天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

「RSGT2021オンライン鑑賞会」に参加してきた

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アジャイル札幌が主催している「RSGT2021オンライン鑑賞会」に参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の概要

RSGT2021のセッションを皆で視聴しよう、というイベントです。
第一回の今日は、平鍋さんのセッション(野中郁次郎スクラム再訪問)と野中先生のkeynoteを見ようという会でした。

視聴会の様子

セッションを聴いて皆さんそれぞれが感想を書きながら、個人個人が気になった内容をMiroに書いていきました。
途中途中の平鍋さんの言葉から、平鍋さんの野中先生への愛を感じました。

ディスカッションの内容

クリエイティブ・ペアってどういう条件が揃うと発生するんだろう?

  • 忖度しないこと
  • 目的レベルで合意していること
  • お互いが言いたいことを言えること
  • お互いを認め合うこと
  • 夫婦関係

等々、様々な意見が挙がりました。
自分は、野中先生が笑い話で言っていた「私は感覚派だけど竹内さんは論理派だから一緒にいたくないんだ」という発言から、相手を自分とは全然違う性質を持っている人だと認知できていると、相手を認めやすくなる*1みたいな話なのかな、と思っていました。
Akiさんが言ってくれていた「その人とできた関係性について、どういう意味づけをしていくのか、意図的な協働関係を築くことができているかどうか、が大切」という話が個人的には一番心に刺さりました。

人との関係性の話

クリエイティブ・ペアの話から発展して、次第に人間関係の話になっていきました。
同じことを言われてるのに、イライラする人と納得する人がいるよね、という話から始まり、その違いは何だろう、どうしたら会社の他人と良好な関係性を築けるんだろう、という話をしていきました。
人間同士なんだから、お酒飲んでべろべろに酔うまで徹底的に語り合って背中を付け合わせて戦えるかを確かめよう、という野中先生を彷彿させるような人間臭い話から、シャノンの情報学やロバートフリッツの最小抵抗経路という学問的な話まで、多種多様な観点から人の関係性について語りました。

その他~イベント終了後~

その他、スクラムが日本で浸透しにくい理由や、野中先生のスライドにあったマッハの自画像の話についても語りました。
いづさんが進行してくれていたのですが、めちゃくちゃ上手で、落ち着いて聴くことができました。
また、イベント終了後は、平鍋さんが海外で基調講演した時の話をしてくれて、裏話も含めてたっぷり平鍋さん節で話を聞くことができまいた。
そして、23時位からの1時間は、各々が想う人生と仕事の折り合いの話を、Zoomに残った人が一人一人していくというのをしたのですが、皆さんの話が素敵な話すぎて3回涙が出ました。
自分も、皆さんに話そうと言語化する過程で、今の自分の原動力が何かを自分自身で改めて理解できたので良かったです。(自分の前に話す皆さんの話がいい話過ぎたのと、普段顔を出したり声を出して話す機会がオンラインでないので、大分緊張しましたが笑)
重鎮の方々にお褒めの言葉をいただけて、素直に嬉しかったです!
23時までにしましょうね、と言っていたのに大幅にタイムオーバーしてしまったのですが、残っていてよかったな、と思える会でした。

全体を通した感想

平鍋さんの登場もあり、盛り上がっていました。
昨日の分散アジャイルチームの会に続き、RSGTを多数の皆さんと視聴することができて楽しかったです。*2
野中先生のセッションも平鍋さんのセッションも、何度聴いても勉強になるなあ、と思いながら聞いていました。
平鍋さんのセッションは一度見返していたのですが、野中先生のセッションを聴いた後に平鍋さんのセッションを聴くとまた新たな発見があり、その平鍋さんのセッションを聴いた後に野中先生のセッションを聴くと、内容の理解がまた深まって、一人で勝手に感動していました笑
また、個人で見返している時は倍速で聞いているのですが、等倍で聞いた方が、その場の空気を感じられたり、セッションに対するのめり込み具合(?)が大きいな、という気付きもありました。
次回も楽しみに待っています!

*1:逆に、似ている相手だとずれがあった時に「なんで自分と同じこと思ってくれないんだろう。。」みたいに思ってしまう

*2:参加者の皆さんに、見慣れてきたような方々が多い気がするのは気のせいでしょうか。。笑