天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

チームラーニングをやってみた

先日、チームが再編成されるタイミングでチームラーニングをやってみたので、感想を書いていきます。

 

チームラーニングとは

チーム内の相互理解を深め、各々のチームメンバーが働きやすい環境を作ることを目的にしたアクティビティです。(マッキンゼーでは、チームが発足するタイミングで行われているらしい)
以下の記事に詳細がまとまっています。

note.com

チームラーニングをやったきっかけ

チームが入れ替わったタイミングで入ってきたメンバーに対して、凄く気を遣う毎日が続いていて、精神的にしんどいという悩みを別会社の友人に話した所、チームラーニングの存在を教えてもらいました。(人に物事を伝えるスキルだったり傾聴スキルは大分鍛えられたので、悪いことばかりでは勿論ないです)
是非やりたいと思ったものの、チームが入れ替わったタイミングで、インセプションデッキの実施をメンバー全員に強く断られたという背景があり、どう提案するか悩んでいました...
そんな中、奇遇にも社内の別チームでチームラーニングを実施して効果を実感された方が現れ、その方を起点にして、メンバーの一人がチームで実施してみることを企画し始めてくれました。*1
ここに、チームに新たにメンバーが加わるというタイミングも重なり、チームラーニングを実施する流れとなりました。

実施内容

以下の5項目をそれぞれが事前に記載し、2時間(1時間×2回)かけて全員の前で発表し合い、発表後は質問を投げかけ合いました。

  1. 働き方の好み
  2. コミュニケーションの好み
  3. 自身の強み
  4. 本PJを通じ達成したいこと
  5. チームメンバーにお願いしたいこと・知っておいて欲しいこと

チームメンバーからの感想

反応は人それぞれでしたが、*2ネガティブな反応は出ておらず、概ね満足しているように見えました。

  • 自分自身を見つめ直すきっかけになった
  • 普段言いたかったけど言えなかったことが言えて良かった
  • 他の人の見え方がいい意味で変わった
  • メンバーそれぞれが言語化してくれたことで、メンバーの個性を認めやすくなった
  • コストを殆どかけずにできたのが良かった
  • お互いのことを知らない状態でやると、効果がさらに高いかも(社内の誰もが見える場所に置いておこうという話になりました)
  • お互いのことを知らない状態でやる場合、自己開示できるかは自信ないので、ある程度信頼関係を構築した後の方がいいかもしれない
  • 予想していた回答が殆どで目新しい情報はなかったが、言語化できたのは良かったかもしれない
  • 今後につながるのかというと今一つ実感は持てない。何となくつながる気はする

個人的な感想

実施して良かった点

自己開示ができたのが一番良かったです。
また、質問も投げてもらえたことで、自分自身が言語化できていなかった部分については言語化を手伝ってもらえて、自分自身を見直すきっかけとなりました。
また、短時間で実施できたのも良かったです。

次回以降にチャレンジしたい点

チームラーニング実施後に、そういえばあれも言っておけばよかった...と思い出したものも幾つかあるので、アップデートする機会が欲しくなりました。
チーム全員が見える場所に実施結果を貼り、定期的にアップデートできると良いのかな、と思いました。

*1:企画し始めてくれたメンバーは、自分がインセプションデッキをチーム全員に断られた後に入ってきたメンバーで、こういったアクティビティに積極的&自分よりも物事を伝える技術が高いメンバーでした

*2:ポジティブな反応をしてくれた方も、ニュートラルな反応をしている方もいた