今日はこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。(参加者がなんと839人!!すごい...!)
会の概要
以下、Connpassのイベントページから抜粋です。
『アジャイル開発とスクラム第2版』(翔泳社刊:4/7発売)の刊行記念イベントを開催します。
第1部では、著者の野中郁次郎氏と平鍋健児氏による「今こそ必要な実践知リーダシップとスクラム」をテーマに対談を行います。
野中郁次郎氏によるアジャイルとスクラムの普及に対する2021年現在の見解と、これから実践しようとしている企業リーダー層に向けてメッセージをお送りします。
第2部では実際にアジャイルを取り入れた国内企業の方々を交えてパネルディスカッションを行います。
手法の導入から実践に至るまでの経緯や直面した苦労、その後の変化などについて語っていただきます。
会の内容
オープニング
今日の会の諸注意や、「アジャイル開発とスクラム」書籍が刊行されるまでの流れの説明がありました。
◆読んだ感想
第一部~今こそ必要な実践知リーダーシップリーダーシップとスクラム~
野中先生と平鍋さんが、「今こそ必要な実践知リーダーシップリーダーシップとスクラム」というタイトルで講演をして下さいました。
こちらはイベントの諸注意で、本イベント参加者のみ聴くことができる内容ということだったので、内容や感想については本記事では省略しようと思います。
参加者だけがきける野中先生の生講演を聴くことができて良かったです!
第二部~日本企業が取り組み始めたアジャイルの実態~
アジャイル開発を実際に現場で取り組んだ事例を書籍で記載してくれた方々が、パネルディスカッションという形で、お話をしてくれました。
パネルディスカッションは以下のようなテーマをディスカッションしていきました。
- アジャイル開発をしていて「これはうまくいったな」って思った瞬間はいつですか?
- スクラムがうまくいった最大の要因はなんですか?
- 会社で味方を作るのはどうやっている?
- 何でも自由に変えられるとしたら何を変えますか?
- 野中先生の話の中で心に残ったことは?
- アジャイル開発は好きですか?
この中でも特に、「会社で味方を作るやり方」というのは興味があるけどこれまで聞いたことがないテーマで、新鮮でした。仲間を新たに作るというのは皆さんかなり苦労されているような印象を受けましたが、蜂須賀さんから、「一人でスクラムをやってみて、興味を持って集まる人を仲間にする」という話が出ていました。
他人に注目するのも勿論大事ですが、やっぱり自分がいきいきと行動することが大切なんだろうなあと感じました。
また、「何でも自由に変えられるとしたら何を変えますか?」という話では、KDDIの佐野さんから、週2~3日は案件開発ではなく勉強をしたい*1という話がありました。
既に週一日は勉強に充てているということでしたが、それでもスピード感が足りないという話を佐野さんが言っていて、勉強して獲得できる知識を自分が思っていた以上に大事にされていたことに驚きました。
全体を通して、ユーザも開発者も、問題に対して全員が向かう姿勢を作れることが成功の秘訣なのかな、と思いました。
及部さんがパネルディスカッションの進行をしてくれたのですが、テーマもあまり聞かないものであったり、ありきたりなテーマかと思いきや変化を加えてくるものがあって、最高に楽しかったです。
クロージング
平鍋さんから締めの言葉をいただきました。
平鍋さんの人間性が溢れる、ちょっとじーんと来るような話が聴けて良いクロージングでした。
全体を通した感想
野中先生の力強いお話を聴いた後に、面白いパネルディスカッションを聴くことができて、参加できて本当に良かったです!
申し込んだ時から楽しみにしていたのですが、期待以上に楽しむことができて、元気ももらえる素晴らしい会でした!
*1:勉強をもっとしないと、周りのスピード感に取り残されてしまう気がしている