通じるのですが、価値があることが分かっているのに難しそうだからと諦めることは勿体ないなあと思いましたし、「バットを短く持って振り切る」ことを理由にして価値があることが分かっているのに難しそうだからと諦めてしまっているのではないか?(無いトレードオフを勝手に作ってしまっているんじゃないか?)ということに気が付きました。

もやもやの言語化〜どんなカンファレンスにしたいんだろう?〜

こうした出来事を経て、最後にAkiさんからFBをいただけたこともあり、徐々に個人的なもやもやの言語化も現時点ではありますができてきました。

まず、自分は、自分たちがどういう体験をしたいのか?参加者にどういう体験をしてほしいのか?が全体を通してあんまりない気がするのがもやもやしています。*1
例えば現在のカンファレンスのタイムテーブルで言えば、一定実績もあって決められたプロセスに従って作られた以上のものではないような気がしています。
また、タイムテーブル作成以外の残っている作業などに関しても、なんでこういう作業をしたいのか?どれだけ力を入れたいのか?というよりも、作業を終わらせてカンファレンスとしての形を最低限作ることを優先してしまっているような気がしているのだと思います。

次に、(運営ではなく自分が)やれる限りのことをしているのだろうか?という部分がもやもやしているのだろうと思います。
例えば、今の状況ではPOの方は来ても少なくともセッションに関しては楽しめる可能性が薄いカンファレンスになっていると思いますが、「プロポーザルにPOのセッションがないからまあ仕方ないよね」で終わらせてしようとしていないかな?等が具体例です。
自分にはまだ0歳の子供もいますし仕事もあります。また、他にもコミュニティ活動があります。なので投入できるリソースは決して多くないですし、ここで無理をする必要はないのですが、スクラムフェス金沢のことを考えるための時間が週に1時間の運営MTGしか割けないほど時間的なリソースが枯渇しているわけではありません。
また、仮に時間的なリソースが枯渇していても、そのリソースの中でやれるはずのことはまだまだあるはずで、例えばタイムテーブル設計に関してはもう一週間期限を延ばしたり、Acceptを送る作業だけは別の時間に空いている人だけでやるようにして運営で議論をできるような時間を確保したり、色々やれることはあるはずです。このあたりが自分の中ではまだまだできていなくて、もやもやしているんだろうなあと思っています。

今後

もちろん今のままで開催しても、場さえあればカンファレンスとしては一定成功するんだろうなあとは思いつつ、まだまだできることはあると思うので、頑張らない程度にやれることをやっていこうと思います。

特に今回は、今まであまりコミュニティに来ていなかった方々がコミュニティに来てくれるようになることも目指しているので、「これだったら他の地方スクラムフェスの方がいいね」にならずに、少なくとも「今まであまりコミュニティに来ていなかった方々がコミュニティに来てくれるようになる」に関してでエイバスクラムフェス金沢が最高の場であると自負できるようにはしていきたいです。

*1:これはそもそもカンファレンスを通して何を達成したいのかがまだあまり言語化できていないというのも大きいのかもしれません。「なんでスクラムフェス金沢を開催するのか?」に改めて立ち戻っても良いのかなあと個人的には思いました。