こちらのイベントに参加登録だけしてアーカイブ動画を見たので、感想を書いていこうと思います。
会の概要
以下、connpassのイベントページから引用です。
今回のテーマは『期日じゃなくて優先度を決めろ!悩めるスクラムマスターの本音』です。
「開発はアジャイルでやってます!」「スクラムやってます!」 巷でよく聞くワードですが、そもそもスクラムってなんなんだ!何をもってスクラムとするのか?などなど、悩みの尽きない方はいらっしゃいませんか?
今回は、弊社のスクラムマスターが何をやっているのかをいろいろ聞き出しちゃいます!
(2022/01/26 17:01追記: タイトルで「優先度」となっていますが、内容の意図としては「優先順位」になります。)
会で印象的だったこと
プレッシャー(期待)との闘い
SMの悩みとして、外部からのプレッシャー(期待)との闘いが挙げられていました。
既存機能のリプレイスプロジェクトにSMとして入ったということですが、プレッシャー(期待)がかなり強く、速いスピードでのリリースを期待され、コミュニケーションをお互いに取っていくのに苦労したということでした。
期日よりも優先順位を決めた方がいい
期日を決めると、人の入れ替えが発生したり*1並列作業が発生したりする*2せいで、コンテキストスイッチが大量に起きてしまい、結果的に期日を決めた時よりも期日を決めずに仕事をした方が早くなるという話が出ていました。
そのため、期日ではなく、何を最初にやるのかやどの仕事の優先順位が高いのかをまず決めると良いと思うという話が出ていました。
とはいえ、ドメインの都合(例えば決済日が~にあるなど)とかもあって期日を決めないといけない場面も存在するため、そういったときはスコープを調整して対応するようにするということです。
付箋を使わなくてよかったこと
スクラムだと付箋を使用する機会が多いと思いますが、目が見えない人がいるといった事情もあって付箋を使わないようにした結果、議論の過程が正確に残るようになったり、分かりやすく話をするスキルが上がったりと、様々な効果があったということでした。
DevとSMの兼任が100%悪いわけではない
DevとSMの兼任はアンチパターンとされていますが、ふりかえりの際にどのDevメンバーに話をよく聞くといいのかだったり、Devならではの視点でファシリテーションができたりと、決してマイナスイメージばかりではないというお話が出ていました。(一方でアンチパターンたる所以も感じる場面はあったそうです)
全体を通した感想
アフタートークに参加していないこともあって、悩みを聴くというよりは実際にやってみて感じた話を聴くようなイメージでしたが、リアルな現場の話が聴けて楽しかったです。
付箋の話は、制約が加わったことによって新たな発見が生まれたり普通にはないような仕組みができたりする例の一つなんだろうなあと思い、面白かったです。