こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の様子
スクフェス新潟のふりかえり
スクフェス新潟のふりかえり話からスタートしました。
現地のお酒が良かったのはもちろんですが、ダニエルがすごく良かったというお話で盛り上がっていました。
ダニエルの基調講演のテーマであるethicが今の時代と噛み合っていて良かったのに加えて、ダニエル自身が現地を盛り上げようとなのか*1ガツガツ会場にいた人たちに話しかけてくれていたようで、Yoyaさんもちょっと身内で固まっていたところにダニエルが来てくれたことでコミュニケーションを積極的に取ることができたようです。
おおひらさんは、思い入れ補正も込みで、セッションの中だとダントツにあずさんと尾澤さんのセッションが良かったということで、ダニエルの話も含め、テストの話よりもメンタルヘルスの話が盛り上がったフェスだったというふりかえりがなされていきました。
また、永田さんの話も面白かったということで、メトリクスをテンションが生まれるきっかけとして捉えるというのが、とても新鮮だったと話されていました。
Markさんが発表で成し遂げられたこと
続いて、スクフェス新潟でMarkさんが発表を通して何を成し遂げることができたのか?というのを聞いていきました。
Markさんは、
- 「品質文化大事だよね、作っていこうね」という話から一歩先に進むことができた
- なぜ品質文化は目に見えないものなのか?というのを説明することができた
の2点を今回のプレゼンでは成し遂げることができたということで、今後につながっていく話ができたのではないかということでした。
ソフトウェア界隈は変化のスピードが速く、「品質文化」をはじめ、いつの間にか定義が疎かになっているものが登場していくので、定義を改めてしていくことには意義があると思っていると話していたのも印象的でした。
生き残るための品質
川口さんの話と絡めて、QAはプロダクトの品質を上げることで、究極的には市場を独占する状態を目指すような役割を担っているのではないか?という話を聞いていきました。
このようにQAの役割を定義すると、テストをすることで価値を認められてきたようなQAエンジニアの人がいた場合、その人はインセンティブの方向が合わなくなってしまうという意見も出ていて、面白かったです。
また、このあたりの話に関連する部分として、デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーではキャズムと品質をくっつけた意見(最初は魅力的品質がアーリーアダプターから支持されるが、徐々にレイトマジョリティが入ってくるにつれて魅力的品質の基準が高くなってしまい、当たり前品質として捉えられてしまう)が書かれているということで、ここから派生した話も面白かったです。
なお、Markさんが推しのLeading qualityにも、これに近い話が書かれているということで、非常に興味が湧きました。
全体を通した感想
かなりゆるゆるな会かと思っていたので、想像以上に濃い話ばかりで逆に面食らいました。
登壇者がリアルに居酒屋から繋いでいるのは初めてで新鮮でしたw
*1:ただ単に楽しんでいた可能性もあり