少し時間が空いてしまいましたが、こちらのイベントに参加してきたので、会の内容と感想を書いていきます。(途中までリアルタイムで聴いて、途中からはYoutubeLiveのアーカイブで聴いていきました)
会の概要
チームビルディングをテーマに、どうやって新しいメンバーを受け入れるか、またはどうやると新しいチームにスムーズに入っていけるか、というのを考えていこうという会です。
最初に
会の様子
木村さんのLT~アジャイルとチームビルディング~
アジャイルの文脈でよく使われるチームビルディング手法の内容と目的について整理してくれた、分かりやすい発表でした。
単なる手法の紹介に終わらず、アジャイルコーチの木村さんが現場で実際にどんな形式で行ったのかの実例が紹介されていたのが、良かったです。
チームビルディング手法はレトロスペクティブの時間でやることもあると話していて、チームビルディングとふりかえりの親和性を改めて実感しました。
質疑応答では、リモート前提でのチームビルディング手法や雑談の話が繰り広げられていて、こちらも面白い話でした。
前田さんのLT~大学生開発チームが機能するまで~
受託開発をする企業の中で、大学生だけの開発チームが機能する仕組みと、どのような環境だったのかについて発表がありました。
金銭的報酬が社会人ほどはない環境下でも、純粋に開発したいという気持ちや、プロダクトのビジョンという形でチームが繋がっていて、経験の浅さなどをカバーしてプロダクトを作り続けるという話が興味深かったです。
前田さんのキャラクターと発表のエッジの効き方が良くて、記憶に残る発表でした。
はちさんの発表~妄想ジャーナリングのススメ~
「直感と論理をつなぐ思考法」という本にある、妄想ジャーナリングの紹介と、この効用について発表してくれました。
自分は妄想ジャーナリングの存在は知らなかったのですが、はちさんが言うように雑談の種にもなりそうですし、普段抱えている制約条件を外して思考実験をすることで、チームメンバーの価値観理解やチームの目標の共有に繋がるかもしれないと思ったので、自分も是非一度やってみたいと思いました。
なの太さんの発表~何を作るか知ること、そしてそれを完成させられること~
なの太さんが考える強いチームの定義についてや、強いチームになるためにどういうことが必要なのか、というのを話してくれました。
個人的に共感できる内容が多かったのですが、特にチーム全員の共通認識を作るためにされている工夫の話が印象的でした。
チーム全員で集まってプランニングポーカーしよう!みたいな話ではなく、熟練者だけで集まって見積もりした方がチームにとって良い状況になることも多いと話をしてくれていて、理想論を突き通すのではなく、現実解をその場その場で考える重要性を実感しました。
小島さんの発表~リモートワークで楽しく開発するためのチームビルディング~
まず、楽しく開発するためにチームビルディングをするという発想が素敵でした。
発表は、楽しく開発するために明日からでもできそうな行動を10個発表してくて、どれも印象的だったのですが、自分は特に、冗長なコミュニケーションを有効に活用する話が面白かったです。
自身の職業が、名刺上はコンサルタントとなっていることもあるのか、冗長なコミュニケーション=悪いもの, 避けるべきもの、と考えてしまいがちなので、バランス感を取り戻すことができたような感覚がありました。
全体を通した感想
発表者それぞれの個性が出たLTを聴くことができて、面白かったです!
司会進行もスムーズで、発表に対しての質問も発表の理解を深めてくれるような質問が多くて、ありがたかったです。
運営の方々、登壇者の方々、どうもありがとうございましたー!