こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
天野さん家永さん木下さんのお三方が視聴者から寄せられた質問に対して答えていくイベントです。
今日のテーマは、「スプリントゴールどうやって決めるの?」でした。
会の様子
スプリントゴールの簡単な説明
こちらの記事をもとにスプリントゴールの簡単な説明がありました。
大枠は記事の通りなので詳細の説明は割愛しますが、「一貫性と集中を満たす」というが重要なポイントだという話が挙がっていました。
スプリントゴールの決め方
お三方がスプリントゴールをどう決めるのか?というのをお三方の経験の基に話してくれました。
- POが提案するのがポイント
- ステークホルダーにわかる形で価値提案するのが重要
- プロダクトゴール/スプリントゴール/完成の定義の3つにコミットメントしていこうというのがスクラムの原則。なので、プロダクトゴールから外れないような内容にしないといけない
- タスクにならないようにする。よく言う例だと、ケーキのスライス部分になっているように
- まったく0からのスタートの場合は、とりあえず動くものを作る、みたいなものがスプリントゴールになりがち
- 0->1の状態だと、フィージビリティの観点を持つことも多い(ただ、本来はビジネス価値にフォーカスすべき)
- 一貫性という観点だと、品質スプリントを設けたときに強く感じられたので、そういうスプリントでもいいかもしれない(開発する人/テストする人みたいなのが分かれていた時にバグが多くなってきて、開発する人/テストする人もみんなで品質を上げるためにどうすればよいのか?を考えた)
- 開発者は、スプリントゴールに対して見積もりやフィージビリティの観点でフィードバックする。その時は、「これじゃ無理ですよ」ではなくて、「こういう風にスライスしたらいいよ」みたいな形でフィードバックする
- プロダクトゴールすら見えていないような状態なら、これを達成するとどういう知見が得られるのか?をチームで話し合うのも有効
会全体を通した感想
スプリントゴールの決め方、という観点からすると少し外れているように感じる話もあったのですが、スクラムガイドや教科書的にはアンチパターン(スクラムガイドの場合は書いていない)とされているような取組の紹介があったのはかなり面白かったです。