天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGT2023で登壇した

2023.scrumgatheringtokyo.org

タイトルの通り、RSGT2023で登壇してきました。

スライド

speakerdeck.com

登壇への想い(このテーマを話したかった理由と経緯)

このテーマを出すタイミング(RSGTのプロポーザルを出すタイミング)は、既に転職することを決めていたタイミングであり、まさに転職活動中という時期でした。

コミュニティとのつながりを利用した転職活動だったため、どんな結果になるにせよコミュニティへの感謝が生まれることは間違いなく、何かしらコミュニティの話をしたいと思っていました。

「自分らしさ」みたいなことや、本当にめちゃくちゃ話したいこと、という意味だと、以前のブログで書いたような話をしたかったのですが、以下の点で問題があると思っていました。

  • 転職が順調にいけば12月が忙しくなる可能性が高く、準備にあまり時間が割けない
  • プロポーザル段階では結果がわからないので、Detailsがめちゃくちゃふわふわした状態になる
  • 参加者にとっての実用性が低い

3番目の問題に関しては、自分が話したい話を出して後は運営の方やセッションにlikeを押してくれる方々にまかせてしまえばまだいいかなと思いました。*1

一方で、2番目については、自分の中で致命的でした。
昨年それなりに登壇の回数はこなしましたが、自分が話すなら何でも聞きたいみたいな人では全然ないのを自覚していたので、蓋を開けてみないとわからないという状態では、仮にプロポーザルが通ったとしても、投票してくれた人の期待を大きく裏切る可能性があり、それはなんとしても避けたい事態でした。

1番目に関してもなかなか悩ましい問題でした。
何かしらの方法で2番目の問題が解決できたとしても、事前準備が必須になるため、発表する題材は現時点でも既にある程度話せるような内容にしないといけないことを考えると、以前のブログで書いたような話をするのは厳しそうでした。

そして、なんかいい方法がないかは模索しましたが見つからなかったので、結果的に以前のブログで書いたような話は諦めることにしました。
とはいえ、何かしらコミュニティに関して話をしたいのは事実で、あわよくばその内容に本当に話したいことを巻き込みたいと考えていたので、テーマはコミュニティにしようというところだけとりあえず決めました。

テーマをコミュニティにするとして、次に考えたのは「自分だから話せること」というのをどう表現するか?でした。
自分は社外ではコミュニティの運営経験はなく、立ち上げた実績もありません。
長くコミュニティに関わられている方にはなく自分だけが持っていそうな特徴はなんだろう?というのを考えたとき、参加したコミュニティの数にたどり着きました。

こうして、このプロポーザルが生まれるとともに、運よくアクセプトもいただけることになりました。

準備

前述したように転職が順調にいけば12月は準備をする暇などないと思っていましたし、結婚して初めての年末年始だったので、年末年始に準備することも難しいと考えていました。

そのため、プロポーザルを出す段階で準備を既に終えることを目標にして、スライドとスクリプトを一通り完成させることにしました。
結果的に、これまで書いていたプロポーザルよりも大分具体的な話が書けて、その点はよかったです。

ただ、仕事でだいぶゆとりあるスケジュールを組んでいただけたおかげで、12月が意外にも何もできないというほど忙しくなく、準備期間が生まれました。
まあ別のことをしようと思っていた矢先、RSGTのセッションスケジュールが発表されました。

裏のセッションを見て驚愕しました。
もちろんRSGTなので、豪華な方々が裏に控えるのは当然なのですが、それにしてもこれは...笑*2

このスケジュールを見た結果、自分のセッションの期待値が自分の中で勝手に爆増し、ほぼ0から内容を考え直すことになりました。

結果的に準備していたときとそこまで大きな差異はなかったのですが、スライドを何枚も何枚も入れ替え、最後まで準備が終わることはなく、当日まで調整は続きました。

これはいつもといえばいつもなのですが、最後まで納得できる感じにはならず、今までで一番もやもやしながら当日を迎えることになりました。

当日

家庭の都合でオンライン登壇じゃないと難しそうな状況になったのですが、前日からそういう事態になったときのことを当日スタッフだった松下さんとお話できていたので、そんなに気まずさや躊躇もなく、オンラインへの切替をお願いすることができました。

発表後はあわよくば聞いてくれた方たちと話したいなーと思っていたので、その機会が減りそうな気がした点は少し残念でしたが、オンラインのほうが話しなれているので、そういった面では緊張は普段ほどはしませんでした。

内容はともかく、発表自体はそんなに自分の中でミスなくできたのもよかったです。

登壇後

発表を聞いてくれていたさわらびさんがスレッドを立ててくれて、輪読会をテーマにお話することができました!

発表後に参加者の方(特にこれまで目立ったつながりがない方)とつながる経験はなかなかできないので、まさかこんな形でお話できるとは思わず、感無量でした。
さらに、あわよくば新しいコミュニティを見つけて今度参加したい!という完全な私欲も満たされて最高でした。

何人の方には声をかけていただけるとまで言ってもらえて、そう言ってもらえただけですごく嬉しいです。(仮に忘れ去られていたとしても笑)

全体を通した感想

そんなに手応えがある感じではなかったのですが、登壇後に起きたことや登壇中のコメントが今まででダントツに嬉しくて、とっても幸せです。

コミュニティの発表をしたことで、コミュニティの素晴らしさが改めて体感できる最高のサイクルが回った感じがありました!

*1:実用性がなかったとしても聞きたい人が多いならいいと思った

*2:裏の人たちは内容を見ずにノールックで参加するような人ばかりでした笑