天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

ふりかえりカンファレンス後のふりかえりの変遷

TLがKPTの話で盛り上がっているので、今日はふりかえりの話でも書いてみます。

具体的には、ふりかえりカンファレンスやふりかえり実践会のコミュニティで以前話したチームのふりかえり話の続きを今日は書いていきます。

ふりかえりカンファレンスが終わって早々、5人いたチームメンバーの内、3人が入れ替わった*1ので、チームの特性は大分変化しています。
そのため、チームの物語として読むよりは、新しいチームのふりかえりがどのように変遷していったのか、という視点で読んだ方が話が捉えやすいかもしれません。

aki-m.hatenadiary.com

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ふりかえりの目的や手法を話し合いする

最初はお試しで今までどおりリーンコーヒーをやっていったのですが、2回目くらいで、「ふりかえりを何のためにやるか?ふりかえりをどういう風にやっていくか?」という問いがチームから出てきました。

そのため、この問いを一度チームで話し合う機会を設けることにしました。

話し合った結果出てきたのは、以下のような項目でした。

  • ポジティブな空気でやりたい
  • 改善点を考えて次sprintまでに実行に移すというのはあまり意義を感じない(すぐできる改善点ならふりかえりの時間で洗い出す前にすぐやればいいし、大きな改善点は次sprintまでというよりは継続的にふりかえり以外の場で取り組みたい)
  • 常に「こういうふりかえりがしたい」というのはない気がする。状況に応じて変わる。なので、ふりかえりはこういう目的でやります、という解答はない。

この結果を踏まえ、毎回のふりかえり終わりにチームで次回のふりかえりはどんな目的でやりたいか、というアンケートを取り、次の会はその目的に沿ったふりかえり手法を探して実行する、という話になりました。

なお、新規で入ってきたメンバーは、「ふりかえり=チームで1sprintやってきた活動の問題点を洗い出すもの」と思っていたと話していて、ポジティブな空気で実施することや、sprintで起こったこと以外をふりかえりの場で話すというのは、かなり新鮮に感じたらしいです。

色々なふりかえりを実践する

毎sprintごとにチームメンバーがやりたいふりかえりを考えて、色々な手法で色々な目的でふりかえりを実践しました。

実際に出たふりかえりの目的は以下のようなものがありました。

  • お互いをより知りたい
  • うまくいかなかったsprintで何が起きていたかをふりかえりたい
  • チームで得た学びを棚卸したい
  • チームの関係性を良くしたい
  • チームの将来について話したい
  • チームが抱えている問題を知りたい

実践した手法は(少し改良したものもありますが)以下のようなものがありました。

再びリーンコーヒーへ

数々のふりかえり手法を実践していったのですが、ある時チームでこれまでのふりかえりのふりかえりをする機会があり、そこで、「あんまり制限が厳しい手法は嫌だ」「目的とか敢えて決めず、もう少し自由にその場で話したいことを話せばいいのでは」という話が出てきました。

これを踏まえて、かなり自由度が高いリーンコーヒーに戻ることになりました。(不思議なことに前のチームでふりかえりのふりかえりをした時と同じ結論でした)

リーンコーヒーの実践

ということで、今では再びリーンコーヒーをやっています。

出る話題は相変わらず多種多様ですが、以前のチームで出る内容とはやはり違っていて、今のチームでは、

  • チームの外部環境やステークホルダーについてのふりかえり
  • 最近起きている変化についてのふりかえり
  • 進行中の案件や提案する内容についての懸念点、ポジティブな点の洗い出し

が良くされている印象を持っています。逆に、

  • 技術要素に関するふりかえり
  • くだらない話

は以前のチームと比べるとあまり出ていないなあという印象があります。

また、以前のチームと比べると、一テーマが流れるスピード(次のテーマに行くまでの時間)が速くなったなあと感じています。

 

以上、今日はふりかえりカンファレンス後のチームのふりかえりの変遷を紹介していきました。

また何か変化があればどこかの機会で整理しておきたいです。

*1:3人別チームに行って2人新たに入ってきました