天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

「アジャイルコーチ x コンサルティングファーム」に参加してきた

taco.connpass.com

今日はこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の概要

以下、Connpassから引用です。

日本における急速な環境変化の中、アジャイルでの迅速な意思決定と着実な実行がかつてないほど重要になってきております。そして企業への課題解決を目的とするコンサルティングファームでも、アジャイルソリューションを提供できるか否かがパートナーとして必要とされるためには不可欠となってきております。

今回はその中でも要となるアジャイルコーチがどういった仕事をしているのかをQAセッションを中心に具体的なプロジェクト内容・働き方・キャリアパスのほか、やりがいやインパクトを感じる瞬間など、現役のコンサルタントがご説明します。ぜひ多くの皆様のお申込みおよびご質問をお待ちしております。

会の様子

コンサルティングと他業態におけるアジャイルコーチの一番の違いは?

業態が多種多様であることや、アジャイルコーチだけがアジャイルを支援するのではなくてコンサルタントと一緒にアジャイルを支援する点が違うのではないかというお話がありました。
イベントの中でも、銀行のクライアントの話が挙がっていましたが、ITを全然知らない人たちをアジャイルにしていくことを手助けしていくのは、コンサルティングファームならではで、面白そうでやりがいがありそうな仕事だなあ、と思って聴いていました。

コンサルティングファームで活躍している人のバックグランド

アジャイルにおける知識は勿論ですが、これに加えてプロジェクトマネージャーの経験やSM&POの経験、クリティカルシンキングといったフレームワークを幾つも適切な場面で使えたりする能力、あとはアジャイルに関連する資格を幾つか持っていることなどもバックグラウンドとして持っている人が多いということでした。
また、開発経験はない人もいるということでした。(開発経験があるのは勿論プラスになるものの、別の分野のスキルがあることがプラスに作用することもあるので*1、あってもなくてもいいと話していました。)
あまりシステム開発の経験がない人もいるというのは、意外でした。

アジャイルコーチとしてPJに入る時に気を付けていることは?

顧客の仕事をよく理解し、本に書いてある進め方やアジャイルのプラクティスを押し付けるのではなく、顧客のコンテキストに合わせて顧客のトランスフォーメーションを手助けすることが大切だという話がありました。
徹底的に現場に入り込んで、顧客以上に顧客の仕事を理解しようとしている姿勢が、すごくマッキンゼーさんらしいな、と思いました。

コンサルティングとしてどこまでサポートするか?コンサルタントが離れてすぐに機能しないアジャイルになることは多くないか?

Do Agileにしないように、Whyを説明することに気を付けているという話がありました。
また、コンサルティングした後にも数人のサポートをつけているということでした。

アジャイルコーチの評価は?

純粋に、顧客にどれだけのビジネスインパクトがあったかを評価するということでした。ビジネスインパクトの指標例としては、この前の質問で、リードタイムや従業員のエンゲージメントを挙げていました。

プロジェクトチーム内で他分野の人とどう折り合いをつけているか?

この質問のタイミングで電話が来てしまっていて、あまり聞けていなかったです。。
最後の方の話を聞いた限りの理解だと、その前の質問で、クライアントの仕事を深く理解するという話があって、これに近い話をしていたのかな、という気がしました。

クライアントの文化を変えるのに有効だったアクションは?

トップマネジメントの考え方を変えることや、現状の可視化をして、何が本当に重要かを洗い出していくという話がありました。
また、アジャイルになったことによって出た結果を、全体に共有するのも効果があったということです。

クライアントによってアジャイル導入のスピード感は違うか?

やはり、銀行とIT業界では、アジャイル導入のスピード感に差があるという話でした。(IT業界の方が速い)
また、同じ業種でもPJによって全然違うという話はありました。

アジャイルを取り入れないことはあるか?

同じことを何度も繰り返す作業はアジャイルを取り入れず、自動化しているという話がありました。

日本と海外でアジャイルの普及度に差があるのはなぜか?

タイムボックスの意識が海外だと強いこと、ダイレクトコミュニケーション(素直に忖度せずにお互いが物を言える関係)が海外だとしやすいこと、ヒエラルキーが海外の方がないこと、成功事例がなくても海外だと挑戦を積極的にすること、などがあくまでも個人的な意見として挙がっているということでした。

会の感想

母国語が日本語ではなく普段は英語でコミュニケーションを取っているということでしたが、一つ一つの質問に対して一生懸命回答をしてくれているお二方の姿が印象的でした。

コンサルティング業種でアジャイルコーチをしている方の話を聞くことができる機会は貴重だったので、今回のような機会を作ってくださったTACOの方々に感謝したいです。

*1:IT業界じゃない業界では、IT業界の例でしかアジャイルを説明できないと逆に伝えるのが難しい