天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

ふりかえりカンファレンス2022にプロポーザルを出した

ふりかえりカンファレンス2022にプロポーザルを出しました!

confengine.com

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プロポーザル概要

以下、プロポーザルのAbstractから引用です。

“どんな道をだどったにせよ、当時の知識・技術・能力・利用可能なリソース・状況の中で、みんなができる限り最高の仕事をしたはずです。それを心から信じます"

Norm Kerthの最優先指令は、誕生してから21年が経った今なお定期的に取り上げれれる台詞であり、ふりかえり手法の一つにもなっています。
自分自身も非常に強く共感している台詞の一つであり、定期的に思い返し、Retrospectiveを実施する際は勿論、仕事をチームで進める上で意識し続けています。

本セッションでは、この台詞が登場した、Retrospectiveの原点と言えるProject Retrospectivesの本を読み解きながら、本で紹介されているRetrospectiveの意義やRetrospectiveを効果的に進めるためのコツを参加者の皆さんとふりかえっていきたいと思います。
また、セッションの後半では、自身がProject Retrospectivesで特に共感している点を紹介しつつ、Project Retrospectivesではあまり触れられていないRetrospectiveを効果的に行うための観点(Project Retrospectivesにプラスしたいと個人的に考えている観点)についても言及します。

Retrospectiveを原点から見つめ直すことで、参加者の皆さんがより効果的にRetrospectiveやふりかえりを実践するためのヒントになれば幸いです。

プロポーザルを出すに至るまで

ふりかえりカンファレンスは、昨年自分が初めて発表をしたカンファレンスで、昨年色々と挑戦できた原点でもあったので、今年もできればプロポーザルを出したいとは思っていました。
しかし、1月はRSGTを中心にかなり忙しかったこともあって、プロポーザルを考える余裕もなく、ちょっとプロポーザル出すのは厳しいかな...という状況でした。

ただ、思いがけずプロポーザルの提出期限が伸びたこともあって、プロポーザルを考える余裕ができ、これは出すしかない...!という想いで出しました(超ぎりぎりでしたが...)

テーマについて

昨年自分が色々と挑戦するための原点になったカンファレンスということもあり、今回も何かしらチャレンジができればと思いました。
そこで、できる限りチャレンジできそうなプロポーザルを...という風に考えた末にできたのが、このプロポーザルでした。

具体的にチャレンジしたポイントとしては、以下の通りです。

  • 初めての45分セッションであること
  • 自分個人の経験を話す形式ではないこと
  • テーマの中心に本を据えていること(それもレトロスペクティブのバイブルともいえる古典書を置いていること)
  • 参加者とインタラクティブ性をこれまで以上に高めようと試みていること

何かしらふりかえりに関する本を基軸にプロポーザルを書きたいというアイデアがまず出てきて、その後ふりかえりに関する本で自分が読んだ20冊程度の中からどの本を基軸にしようか悩んだのですが、どうせやるなら(個人的に)原点だと思えるような本にしようと考え、Project Retrospectivesを選びました。

おわりに(意気込み的ななにか)

まず、いつも通りそもそも採択されるかが分からないので、採択されることを願って待ちたいと思います笑(likeも是非お願いします!)

採択されたら、自分がまず楽しむことを意識して、Project Retrospectivesの魅力が伝わるような、そしてセッションを聴いた人がふりかえりを前に進める手助けになるようなセッションになるように、準備を進めていきたいと思います。