こちらの打ち合わせを9/30にしてきたので、その内容まとめです。
スクフェス三河でじゅんぺーさんと話した内容の共有
スクフェス三河に参加した時にじゅんぺーさんに今企画しているスクラムフェスに関して色々相談をさせてもらったので、そのときの話を共有しました。
内容の詳細はスクラムフェス三河のブログがあるので、そちらを参照してください。
XP祭りと同時開催する場合の具体案
XP祭りの運営の方と話すための材料として、前回話したXP祭りと同時開催する際の具体案を確認していきました。
川口さんと話をする
XP祭りではワークショップを実施するために部屋を借りているものの無料で貸してもらえるような場所を探すのはなかなか苦労が多いということで、継続性という観点でサポートするのもありか?という話をしていたところ川口さんがいらっしゃり、話をしていきました。
お金周りの話で、以下のようなことを聞いていきました。
- 2回目以降のカンファレンスに関しては前回のカンファレンスという経験があるのでその実績をもとにお金のモデルを組み立てていくことができるが、1回目のカンファレンスでは実績も経験も0なので、まずは具体案としてのコストモデルを作ることに注力していくことをする。具体案ができれば、幾つかスポンサー経験がある会社があるはずなので、その会社にインタビューをしてみる
- 1回目のカンファレンスは上記の理由もあってリスクがあるので(参加者が誰も集まらないかもしれないしスポンサーも誰一人として来ないかもしれない)、そのようなリスクを社団法人で吸収するようなモデルを取っている。ただし、それがあちこち発生してしまうようでは持続可能性がなくなってしまうため、キャッシュフローを透明にすることでお互いがカバーできるようにしている
- なるべく誰かが判断するというのを減らしたい。やりたい人がそのやりたいことを実現するために考えて動くという状態を目指すようにしている
- お金がない状態ではこういうことにお金を使いたいという議論はしない。お金が使えるかは不確実であるため、今議論をしても実現できない可能性がある。実現できるようになってから議論を始める
- やりたいことや先のことを考えると、そのやりたいことや先のことを実現するためにはこういうリスクがあるよねという話や、そのやり方だとこういう理由でうまくいかない可能性があるという話が出がちだが、疲れるだけなので、まずは必ず実現できるところから考えていく。やりたいことを先に考えてそこで必要なお金を計算して、そのお金を取れるように予算を組むというのはめちゃくちゃウォーターフォールな考え方だと思っているし、キャパの増加に対応できない
- たまに先のことを考えてなるべくリスクを潰してという形になってしまう人もいるのだが、そういう場合は「自分の不安」を潰すための活動になってしまいがちなので注意したい
- 1回目のカンファレンスで何もスポンサーや参加者のあてがない状態で始めるのであれば、まずは開催趣意書を作ってみる。具体的な案を作ってその案をベースにしてユーザーインタビューをする
- カンファレンス運営の人たちが集まる時間は極僅かな時間なので、その時間ではなるべく作業をするようにしている。議論がしたくて集まっている訳ではないと思うので、カンファレンスが前に進むための作業を進めることが大事だと思っている。運営者はカンファレンスという場を作るために作業をする人なので、作業がどうしてもできなくてその作業がカンファレンスを開催するという目的とコンフリクトしてしまうのであれば、運営から外れてもらう形になると思う
- 川口さんは運営として入るとき、カンファレンスが開催するために必要で、自分にとって一番良い案というのをひたすら考えるようにしている。そうすると「川口さんが意見すると反対しにくい」と言われたりすることもあるが、運営として仕事をする以上はそれが一番正しい姿だと思っているので変えたりはしない
- 1回目のカンファレンスだし何も経験がないからやってみないとわからないよねというのはそれはそうなのだが、ただやってみようとするのは全然アジャイルではないので、具体的にやることが見えてきたタイミングで何がリスクでどういう回避策があるのか?というのを考える。