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こちらのイベントに参加してきたので、会で印象的だったことと感想を書いていこうと思います。
- 会の概要
- マスダーさんEmiさんなべさんの話で印象的だったこと
- OSTその1(学んだアジャイルをどう説明するといいのか)で印象的だったこと
- OSTその2(きょんさんのデブサミの再演)で印象的だったこと
- 全体を通した感想
会の概要
以下のプロポーザルをマスダーさんEmiさんなべさんで話してくれた後、OSTをしていきました。
日本でスクラムを用いた開発が広まるにつれて、スクラムマスターとして働く人が増えてきています。企業としても、スクラムマスターの採用枠が増えてきています。 その結果、社会人になってすぐにスクラムマスターになる方、社会人歴の半分以上がスクラムマスターとして働いている方など、スクラムが広まる前とは異なるキャリアを歩む方が出てきています。
前例のない経歴が増えていく中で、現在スクラムマスターとして働いる方から「将来はどういうキャリアの積み方をすればよいのか?」と悩みを聞いたり、企業側としても「スクラムマスターメンバーは、どういったキャリアを積ませていけばよいのか?」と言った声を聞くようになってきました。
現在、専任のスクラムマスターとして働いている3人が、事業会社・外注・フリーランスの立場から、自分たちはどのように働いていて、今後のキャリアをどのように考えているのかを、お伝えしたいと思います。 歩んできたキャリアパス、チームとの関係性が異なる3人の視点から、それぞれの良さをお伝えします。
スクラムマスターとして働いている方やメンバーのキャリア形成でお悩みのマネージャーの方々にお伝えすることで、解決の糸口になればと考えています。
マスダーさんEmiさんなべさんの話で印象的だったこと
期待値のすり合わせ
効果的な評価や目標設定の文脈で、お互いにどのようなことを期待しているのか/期待されているのか、という部分を入念にすり合わせた方が良いというお話が出ていました。
半期に一度の評価が多いということでしたが、皆さん自分よりはるかに入念に期待値のコミュニケーションを取れている印象で、(ちょうどこの後新しいチームに異動することもあって)非常に参考になる姿勢で、真似しようと思いました。
スクラムマスターの楽しさ
お三方の話はどれも納得だったのですが*1、特にスクラムマスターという立場を通して色々な人の立場と関われる、というのは今まであまり考えたことがなかったけど面白い視点で、個人的に納得感が強かったです。
3人のかけ合い
お三方が話しつつも、お互いの意見をつなぐような形で自分の意見を話したり、お互いに質問をしたりと、働いている場所という点でコンテキストが違う三人がつながっているように見えたのが面白かったです。
OSTその1(学んだアジャイルをどう説明するといいのか)で印象的だったこと
OSTで、最初はえいみっくすさんから「学んできたアジャイルをどのように説明するといいのか?」という話を聴いていきました。
最初は「アジャイルってなんだろう?どう説明すればいいんだろう?」というスタートだったのですが、「あなたが学んできたアジャイルは本物か?」という質問やその質問をしてくれた人に対して焦点があたった話になっていき、そういった質問を受けた時にどのようにその質問を受けた人とコンテキストを合わせていくか...を話していきました。
えいみっくすさんが尊敬している方*2からの質問だったということもあって、えいみっくすさんがこの質問に対して真摯に取り組む姿を見れたのがよかったですし、こういった問いかけを定期的に自分自身に投げかける重要性を実感しました。
OSTその2(きょんさんのデブサミの再演)で印象的だったこと
なんと!デブサミの再演をきょんさんにしてもらいました!
デブサミは平日開催(しかも個人的に仕事の予定が集中している木曜日金曜日)ということもあって参加できていない上に、録画もないということで絶望していたのですが、まさかの再演をしてもらえて感動しました。
これまでのまとめなので新規性がないという前提でお話をしてくれましたが、きょんさんがこれからやろうとしている話などは知らない所もありましたし、プレゼンの質を高めるヒントをもらえたり、自分が大好きなアレグザンダーの台詞の引用を聴けたり、ソフトウェア開発のこれまでの経緯を綺麗に整理してくれたり、きょんさんが今の取り組みに至るまでの過程を話してもらえたりと、自分が満足する話ばかりで最高の一言でした。
全体を通した感想
スクラムマスターのキャリアというめちゃくちゃ面白い話×めちゃくちゃ面白い3人からスタートして、後半のOSTでは分散アジャイルチームでしか聞けないようなトピックの話を聴けて、最高の木曜日でした。