天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェス三河2024で登壇してきた

タイトルの通りスクラムフェス三河2024の登壇ふりかえりです。

www.scrumfestmikawa.org

スライド

speakerdeck.com

発表準備

一言でふりかえると、今年してきた発表の中で一番大変でした。以下、苦労したポイントを書いていきます。

発表順が一番最後だった

一番最後の発表というのはこれまで経験したことがなかったのですが、色々な話があったフェスの最後を締める発表になると思っていたので今回のテーマでどう話すかというのはかなり悩みました。
今回の発表は自分が話したいから話すという要素が強い上に個人の(かなりエクストリームな)経験談に基づく発表だったので、あんまり最後に聞いてすっきりするような話や明日から自分たちもやっていくぞ!みたいにはなりにくい話だと想定していていて、どうまとめるのか苦心しました。
結果的に、スクラムフェス三河と自分のつながりを当初予定よりわかりやすい形で出すようにして、スクラムフェス三河に参加した今回の経験がこの後の仕事にきっと繋がっていくし繋げていくために努力することが大切なんだという想いが少し伝わるような感じにしました。(ただ、発表のテーマや当初伝えたいと思っていたメッセージとは大分ずれてしまうので、あくまでもサブメッセージ的なレベルに留めました)

また、最後にずーんと重い感じになってしまうのは避けたかったので当初予定していたよりも発表にストーリー性を入れたのですが、これによってプロポーザル段階で説明することを明示していた各コンテンツの説明にあまり時間を割けなくなりました。

コンテキストを伝えきる時間がない

発表中も触れましたが、47機関は世の中で広く浸透しているチームのイメージとはおそらく大分違う形態を取っています。
そのため、どうしてそのような形態を取っているのかや、これまで47機関が取り組んできたことがどのように繋がっているのかというコンテキストを理解しないと理解ができない話が多すぎることに発表準備で他の人にフィードバックをもらって初めて気が付きました。(自分が47機関が好きすぎて元から色々知っていたのですが殆どの人はそんな熱心に調べていない)

そのため、適度にコンテキストを補足したのですが、時間がまるで足りず、30分にしたのは大きなミスだったなあと思いました。

参加者の行動変容にどう繋げるのか?

自分たちのチームでも47機関の考え方を変えてみたり取り入れてみようとなってくれるのが理想的ではあるのですが、世間で浸透している考え方と発想が真逆な部分もあったりするので、どう伝えるといいかなというのはかなり悩みました。

あんまり良い策だったのかはわかりませんが、やろうと思えば明日からでも取り入れられる幾つかのプラクティスを紹介することで、そのプラクティス実践から周辺領域だったり47機関の思想に触れてもらえるようなルートもプレゼンテーションに用意することで対処しました。

予定が詰まりまくった

スクラムフェス仙台→スクラムフェス三河XP祭りの流れが大分ハードスケジュールでした。また、思ったよりもやや9月は仕事が忙しかったです。
直前に疲弊した状態で追い込まれてスライド作りするのだけは避けなくてはと思っていたのでスクラムフェス仙台が始まる前からスクラムフェス三河の準備は始めていたのは本当に良かったです。

発表中

発表前に一瞬すごい緊張しましたが、比較的落ち着いて喋れましたし、時間に関してもぴったり30分で終わることができて良かったです。

当初話す予定だったのに飛んでしまい話せなかった...みたいなところもありませんでした。

発表後

火災報知器が発表終了時間ぴったりに鳴って、随分と大きな音発表終了時間の合図だなあと思いましたが、全然違いましたw

発表後は、なぜスライドが誤解しているのか?というかなり細かい着眼点で質問もいただけたのは良かったですが、普段発表後にある参加者との交流が避難によって吹っ飛んだこともあったのか、あまりフィードバックが得られなかったのはやや不安でした。