天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

Agile Testing Night #10 「地域コミュニティについて語り尽くす夜!」に参加してきた

wingarc1st-spqi.connpass.com

少し日が経ってしまいましたが、こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。(20分程度遅れての参加でした)

会の概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

10回目となる今回の Agile Testing Night は「地域コミュニティ」をテーマに、にしさん、安達さん、川口さん、根本さんをお迎えしたトークイベントをお届けします!
5/20,21に開催されるスクラムフェス新潟の話を皮切りに、「地域コミュニティの活性化」と「イベントの活発化」について豪華ゲストと共に深掘っていきたいと思います。

これまで北海道から九州まで全国9か所+αの地域コミュニティが活動している「JaSST」。
RSGTから始まり、大阪、札幌、三河、新潟と続々と地域の広がりを見せている「スクラムフェス」。
各コミュニティの中心人物がどんなことを語ってくれるのか?
ぜひご覧になってください!

会で印象的だったこと

RSGTから地域スクフェスが生まれるまでの流れ

RSGTが盛り上がってきた2019年、スクラム道関西の人を中心に関西の人たちがRSGTを盛り上げてくれているのを見て、「関西でもスクフェスやればいいじゃん!」となった結果スクフェス大阪が立ち上がったというお話でした。

この流れは、JaSSTの地域コミュニティが立ち上がった時の流れと全く一緒ということで、コミュニティがどんどん大きくなって盛り上がった後、他に少しずつ広がっていくパターンが一つできており、感動しました。

スクラムフェスブランド

今だと当たり前に使われている「スクラムフェスXX(地域名)」ですが、実はこれはスクラムフェス大阪が基になったという話があって驚きました。(スクフェス大阪の後の次に地域カンファレンスを開催する札幌が、スクフェス札幌という名前をつけた)

地域コミュニティが開催するスクラムフェスでは、ホスピタリティ溢れる仕掛けが数多く用意されており、RSGTとはまた違った楽しみがあるので、来たるスクフェス新潟も非常に楽しみです。

Discordをどう活用するか

アジャイル系のコミュニティは基本的にオープンマインドであり、アジャイルの発想とDiscordでオープンに話をしていく設計が合致するものの、テスト系のコミュニティは歴史も長くオープンマインドになじまない側面*1があるため、裏Discordをこっそり開催したりと、試行錯誤をしているようです。

通年カンファレンス

アジャイル系のコミュニティでは特定時期にカンファレンスを開催して、その後カンファレンスの時に使ったDiscordサーバで通年会話が行われたり、他のイベントでハッシュタグ付きでカンファレンスの話が再度語られており、通年カンファレンスが開催されている感じがあるということでした。

JaSSTでも、このようにカンファレンスを通年開催するためにはどうすれば良いか考えて、その結果毎月JaSSTをやればいいんじゃないかな、という発想に至ったということで、今では運営負荷を極限まで減らしたJaSST nanoを毎月開催しているという話がありました。

カンファレンス運営

JaSSTでは、毎年何をやめて何を続けるのか?ということをカンファレンス運営で試行錯誤しているというお話がありました。

一方でRSGTでは、何をしたら一番楽になるか?できる限り最小限のコストで運営するためには何をすればいいのか?という理念を掲げており、その理念を文章で書いて共有しているということでした。
このRSGTの話を聴いた西さんが、「文章に書いて共有する、というのがアジャイルらしいしアメリカの独立宣言との共通性も感じる」という話をしてくれたのですが、川口さんもまさにアメリカ独立宣言を見ていて似通っていると感じる場面もあるというお話をされていて、面白かったです。

会全体を通した感想

地域コミュニティの素晴らしさやそれぞれのコミュニティが育ってきた歴史を聴くことができて、最高でした。
また、teyamaguさんが様々な方から愛されていることが良く分かる会でした笑

*1:ここだけの話が出てきたり、不遇な環境を長く経験しながら日々の業務を頑張っている人が一定数いたり