天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #214【睡眠】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

QAなんもわからん会

先日nacoさんが主催してくださったQAなんもわからん会に関して話をしてきました。

イベントに登録していて、イベントで楽しみだった人たちと話せなかったというのは残念ではありつつも、全体的に良いイベントだったという話や、意外とスタートアップ系のQAよりも第三者検証のQAの方の方が多かった印象があるという話が出ていました。

aki-m.hatenadiary.com

品質とは組織が想像する顧客にとっての価値なのか?

note.com

QAなんもわからん会でも出ていた、こちらの話の続きをしていきました。

こちらの記事では、組織が想像する顧客にとっての価値を品質として定義しているのですが、それだとまだ世にプロダクトが出ていない状態で行う品質保証という活動に関しては、どういう風に表現するんだろうか?という話がまず出ていました。
組織が「想像する」顧客にとっての価値、なので、世に出る前であればあくまでも仮説でしかなく、その仮説をたしからしくしていくための活動が品質保証になるのではないか?ということでした。

また、指標に関しては一例として売上が挙げられていますが、例えば原子力発電所に関しては、例えば早くできたりして売上は多いけれどリスクはすごく抱えた状態でリリースをしたとして、それは品質が高いとはいえないという*1ことで、売上というよりもリスクとかも含めたまるっとした費用を指標とするのが良いと思うという話が出ていました。

ただ、すべての現場でもすべての製品でも共通するような品質の定義などはないので、これが絶対に正しいとかではなく、その人が見えている範囲で納得感があればよいのではないか?ということでした。(ブロッコリーさんの以下の発表もそう)

speakerdeck.com

仕事の楽しさ

おおひらさんはテストが楽しいと思っているそうですが、区長はテストも含め仕事にまったく楽しさを感じたことがないということで、楽しさってなんで大事なの?という話で盛り上がったということでした。

おおひらさんは、自分を見つめられていないがゆえに楽しいに対する感覚がないのではないか?と区長に対して思っているそうで、楽しくない/楽しいを見つけて、自分が大切にしている感覚を磨くことが重要だと思っているそうです。

なお、こういった話は咳さんに聞いてみると面白いのではないか?という話が出ていたのですが、おおひらさんは咳さんとmiwaさんには恐れ多さを感じるそうで、特にmiwaさんに関しては先日東北で見かけた際にも話したかったのに緊張してあまり話せなかったそうです。

全体を通した感想

だいぶ遅れて参加になってしまいましたが、今日はがっつりとテストや仕事の話がされていて楽しかったです。

普段に比べると話の流速も遅かったですが、更に遅くして一つ一つをじっくりと掘っていきたい話でした。

*1:めちゃくちゃ品質保証をしていて売上が10億円の製品とそこそこの品質保証をしていて売上が1億円の製品のどちらが高いかはわからない