天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

話をするスピードについて

先輩にネガティブフィードバックを懇願した所、「話すスピードが速いのでゆっくり話してほしい」「情報をシェアする技術を身に着けてほしい」「局所的に、"俺についてこい"という姿勢を示してほしい」という貴重なフィードバックをいただくことができました。(ネガティブフィードバックを受け取れる数少ない方なので、感謝しかありません)
今日はこの内の「話すスピードが速いのでゆっくり話してほしい」について、考えていこうと思います。

話すスピードが速いの定義

あんまり科学的根拠はなさそうですが、1分間に300文字というのが一つの目安のようです。
自分の話すスピードを計測してみると、1分間に331文字だったので、やはり結構早口なようです...

・【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―

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話すスピードが速いことによる問題

幾つかの文献を探してみた所、以下の問題がありそうなことが分かりました。

  • 聞き手が話者に対して情緒不安定な印象(焦っている, 不安が表面に出ている)を持ちやすくなる
  • 聞き手が話者に対して協調性がないように感じやすくなる
  • 聞き手が話者の話を分かりにくいと感じる確率が高まる
  • 聞き手を話者の話を聴いて興奮する(疲れる)

◆参考文献

・発話速度と声の高さが特性推論に及ぼす影響

https://www.jstage.jst.go.jp/article/oushinken/45/1/45_15/_pdf

・授業における講師の話速と学生の理解度に関する研究 

http://www.toyoeiwa.com/publication/pdf/yanagisawa/2009_yanagisawa-kunimatsu-fukuma.pdf

・声の高さと発話速度が話者の性格印象に与える影響

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/75/5/75_5_397/_pdf

話すスピードが速いと良いこと

上記に記載した文献によると、話すスピードが速いと良いこともあるようです。具体的には、

  • 聞き手が話者に対して聡明な印象を受ける
  • 聞き手が話者に対して外向性が高い印象を感じる
  • 聞き手が話者の知的好奇心を高く評価しやすくなる

が良いこととして挙げられていました。

話すスピードの使い分け

話すスピードが速いことは悪いことだと思っていたのですが、良い面もあるのは意外でした。
勿論話が速すぎるのは問題ですが、場面ごとに使い分けできるのがベストな模様です。
なので、話すスピードが速いとまずい場面/話すスピードが速くても問題ない場面を考えていきます。

話すスピードが速いとまずい場面

まず、ある程度顔が見知れている人(チームメンバーや友人)との会話では、話すスピードが速いと問題がありそうだと感じました。
チームメンバーや友人に不安や疲労を感じさせてしまうと、チームメンバーのパフォーマンスを下げてしまうことに繋がる場合が多そうです。
また、障害対応中をはじめとした温度感が高い顧客を相手に会話する時も、不安を煽ったり興奮させてしまうと問題になる場面が多そうです。

話すスピードが速くても問題ない場面

聡明で外向性が高いと思ってもらうことで話の信頼性も増すので、大多数の人が自分のことを知らないスピーチでは、多少話が早くてもそこまで悪い印象を与えにくそうです。
同様の理由で、顧客の運用&保守サポートをする時も、ある程度話が速くても問題なさそうです。

話すスピードをどうやってコントロールするか

これは、地道に特訓していくしかないですね。。
気を付けながら話をしつつ、自身の会話を録音&1分間の文字起こしをして、話のスピードを定量的に計測して改善していこうと思います。
また、元も子もないですが、いくら話すスピードに気を付けても話が分かりにくければ本末転倒なので、あくまでも話が上手になるための補助的な因子の一つであることを忘れないようにしたいです。