天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

アジャイルカフェ@オンライン 第9回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下の質問について木下さん天野さん家永さんのアジャイルコーチお三方が回答していこうという会です。

スプリントレトロスペクティブ(ふりかえり会)を効果的に行うための手法・ノウハウを知りたいです。 (KPTが毎回同じになる、アイデアが挙がらない、効果的な問いは?)

なお、レトロスペクティブをふりかえり会というのは天野さんのこだわりがあるそうです。*1

会の様子

マンネリ防止

手法を変えない前提でいくと、奇抜なアイデアを歓迎したりグラウンドルールで意図的に制約をつけるというやり方が紹介されていました。
また、手法を変えてYWTやKPTIRKといった方法でふりかえりするのも良いのではないかということでした。

レトロスペクティブの準備

スプリントで出たデータを収集し、そのデータを元に分析することでマンネリ化を防ぎつつ、事実を元にした建設的な議論を展開するという案が挙がっていました。
ただし、参加者には準備を促してしまうと話すのが苦手な人が時間をかけて準備をしてきたり、KPTのTryありきで準備をしてしまったりといった副作用もあるので、ファシリテーターを担う人が準備を進めるということでした。

時間軸を変える

スプリントレトロスペクティブのみをやっている時は特に、近未来の視点で議論が起こりがちなので、世界一のチームに今後なるにはどうすればいいだろう?数ヶ月前と比較してどうだろう?といった具合に時間軸をずらして議論をすることが重要だというお話をしていました。

異なる観点を収集する

スクラムガイドのレトロスペクティブ部分の記述を読むことで、普段確認ができていない観点でふりかえりをするという案が挙がっていました。

そもそもなぜKPTが毎回同じになるのか

そもそもKPTが同じ結果になる原因に対してのアプローチを考えていきました。
前回決めたアクションが検査されていなかったり、問題が大き過ぎてずっと放置されているようなパターンが考えられるため、前回の続きになるようにふりかえりをしたり*2、問題を分解して小さなアクションにして次のレトロスペクティブで検査するようなやり方がアドバイスとして出ていました。

全体を通した感想

解答の角度を変えるために色々思考の工夫をされていたのが印象的でした。
また、節々で天野さんのふりかえりに対する思いやこだわりが見えたのも楽しかったです。

*1:一人でやるものはふりかえり、みんなで話してやるものはふりかえり会

*2:前回のボードを使用するなど