天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

「アジャイル開発に必要なことは、全て漫画の中にあったLT大会」に参加してきた

connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の概要

漫画とアジャイル愛する人達が、アジャイル開発に紐付けて漫画を紹介するLT大会です。

会の様子

tuneさん: 医龍

シビアな医療現場を例に、「アジャイルといっても個の力が必要なのは絶対条件だ」「現状維持で満足しているようではだめだ(現状維持は停滞だ)」「プレイングマネージャーしているから腕が鈍っていないと満足していてはだめだ」といったような皆にぐさぐさ刺さるような発言を次々と繰り広げていくtuneさんらしい発表でした。

nemorineさん: 空挺ドラゴンズ

続いて、根本さんから発表がありました。
個の力は前提としつつも、根本さんはチームの結束の重要さ、勇気を持って難しいことに飛び込んでいく大切さ、とったような、チームでいかに助け合うのかというのをアジャイル開発で大切なこととして挙げてくれていました。
tuneさんからの根本さんという流れがとってもよかったと思います。

しっかりと札幌オチ(?笑)もついていてさすが根本さんでした。

TAKAKING22さん: 葬送のフリーレン

アジャイル開発にも漫画にも、荒廃した世界から平和を取り戻した物語を求めがちだけど、実際は荒廃した世界のあとに物語は続くし、その物語にも価値があるというお話を葬送のフリーレンからしてくれました。
そのほかにも、「その人が優秀かどうかは関係なく、できない言い訳を作らないで問題に挑んだかどうかの差だと思う」という話や、「変なこと言ってくる人が来たらあー良く分からない人来たな、と思っておけば大体OK」という話など、及部さん節前回の発表でした。

Tommy109さん: 宇宙兄弟

締め切り駆動開発がうまくいくための難しい条件を敢えて提示することで、アジャイル開発の有効性を提示してくれた後、Tommyさんが個人的に大事だと思っていて宇宙兄弟にも描かれている"熱量"や"チームメンバーだけではなくてチームの周り全体を大切にする大切さ"などを語ってくれました。

手を抜いたといいつつ、構成が綺麗にまとめられていて、Tommyさんらしさをまたしても実感する発表でした。

takigawa401さん: BLEACH

これまでと違って、漫画の構成からアジャイル開発のコンテキストに近づけるのではなく、XPの文脈から"勇気"や"覚悟"を語り、LTらしく急激に話を展開させながら、滝川さん自身の熱い想いを名台詞とともにがつがつ語ってくれる何とも滝川さんらしい発表でした。
漫画の内容やアジャイル開発との共通点だけにフォーカスするのではなく、著作権の話をしたり、「とりあえず漫画全巻読め」という力強いメッセージ(?)を送っているのも面白かったです。

terahide27さん: 食戟のソーマ

食戟のソーマをはじめ、てらひでさんが好きな漫画を導入で語った後、他の人以上にシーン+アジャイル開発との共通性を細かい単位で挙げてくれて、アジャイル要素がめちゃくちゃある漫画だというのが伝わってきました。

TDDを中心としたテスト成分も多めな発表で、てらひでさんがTDD好きなのが分かるような発表でした。
最後のどんでん返しから、アジャイル開発に必要なことは、全てアニメの中にあったLT大会の誕生が予感される発表でした。

KazuhiroNiwayaさん: 彼方のアストラ

スウォーミングとふりかえりの重要性をこれまでとは違ってしんみりとしたトーンで語ってくれる発表でした。
庭屋さんということでスクラムとの関連性を特に重点的に説明してくれて、プロダクトゴールが効果的に作用する様子やふりかえりの重要性...漫画の考察がこれまでの発表以上に深い印象を受ける話で、面白かったです。

mark wardさん: 恋は光

オオトリはMarkさんでした。*1
Markさん節全開の前置きからスタートして、「これはアジャイルの話なのか...?」「一体どこに着地するんだ...?」「恋とはなんなんだ...?」という若干のドキドキ感とMarkさんなら見事に発表を着地させてくれるだろうという期待感を抱かせながら話を聴いていきました。
はたして、最後はThe Heart of Agileに結び付かせるという壮大な着地が見れて、満足しましたw

Closing keynoteワールドトリガー : bayashiさん~

最後にbayashiさんから、Fearless Changeのパターンがワールドトリガーの中でどのように実践されているのか、というのを話してくれました。
本家のFearless Changeは何回か読みましたが、本家のFearless Changeよりも納得感がある(ぐっとくるような)パターンを適用したストーリーが幾つも展開されていて、closing keynoteらしいえもさも溢れる発表でした。

全体を通した感想

めちゃくちゃ楽しかったです。
漫画の内容が面白そうなのは勿論ですが、発表者の皆さんの個性が随所に出ていて、皆さんの考え方や皆さんが大切にしたいことが漫画の台詞や描写を通してひしひしと伝わってくるのが個人的には特に最高でした。

*1:先週の葛飾で次の人が困るような発表になることを予測していたので最後になったのでしょうか...笑