天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

新生児の育児で大変だったこととどう対応したか(〜6ヶ月)

第一子が産まれてから半年が経ち、子供も特に問題なくすくすくと育ってきました。

今日はそのふりかえりも兼ねて、どんなことが大変だったのかとそれに対してどういう対応を取ってきたのかを書いていきます。

コンテキスト

一口に子育てといっても、子供の状況によって大変さや抱える悩みは全然違うと思うので、自分の場合どんな状況で子育てしていたのかを最初に記載していきます。

  • 出生時点で大きな病気はなし
  • 自分とパートナーそれぞれの家族にはほぼ何も支援をしてもらっていない(出生祝などはもちろんもらいましたが、子供の面倒をかわりに見てもらうなどは全くしていません)
  • 徒歩1分に病院あり。徒歩10分圏内に3件病院あり。タクシーで10分の場所に大病院あり
  • 一日の子供の睡眠時間は合計2時間〜3時間程度(最初に比べると徐々に時間は増えている)
  • 普通に泣くが、いわゆる大泣き(頭が痛くなるような大音量での泣き)はなかった
  • 寂しがりなのか常に誰かが近くにいないと5分以内には泣く(かわいい)
  • 完全ミルク(〜1ヶ月)→混合(〜4ヶ月)→完全母乳(〜6ヶ月)
  • 自分は育児休暇を3ヶ月取得し、その後の3ヶ月は半日勤務とした
  • パートナーは育児休暇を半年間取得し続けていた
  • パートナーは初産ということもあり、最初の一ヶ月は出産のダメージで家事をするのが厳しかった

大変だったこととその対応策

ちょっとした変化や出来事に過敏に反応してしまう

ある意味正しい姿勢なのかもしれないのですが、初めての育児ということもあり、今思うと本当にちょっとした変化(例えばミルクの間隔が30分弱いつもより開くなど)やちょっとした出来事(肌がちょっと赤くなる)であっても、病院に電話したり本やネットで情報検索したりした後に対応策や今後どういう感じで動いていくのかを都度家族で話し合って決定していて、毎日バタバタとしていました。

対応策としては、信頼できる情報源として母乳外来の看護師の方にいつでも電話/相談できる状態にして、何かあったら全てそこに頼るようにしました。知識もなく何を信じていいのかもよくわかっていない中で都度判断を下すコストが減って、とても楽になりましたし、徐々にどこはそんなに気にしなくて良いのか、何はしなくても良いのかがわかって楽になりました。

睡眠不足

子供が全然寝ないタイプだったということもあって、睡眠不足に苦しみました。(酷い時には意識が朦朧とする局面もありました)

最初はパートナーと交代制を敷いていたのですが、

  • 子供が泣いたタイミングでどうしても目覚めてしまう
  • 基本的にずっと子供が起きているということもあって一人ですべてのオペレーションをするのがしんどい
  • 区の職員に相談した際に、二人で寝て二人で起きるほうが負荷が少ないという人が多いしおすすめだという話を聴いた
  • 遅番の人の負荷がめちゃくちゃ大きい

という理由から、二人で一緒に寝て二人で起きるようにしましたが、睡眠アプリによると最初の2ヶ月は1-3時間睡眠が、その後の4ヶ月は2-4時間睡眠がずっと続いているようです。(最近は自分が仕事に復帰したことを配慮してくれて、子供の泣き声で起きた後の対処はパートナーがほとんどやってくれています)

対応策としては、

  • 寝れるタイミングで寝てしまう(子供が泣き止んで少しでも寝れそうなタイミングができたら時間を気にせず寝てしまう)
  • 運動をして睡眠の質を高める

を取っていますが、睡眠負債が溜まっている実感もあり、なかなか苦しい状況が続いています。

ただ、運動は本当に良くて、寝ようと思ったときにすっと寝れる+ちょっとした時間でもぐっすり寝れている(睡眠アプリの睡眠の質も高い)ということで、めちゃくちゃおすすめしたいです。

勉強が思うようにできない焦り

これはエンジニアだとあるあるなのかもしれませんが、育児をしていると(子供にもよりますが)この時期は特にほぼ何もできないことがデフォルトですし、ちょっとした時間ができても睡眠を取ることが優先になるため、思うように勉強ができず、焦りがありました。

勉強することを細かに分割して、隙間時間でできるようにすることで時間が経つにつれて一定対処できるようになりましたが、理想的な状態と比較して焦ったりしても逆効果なので、育児に専念する覚悟をもって何も勉強できないことが当然くらいの気持ちでいたほうが精神衛生上は楽そうです。

世間との断絶

育児に専念することになり、買い物や外に出かけることが減るのに加えて、元々あった個人的な付き合いや仕事の同僚との会話がなくなり、ほぼすべての時間を家族で過ごすことになります。
家族なのでそれがめちゃくちゃなストレスかというとそんなこともないのですが、家族以外の人と話す機会がなくなると、急に世間から隔離されたような感覚があり、なにか取り残されているような孤独感がありました。

自分はコミュニティ活動に頻度を落としつつ参加することで一定対応できていたのですが、パートナーの場合は接点を作るのが難しいということで現在進行系で悩んでいるようです。(一応数ヶ月に一度程度は、自分かパートナーどちらかが一人で出かけて一人が面倒を見る時間を作っています)

親戚付き合い

子供ができると親戚との付き合い方や関係性が変化するため、思わぬ形で不満が募ってしまったり、これまでは見なくてもよかった側面に目を向ける必要が出てきます。

特に何も気にしない家だったり距離が遠く離れているとこの点はもしかすると楽なのかもしれないですが、いつでも会えるような距離だと、子供を合わせる頻度や関わり方をどうするか話し合う必要があり、方針にコンフリクトがあるとかなり大変なことになりました。

自分たちの場合は、基本的に自分とパートナーの二人で子育てを完結させるようにすることで、一定の距離を両方の家から取るようにしましたが、これは悪い言い方をすれば孫と祖父母や親戚を引き離すことに繋がるため、これがいい方法なのかは疑問が残っています。