一昨日昨日に続き、今日もテストの話を書いていきます。
今日は、自分が丁度一週間で読んだ、テストの入門書たちの感想を書いていこうと思います。
読んだ本
知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト
- 作者:高橋 寿一
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
個人的には入門書の中でNo.1の本。昨日感想を書きました。
マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん
マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん Vol.1
- 作者:松谷 峰生
- 発売日: 2020/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
漫画ということもあり、読みやすさは断トツでした。
本も薄く、THE・入門書という印象でしたが、Myersの三角形やソフトウェアテストの7原則については抑えられていましたし、AIをどうシステムテストしていけばいいかや探索的テストで如何にして探索してバグを見つけるか、といった内容の記載もあり、学びも多かったです。
とはいえ、さすがに掲載されている知識量は、他の入門書には劣っています。
ソフトウェアテスト入門 押さえておきたい<<要点・重点>>
テストの種類、テスト技法、テスト設計のやり方、テスト仕様書の読み方&書き方、テストスキルアップの方法(テストエンジニアとしてのキャリアパス)...基本が丁寧に抑えられていたのが好印象でした。
テストの基本知識が一番体系的に整理されてまとまっていた本だったのかな、と思います。
一方で、内容が古い気がする点(2008年出版)や、解説の分かりやすさとしては他の入門書と比べると及ばなかった点は、少しだけ残念でした。
[改訂新版]マインドマップから始めるソフトウェアテスト
マインドマップをソフトウェアテストに活用するイメージが持てていなかったのですが、テスト設計/テスト実装/仕様分析、更にはテスト計画という所までマインドマップが使えることを知って驚きました。
そして、マインドマップを使って実際に自分でもテスト設計してみたのですが、これが想像以上に楽しい...!
テストに対して、退屈な作業でマイナスのイメージが先行しているような人は、是非この本を読んでみるのがお勧めです。(過去の自分がまさにマイナスのイメージをテストに持っていたので、自信を持ってお勧めできます!笑)
ただし、これは個人の環境の問題もありますが、いきなり「マインドマップを使ってテスト仕様書とかを書いてみたい」と話しても、許可はまずもらえないと思うので、現場ですぐに使えるかというと微妙だな、という感想は持ちました。
まずは、これまでのようにテストを実施する傍ら、マインドマップを書きながら使い方を練習し、ある程度上手く使えるようになってきたら(これまで書けなかったようなテストケースが書けて来たら)、マインドマップの導入を進めていく形がいいのかな、と思っています。
前述したように、マインドマップを書くのは楽しいので、練習がそこまで苦にならなそうな点がありがたいです。
今後どう勉強していくか
参考文献を読み漁る
まずは、テスト上級者の方々が読んでいた本を自分も読んでいこうかな、と思っています。(参考記事・関連記事に詳細は記載)
量もさることながら、ここから一段階も二段階も勉強する内容のレベルが上がっていくと思うと、中々気が遠くなりはしますが、テストの勉強が楽しい今の気持ちを大切に、自分のペースで勉強していければいいなーと思います。
イベント参加
テスト関連のイベントにも積極的に参加していこうと思います。イベントに参加したら必ず、感想と学びをブログ(Public)とMarkdownファイル(Private)にまとめる習慣は継続していきたいです。
JaSSTやWACATEといったシンポジウムやカンファレンスも気になっているので、前向きに参加を検討します!
本業(仕事の現場)
本業でも、テストの仕事を積極的に実施していきたいです。
ただ、最近はソフトウェア開発以外の仕事も増えていく予定なので、中々テストをがっつりやるのは難しいかもなあ...という気は残念ながらしています。
勉強のために、他の人が作ったテストを見てみたり、テストを実施する人とコミュニケーションを取ってみたりするだけでも力になると思うので、できる限り知識を実際に現場で使えるようにしていきます。