天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェス金沢で登壇してきた

confengine.com

タイトルの通り、スクラムフェス金沢で登壇をしてきたのでそのふりかえりです。(資料は後日挙げます)

発表準備

〜3週間

RSGTで話そうと思っていた内容のコピーだったので、取っ掛かりは大分しやすく、最初は順調に準備が進んでいきました。
具体的には、1か月前にはスライドもでき、これは大分安心して当日を迎えられそうだと思いました。

しかし、今回は運営をやっていたということもあって、発表を通しで練習したときに、これってスクラムフェス金沢で求められるセッションなんだろうか...?という疑問がいつも以上にひしひしと湧いてきました。
普段は、「とはいえAcceptしてもらったし元々の構成に沿った形であるならばOK」となるのですが、自分の場合Acceptになった経緯(自分のプロポーザルの場合はあんまり中身どうこうを見てというわけではない)を知っていますし、RSGTの成り行きでlikeを押してくれた方も多くいらっしゃる(=スクラムフェス金沢に参加しないけれどlikeを推してくれた方も多くいらっしゃる)中であるならば、元の構成を変更してでもスクラムフェス金沢の趣旨に合わせる内容にしたほうがいいと思い、Abstractに書いた内容はほぼ何も変えずともOutlineに関しては大きく変えて臨むことを3週間前に決めました。

〜2週間

家族都合で2日間急に休みを取らなくてはいけない予定ができてしまったこともあって仕事がかなり忙し目だったことが原因で、ほとんど何もできませんでした。

最悪変更しなくてもいいかなあとも思うようになっていました。

〜1週間

変更できる時間が確保できたので、変更していきました。

ターゲット層をかなり初心者よりにしたので、key messageや話をする順番なども大分変えていったのですが、ここは当日の反応をみると正解だったかと思いました。
一方で、5,000回参加した人じゃないと言えないだろうと思っていた部分は削るのが躊躇され、あんまり流れとして繋がらない気もするなあという違和感はありつつも、全部削らずに断片的に入れました。
これは、結果的に内容の納得度に関わる部分だったので、今ひとつだったなあと思いました。

次に、当初想定したよりもかなりハードルが低い具体的な実行策を用意しましたが、ここに関しては逆に初心者の人にとって本当に有用な実行策になっているのか?というところがよく分からなかったです。あまりコミュニティに馴染みがない方にレビューとかをしてもらえればよかったなあと思いました。

また、RSGT2023の発表が手前味噌ながら結構評判がよくて、未だに色々なところで参照しているという話を聴くので、発表のテイストや根拠の肉付けの仕方を寄せたのですが、これは思いつきで実行してしまった感じが今思うとあります(参加者層も違うので、前回評判が良いことは今回の発表で同じスタイルを採用する強い理由にはならない)

〜当日

家族が手足口病になってしまったので時間がまったくなく、そのまま修正後の内容を放置していてほとんど何もできませんでした。

リハーサルも簡単に何回かやりましたが、時間内に収まりそうだからいいかな?くらいしか自分の中で感想がなく、惰性で行ったような印象がありました。

発表中

スタッフでずっと気を張っていたからなのか会場の雰囲気があたたかったからなのか分かりませんが、普段の発表に比べると1/10くらいしか緊張しませんでした。

ただ、なんか繋がっていないようなもやもやを感じる箇所もあり、どこかで補足説明を入れないといけない気がするなあとか、会場にかなり人がいるけれど最初のエクササイズ?のところでコメントが思ったよりも来ていないなあとか、サテライト会場の方も見てくれているっぽいけどコメントが全然ないなあとか余裕があったが故に色々なことが気になり、あんまり自分でも何を話していたのか覚えておらず、ちょっと録画を見るのが怖いです。

落ち着いて話せたり会場やDIscordの様子を見れたのはよかったのですが、もっと自分が話す内容に集中してもよかったのかな?というのと、余裕があって会場の様子が見れたことを一定想定して、発表内容を微修正するようなプランを用意しておいてもよかったのかな?というのは思いました。

発表後

OSTの中でセッションを取り上げてもらったりしたので一定皆さんのなかに刺さった話はあるのかなと思いました。

ただ、具体的にこういう風に行動変容できたみたいな話はなさそうだったので、ちょっと具体的な行動例が弱かったのかなとは感じました。

全体を通した感想

Target層の設定はめちゃくちゃ重要だというのを改めて実感する機会でした。

金沢らしい話ができたのかなとは思いつつ、なんか元々イメージしていた話とはずれていたので、これで良いのかな?という不安もあったりして、なんというかやや不完全燃焼感がある発表でした。

いつもよりも準備にかけた時間が大分短かったので、その影響も少なからずあるのかな?とは思っています。