天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

2022年12月のふりかえり

2022年12月のふりかえりをしていきたいと思います。

転職先一ヶ月目を過ごした

12/1から入社した転職先の一ヶ月目を過ごしていました。

12/1という日付でいうと、年末年始をすぐに挟んだり年末調整が面倒だったりと、色々転職する月としては微妙だったのかなと思っていたのですが、忘年会のタイミングで色々な方と顔合わせができたの非常に大きくて、いい月に転職できたかも知れないと感じました。
また、年末年始を挟んだことでしらずしらずにかかっているであろうストレスがゆっくり回復できたのも良かったです。

前半は研修系に追われていて、後半は研修系の内容を引き続き少しこなしつつ事務手続き周りを淡々とこなしていたのですが、チームの仕事内容のキャッチアップをしていたのですが、想像していたよりもはるかに時間をもらえたので、色々な環境変化に対して比較的ゆっくり慣れることができてよかったです。

コミュニティ経由で転職することができたということも大きく、知っている方がオンボーディング担当についてくれたというのも、気軽に聞きたいことが聞けて助かりました。

アドベントカレンダー2つ書いた

アドベントカレンダーを今年は2つ書きました。

aki-m.hatenadiary.com

aki-m.hatenadiary.com

アドベントカレンダーは雑に登録して書くことは後で考えるものだと誰かに教わって笑、登録するときはそんなつもりでどちらも登録していたのですが、折角ならある程度はスペシャル感がある記事を書きたいなーと思い、どちらもそこそこ時間をかけて記事を書きました。(どちらの記事も最後は時間がなくて一部のことを書くのを妥協しましたが笑)

ちなみにどちらの記事も、アドベントカレンダー登録時には何を書こうかはまったく考えていなかったので、コンセプトから考えました。

クリスマスプレゼントがたくさん届いた

上記で書いたアドベントカレンダーのおかげで、クリスマスプレゼントが多数届いてとっても嬉しかったです。*1サンタクロースが来て嬉しかった童心に帰ることができました。
クリスマスに登録していた意図はまったくなかったのですが、いい日に登録することができてよかったです。

RSGTの準備をしていた

仕事の方がもっとバタバタすると思っていて、最悪ほとんど準備ができないような状態も想像していたのですが、予想外に時間ができたので、これまでいただいたフィードバックの内容も踏まえながら発表を練っていました。

RSGTなので並列セッションがすさまじいことになるのは想像していたのですが、想像を超える凄まじさだったので笑、いいセッションにできるようにしたいなあという気持ちがより一層強まっており、どんなセッションに最終的になるのかは自分自身も楽しみです。

*1:67冊の本と坐骨神経痛&腰痛に効く入浴剤3つと毎日飲んでいる100%レモン果汁

大人のソフトウェアテスト雑談会 #140【脱兎の勢い】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

RSGT

もう来週はRSGTのDay0ということで、RSGTのセッションを上から順に見ながら話を聞いていきました。以下のような話をしていきました。

  • Day2の13:00〜のセッションが大激戦
  • Day1の13:00〜のセッションはいきなりオールスターを集めたような感じがある
  • Day1の14:00〜のセッションはマネージャー層は選べなさそう
  • スポンサーセッションだが、auでんきで実施したQAがめちゃくちゃおもしろかったみたいな話を聞いたので気になっている
  • セッションは見ないという選択肢が十分にある
  • その他個々の気になるセッションの話(森さんのセッション、Ryuzeeさんのセッション、招待講演...)

転職よもやま

最近転職した人や転職予定がある人が集まっていたことがあって、色々と転職に関する話をしていきました。

人数が少なめだったということがあってか(?)、オフレコ話も多数飛び出していました!笑

リーダーの作法の感想

リーダーの作法を読んだという参加者で本の感想を話していきました。

  • 自分がやってきたことが色々な麺において結構雑に扱ってしまっていた印象があった
  • 当たり前のことを非常に丁寧にやっている印象があった
  • すぐにはやくに立たない本だと思う
  • 丁寧なんだけどロジックに沿っている感じがあった。リーダーのエンジニアリングをしている感じ
  • サラッと読めたけど戒めになる本だった

じゅんぺーさんのインタビュー記事

niigatabase.shabellbase.com

じゅんぺーさんのブログ記事を読んだ参加者で感想戦をしていきました。

じゅんぺーさんを普段見ていてルーツが分かるような話があってすごく面白かったのですが、最初の方はぶっ飛びすぎて何を言っているかよくわからないところがあったという感想もでていました笑

ひたすらじゅんぺーさんを褒める時間になっていました。

スクフェス葛飾

スクフェス葛飾をもしやるなら、永遠にサテライトをやり続けたりちょっと自然に触れたりしながら広義の意味でコミュニティ論などを話してみるというのもいいなあという話がおおひらさんからありました。

JaSST東海

jasst.jp

JaSST東海で今年もMarkさん主催でパネルディスカッションが開催されるということで、その話をしていきました。

全体を通した感想

新年一発目のイベントが葛飾で非常に嬉しかったですし、人数が少ないからこそ色々とお話ができて楽しかったです。

今年も神イベントになる確信がある第一回目でした。

技術的負債の返済から改善する開発者体験 - Techmee vol.5に参加してきた

timeedev.connpass.com

こちらのイベントのアーカイブを視聴したので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

www.youtube.com

会の概要

以下、イベントページから引用です。

株式会社タイミーは「一人ひとりの時間を豊かに」をビジョンに掲げ、日々の開発を行っています。 そんな私たちが開発を通じて得ている学びを発信することで新しい取り組みを後押ししたり、アンチパターンに陥らない様に出来るのであればそれもまたエンジニア一人ひとりの時間を豊かに出来ているのではないかと考え、定期的に勉強会を通じて我々の学びを発信していく予定です。

第5回目は技術的負債が開発組織に及ぼす影響と具体的にどの様に技術的負債を返済していくのかを共有する勉強会です。

今回は「技術的負債は開発者体験を悪化させる(332はてブ)」や「エンジニアリングスキルで捉えるチームマネジメント(532はてブ)」のブログを執筆し、質の高いアウトプットを継続されているmtx2s氏をお招きして技術的負債が開発組織や開発者体験に与える影響を語っていただきます。 技術的負債に関してタイミーではプロダクトツラミカイギ、プロダクトミライカイギという技術的負債の返却に関わる会議帯の運営をしており、継続的な取り組みをしておりますので具体的な技術的負債返却に関する取り組みをお話します。

会の様子

ゲスト講演〜技術的負債が開発者体験を悪化させる〜

まずは松本さんが、技術的負債が開発者体験を悪化しているといえる理由と技術的負債が生まれるメカニズムを説明してくれました。
技術的負債に関して言及されている書籍や有名なブログ記事などを丁寧に整理してくれた発表だった上に内容も非常にわかりやすかったので、今後技術的の話をするときは前提としてこの発表を聞いてもらえばよいのではないか?と思える内容でした。

mtx2s.hatenablog.com

speakerdeck.com

タイミー講演〜「技術的負債との付き合い方 〜プロダクトミライ会議〜

Timeeで技術的負債や開発時に発生する課題に対応している具体事例としてプロダクトミライ会議の紹介をしてくれました。

プロダクトミライ会議は、各々の開発チームが抱えている課題を持ち寄って対応策を話し合う会議ということで、2週間に一度30分行われているそうです。
プロダクトミライ会議では、技術的負債を解消をしつつも課題を認知することを優先しているということで、継続して行ったことで課題に対するナレッジ蓄積や問題認知/問題解決までのスピードの向上...様々なプラスの効果があったということでした。
また、各チームが改善活動で生まれた内容の共有→課題の起票→課題の評価というアジェンダで進めていることも、会の目的を考えると非常に共感できました。

タイミー講演〜現場のエンジニアが向き合う技術的負債の現実(リアル)〜

現場で実際にどのようにして技術的に対して向き合い、改善を繰り返してきたか?という話を聞いていきました。具体的には、2022年度に以下のことをやっていったそうです。(改善の内容は20%ルールで実施)

  • テストカバレッジ見える化
  • テストの実行順序をランダムにする(フレーキー)
  • CIの速度改善
  • テストデータの修正

テスト周りの修正をこれだけ丁寧に実際に手を動かしながらやってくれる方がいらっしゃるチームは強いなあと思いましたし、実際にコードをリファクタリングしていく前にこういった設備を整える重要性も実感できる発表でした。

パネルディスカッション

最後に、登壇者でパネルディスカッションを行っていきました。
以下、パネルディスカッションの内容を一問一答形式で記載していきます。

場合によっては負債と認識して採用することもあると思うが、どのように意思決定プロセスを踏むのか?
  • ユーザーのフィードバックを元に機能自体の必要性を考える場合は負債を意図的に飲んでいる
  • 現状こういった意思決定をしたことはない
  • 負債のトレードオフが何かを明確に説明できるか?をまず判断する。これが言語化できれば、将来的にその負債をいつどのように解消するのか?を言語化する
負債の4象限の中でまずはどこから取り組むのか?
  • 情報の可視化から取り組む
技術的負債がある中で成果を出してしまいその後に現場を離れるようなことを防止する方法はないのか?
  • スタートアップなどは特に、PMF勝負みたいなところはあるので、人に向き合うというよりも技術的負債があればそこに淡々と向き合うことが重要だと思う
  • そもそもこういった事例を見たことがない。もしあるなら評価の観点がバグっている可能性が高い
開発者自信がユーザー体験を技術的負債の解消よりも優先したい意志がある場合、どのように開発者に向き合わせるか?
  • 機能開発をしている人が技術的負債に向き合う経験が重要だと思う。そうすれば、負債を溜めた際のインパクトが実感できて、いい塩梅を保とうとしたり考えが変わるかも知れない
  • 時間を区切ってどちらもやってもらうようにする
  • まずチームで認識を合わせることが大事
プロダクトミライ会議では改善速度のほうが早いのか?課題が生まれる方が早いのか?
  • 溜まり続けるよりも課題が改善する速度のほうが早い。ただ、負債が溜まり続けてはいる。
開発からビジネスサイドへの説明とはどのようなことをしているのか?
  • 正直ベース、環境に恵まれていて困ったことはない。ただ、これは普段からコミュニケーションが取れているからこそな気もするので、コミュニケーションを丁寧に取り続けることが大事だと思う
技術的負債活動の実施をどのようにステークホルダーに説明すればいいのか?
  • ステークホルダーが理解できる部分で話をする。プログラムの構造などではなく、セキュリティなどの単語をキーワードにして話をすることが重要だと思う。
  • 静的解析を他のプロダクトと比較する。
負債を可視化することでエンジニアの満足度は向上したか?
  • 周りのエンジニアが一緒に向き合ってくれるという意味では安心感が高まった。ただ、見えない負債はまだまだあると思うので、そこに対する不安は今も感じている。

会全体を通した感想

技術的負債に関して最初に考えるときに出てきそうな課題や欲しくなる知識が一つのイベントでほぼ網羅されていて、素晴らしいイベントでした。

技術的負債の概念に向き合い始めた人やチームには、今後まずこのイベントのアーカイブを勧めようと思います笑

2023年にやりたいこと

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年一発目のブログということで、2023年にやりたいことを書いてみようと思います。(Starfishのように、2022年から引き続くような形で、keep/Less of/Stop/More of/Startの5つの観点から出してみようと思います)

Keep

2022年から引き続き続けていきたいと思っているものを、以下に挙げていきます。

コミュニティへの積極的な参加&毎日ブログ記事を書く

自分の知識整理になったり、色々な方とのつながりを作るきっかけになったり、ただぼーっと聞くだけではなくイベントに積極的に参加するきっかけになったり...感じているメリットが非常に多いので、ここは継続していこうと思います。

Write Code Every Day

ここまで2年間続けてきてまだ劇的な効果は実感していないのですが、楽しさを感じられているとともに、一回あたりの時間が短いことも多い分まだ効果を実感するまでに時間がかかると思っているため、もう一年は続けてみようと思います。

パーソナル・コーチン

頻度がそこまで多くない(1ヶ月に一度)というのもありますが、セッション内で新しい発見がある限りは引き続きやっていこうと思います。

ソースコードのメンタリング

今年も新しい技術要素に触れる機会は多数あると思うので、一緒に学ぶことで少しでも効率的に学習できればという想いから続けようと思っています。

問題解決の方法や立ち止まるポイントなどの勘所も徐々につかめてきているので、この部分も引き続き伸ばしていければ嬉しいです。

Less of

カンファレンス登壇

カンファレンスに登壇する際の準備時間を昨年よりも減らしていきたいです。
今の自分の技量だと、結果的にカンファレンス登壇の回数も減ってしまうかも知れませんが、これはある程度仕方がないことだと割り切ろうと思います。

Youtube/Podcast

家事をしている合間など何か単純作業をしながら聞くことが多かったのですが、今年はこの時間を英語に充てるようにして、ある程度聞くYoutubePodcastを絞ってみようと思います。

購入する本の数

何も考えずにポチポチ購入をしていたのですが、イベント参加回数が増えたり自分が分かっていないことを認知することが増えるにつれて、とんでもない量に増えてしまい、さすがに金額的にも家計にダメージを明らかに与えだしているので、ある程度欲しい本に制限しようと思います。

具体的には、年間500冊以内に収められるように調整したいです。(一般的な感覚からするとそれはぽんぽん買っていることになるかもしれませんが...)

Stop

資格試験の勉強

AWS系を中心に昨年幾つかやったのですが、あまり実用的な知識になっている感じがしないので、辞めてみようと思います。(資格試験の勉強に意味がないとは全然思っていないのですが、少なくとも自分は資格試験に最適化した勉強になりがちになってしまっていそう...)

夜ふかし

オンラインで仕事ができるようになってから、仕事を始めるにあたって起きていなければいけない時間が3時間くらい変わり、その結果寝る時間も3時間くらい遅くなりがちになってしまいました。

これまで朝にやっていたことが夜に移動しただけなのですが、朝やるのと夜やるのだと、自分の場合は朝にやるほうが圧倒的にパフォーマンスがよさそうなので、元々とは言わずとも、元々-1時間くらいに戻したいです。

More of

翻訳活動の機会

コミュニティや業界の発展に貢献することができる上に、今年一つのテーマにしたいと思っている英語力の向上にも寄与するので、これはぜひ機会を増やしていきたいです。

英語の学習

昨年から更に英語の学習時間を増やしたいです。

まだ全然現実的に見えていないラインですが、2023年にはTOEIC900点は達成して、英会話の機会も作っていけたらいいなあと今は漠然と思っています。

Start

コミュニティの運営

何かしらコミュニティを運営することができればなあと思っています。

ただ、今すぐにこういうトピックで運営をしてみたいというものはないので、自分が本格的に勉強したいけれどコミュニティとしてはあまり発展がしていないような領域があれば、その領域に関するコミュニティをまずは初めてみたいです。

カンファレンスのスタッフ

コミュニティの運営とも関連するのですが、ただ参加する立場ではなく、カンファレンス運営の立場からカンファレンスを楽しむことをしてみたいです。

特に、どんな課題感を持ちながら運営にあたっているのかは実際に体験をして確認してみたいと思います。

2022年もお世話になりました

本当に幸運なことに、2022年も多数の方々に支えられ、濃い密度の1年を過ごすことができました。
2021年と比較すると、思い通りにはできなかったことも多かった一方で、自分の想像をはるかに超えるような出来事が多くあったのが印象的でした。

2022年にやったことのふりかえりは別記事で既にしたのですが、今回の記事では色々支えてくれた方々への感謝に比重を置いて、月ごとに簡単に1年をふりかえり、2022年のブログを締めたいと想います。

1月

RSGTに初めてオフラインで参加しました。
初めてRSGTに出したプロポーザルでは2021年にお世話になった方々を中心に、たくさんの方々からlikeをいただけて登壇できて嬉しかったです。

また、それ以上にこれまでオンラインでしかお逢いしたことがなかった本当に多くの方々(数えてみたら100名以上!)に初めてお逢いできて、色々な話ができたのが何よりも幸せでした。

2月

この時期は、前職の上司(?)の方々にとてもお世話になりました。

2021年に本当に多くのことを色々学んできたことで、自分がもっとできるようになりたいことがたくさん見えて、自分のこれまでのキャリアを考えるとまず経験できないようなとんでもないプロジェクトにアサインをしてもらえました。

3月

結婚をしました。
これまで自分が本当に苦しかったときも含めて長い間支えてきてくれたパートナーだったので、今後も一緒にいてもらえることはすごく心強いです。

4月

技術領域に関して何から何までが初めてで本当に大変だったのですが、右も左もわからないなかでコミュニティの方々に色々と勉強指針や効率的なキャッチアップを行う際のアドバイスを教えてもらうことができました。

これまでも何度か記事に書いていますが、特にメンタリングを担当してくださった田邉さんやさとりゅうさんには通年を通して本当に助けられました。どうもありがとうございました。

5月

新しい技術領域ばかりで奔走していた最中でQAになりました。

これまでもゆるくつながっていたQAコミュニティの方々には、モバイルアプリという観点で改めて色々なQAの知識を叩き込んでもらいました。

テストの街葛飾の方々は、色々な意味で別格の存在感でした笑

6月

6月は、大学時代に所属していた部活関連で知り合っていたプロのトレーナーの方に特にお世話になりました。

毎日の通勤で坐骨神経痛と腰痛がひどく悪化してしまったので、これを治してもらうために色々助けてもらい、なんとか日常生活が行えるくらいには回復することができました。

7月

7月は、特にパーソナル・コーチングでコーチをしていただいているSpring.Akiさんにお世話になりました。

パーソナル・コーチングは毎月受けているのですが、改めてふりかえると特にこの月のセッションがきっかけで、自分が本当にやりたいことにフォーカスすることができました。

ふりかえってみると、この頃は色々と詰め込みすぎていて迷走気味だったので、広い視点で気づきを与えてもらえる場が定期的に存在しているのはとてもありがたいです。

8月

8月は帯状疱疹を発症し、持病を見てもらっている医師, 家族を中心とした多数の方々にお世話になりました。

思い出すだけで苦しいような日々だったのですが、医師はもちろん、妻に日々手当してもらったり妻の家族に様々な配慮をしてもらったり*1と、毎日誰かしらにサポートをしてもらえたおかげで、大事に至らずに済みました。

9月

9月は転職活動を少しずつはじめていたのですが、コミュニティ経由を中心にして本当に多くの企業の方々に声をかけてもらうことができました。

色々な社会問題や熱い思いを持って働いている人に触れ合うことができて、めちゃくちゃ視野が広がった月でした。
特に、これまで社会問題にはそこまで真剣に向き合ってこれていなかったことを通関し、様々な事業領域の方々へのリスペクトが強くなりました。

10月

9月に引き続き転職活動をしていましたが、この月は実際に選考を受けていたので、より深い関係で何人かの方々と話をすることができました。

これまでもお世話になってきたような方々や自分が尊敬している方々から、自分と働きたいということを伝えていただけた際には、涙がこぼれるくらい嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

11月

転職先を最終的に判断した月でした。

判断に際しては、やはり一番は家族に助けられました。
自分がやりたいことを尊重してくれた上で、自分とは違う立場から見るとどの会社に転職するのがよいのか?というのを話してくれて、決断を後押ししてくれました。

また、転職に関して直接相談することはなかったのですが、パーソナル・コーチングを受けていたおかげで、自分がどういう環境を望んでいるのかや人生をかけて何をしたいのかが自分自身ではっきりと言語化できていたのは非常にありがたかったです。

12月

ここは現在進行系ですが、新しく入社した会社の方々にお世話になりました。

顔を見知った方々がいるとはいえ、大多数の人は初めましての人ばかりだったので、かなり緊張していたのですが、出逢う方々全員がめちゃくちゃ優しくて親切な方々ばかりで、安心しました。

全体を通して

こうして改めて記事を書いてみると、本当に多くの方々に支えられた一年間でした。
また、コミュニティの方々には通年を通して色々な悩み相談にのってもらったり、面白い話をたくさん聞かせてもらったりして、頭が上がりません。

来年もよろしくお願いします。

*1:8月は妻の家族への顔合わせの時期でした

freee Tech Night「モバイルアプリのアクセシビリティの問題はチームで解決!」に参加してきた

freee-tech-night.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

freee株式会社のエンジニアによる、エンジニアのためのイベントです!

freeeで利用している技術、組織、エンジニアの生態の紹介を皆様に知っていただけるような内容を定期的に配信します。

freeeでの自由度と裁量権の高い独自の開発文化を支えるエンジニア達がどういう想いや熱意でfreeeを開発しているのかに興味を持っていただければ幸いです。 ちょっと短めの時間で、参加しやすい・聞きやすい内容を目指します。

普段はなかなか参加できない…という方も、ラジオを聴く感覚で、ぜひご参加ください! freeeはクラウド会計・人事労務ソフトを5年以上開発を続けており、技術的な成果や経験を広く公開させていただきます。会計や人事労務などのセキュアなドメインならではの技術的工夫や苦労を、世の中にシェアし役に立てたいという想いから定期的にイベントを開催しています。 多くの方にご参加頂き、経験やノウハウの共有や交換のネットワークを広げるきっかけになれれば幸いです。

会の様子

アクセシビリティ

本日のテーマであるアクセシビリティに関して、改めて定義説明がありました。

今回の会では、そこまで一般的な概念から逸れたものではなく、アクセスしやすさ(身体の状態に限らわずの利用しやすさ)の度合いを表したものだという話がありました。

また、アクセシビリティの上にユーザビリティという概念が乗っていくようなイメージを持つことが重要だという話がありました。(特定の人だけに対しての使いやすさをどんどん突き詰めて広げてしまう*1と、一部の身体的特徴を持つ人には利用が難しい状態になりかねない)

モバイルアプリにおけるアクセシビリティ

Webにおけるアクセシビリティは、単純にHTMLに準拠するだけでも担保されることが多い上に、Web Content Accessibility Guidelines*2の存在もあるため、こちらを活用しながらアクセシビリティを確保していったということでした。

モバイルアプリでも、基本的にはWeb Content Accessibility Guidelinesの内容を参考にしている部分はあるものの、マウスがあるかないかや画面タップをする頻度などデバイスの違いもあるため、Freeeで作っていたガイドライン(バイブス)をAndroid/iOS用に作り直したり、Android/iOS用の共通パーツを開発したりしているという話が出ていました。

また、当然ですが、使用する技術的な話でもWAI-ARIA⇔UIkit/SwiftUIなどといった違いもあるということでした。

ボイスオーバー開発の難しさ

Appleが作り上げているコンポーネントを使えば基本的に問題ないと言われているものの、コンポーネントが多重構造になったりカスタマイズしようとすると一気に開発の複雑さが上がってしまうという話が挙がっていました。

また、まだ技術が枯れていないこともあり、ブラックボックス化されている挙動があるのもなかなか大変だという話が出ていました。

今後のアクセシビリティ向上施策

  • デザインフェーズ/開発フェーズ/QAフェーズと分かれている
  • アクセシビリティ向上施策を最初に導入したのがQAフェーズ

という状態でスタートしており、手戻りが大きかったという問題が出ていたため、これをデザインフェーズから当たり前に行えるような状態を目指していきたいということでした。

モバイルアプリでアクセシビリティを考える難しさ

Webのアクセシビリティに関しては、QAチームが想像を超えるくらい引っ張ってくれた*3ということもあって、QAフェーズでの担保でもある程度なんとかなっていた部分があったということですが、モバイルアプリにおけるアクセシビリティチェックの場合は、モバイル特有のツールを使用する必要性があるため、がっつり開発やデザインをしている人でないと詳細なフィードバックが難しく、Webのときのように頼もしいQAチーム依存では開発が難しく、デザイナーやエンジニアもアクセシビリティを意識する必要性が出てきたいう話がありました。

会全体を通した感想

freeeさんのイベントということもあって、段取りや音質含め、今回も非常にクオリティが高いイベントでした。

ざっくりと説明があった後にQAをメインに深堀りしていくスタイルもよかったですし、抽象的な話ではなく具体的に取り組まれている話を聞くこともできて学びが多いイベントでした。

*1:もちろん突き詰めること自体は悪いことではない

*2:ただし内容がめちゃくちゃ読みにくいので、見たことがない人はこれを整理したFreeeアクセシビリティガイドラインを読むのがおすすめ

*3:ただアクセシビリティをチェックするのではなく、HTMLを読み込んで、具体的にどのように直したらいいのか?みたいな部分まで詳細にフィードバックをしてくれた

角谷トーク 2022に参加してきた

fjordbootcamp.connpass.com

(おそらくこのブログが公開されるのはだいぶ時間が経った後になってしまっていると想いますが)こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、イベントページから引用です。

オンラインプログラミングスクールのフィヨルドブートキャンプでは、角谷さんから受講生に対してのメッセージをいただくという会を毎年行っているので、今年も開催が決まりました!!

フィヨルドブートキャンプだけで独占するのは勿体ないので、角谷さんの話を毎年楽しみにしている皆さん、フィヨルドブートキャンプ以外のスクールや独学でプログラミングの学習に励んでいる皆さん、フィヨルドブートキャンプに参加を検討している方にも見れるように一般公開します。

会の様子

フィヨルドブートキャンプの紹介

最初にフィヨルドブートキャンプの紹介がありました。以下のような特徴があるそうです。

  • 月額課金制でいつ辞めてもいい。
  • 1000時間くらいかかる。(1年くらいはかかる)
  • Railsコースとフロントエンジニアコースがある。
  • 実サービスを開発するカリキュラムもある。レビューする経験も詰める。
  • ポートフォリオ作成する際、アイデア段階から徹底的にブラッシュアップされる。リリースしないとポートフォリオ作成したとみなされない
  • OSSコミュニティへのコントリビュートを後押しする(世界レベル標準が体感できる)

ショートプレゼンテーション

いっしーさん〜あなたの人生の物語

業務未経験でエンジニアになろうと思ったきっかけの話を聞いていきました。

自分が面白いと思えて誰かの役に立てるような実感があるような仕事を考えていた結果、フィヨルドブートキャンプに入ってエンジニアになり、自分が叶えたかった目標を見事に叶えられたという、素敵な話でした。

GennyBoyさん〜僕のチャレンジを後押ししてくれたフィヨルドブートキャンプ〜

現役QAエンジニアとして現在進行系でフィヨルドブートキャンプに入っているGennyBoyさんから話を聞いていきました。

人見知りで発表で失敗するのが怖いという気持ちだったGennyBoyさんがコミュニティや登壇にのめり込んだ経緯を聞いたのですが、ちょっとした呟きや想いをこぼすとチャンスが転がり込んでくることを挙げられていて、非常に共感しました。

Paruさん〜フィヨルドブートキャンプで得たもの・身につけたこと〜

続いて、55歳というダントツの最高齢でフィヨルドブートキャンプを卒業をしたというParuさんから話を聞いていきました。
フィヨルドブートキャンプで得たもの・身につけたこと・失ったものを教えてくれました。それぞれ、以下の内容が紹介されていきました。(左から順に大きいものだそうです)

得たもの...仲間/良質な知見/多方面への興味の広がり

身につけたもの...自走力/コミュニケーション力/集中力/プログラミング力

失ったもの...筋力低下/視力低下/美容への興味

最後のまとめであった、どこにでもいけるし何にでもなれるという話はめちゃくちゃ心に刺さりました。

タマキさん〜フィヨルドブートキャンプの楽しみ方〜

続いて、Webアプリケーションの導入で傾いていた会社の業績が好転したことをきっかけにエンジニア転職を目指しているというタマキさんから発表がありました。

プログラミングを楽しむのはもちろん、輪読会をはじめとしたイベントに参加することや遊び心を持って取り組むことが楽しめるということでした。

遊び心を持つ実例として紹介されていた、kakutaniquizは笑いましたw

トミーさん〜フィヨルドブートキャンプは出たけれど〜

最後は、フィヨルドブートキャンプで人気者だったトミーさんから、これまでとは違う系統の(?)発表で、フィヨルドブートキャンプとのGapに関する話を聞いていきました。

  • フィヨルドブートキャンプでは人気者だったけれど、元々人見知りだったので自分から周りに話していくことが難しい
  • めちゃくちゃ勉強することが多い
  • ペアプロで人見知りが発動して頭が真っ白になってしまう

ただ、確実に前進していることもあるということで、卒業したからこそ新たに見れるようになったこともあるので、自分に過度な期待を持ちすぎずに頑張っていきたいというお話もありました。

メイントーク〜ABOVE ALL, MAKE IT FUN!〜

最後に角谷さんから、「ABOVE ALL, MAKE IT FUN!」というタイトルでメイントークがありました。(「ベテランの言うことは話半分で受け止めよう」というモットーのもと、話半分に聞いてほしいということでした笑)

角谷さんはDave Thomasから「あなたはもう楽しそうだね」という公認をもらっているほど既に楽しそうに普段からされていることで有名(??)ですが、「だからあなたも楽しもう(Make It fun!)」と伝えてもそもそも何が楽しいのか?がわからないと楽しめないよね、ということで、楽しさとは何か?を考えるきっかけになるような話を色々な書籍や様々な観点からしてくれました。具体的には以下のような言葉や話が挙がっていました。

  • ハッピークラッピースクラム。チームが楽しいけど役に立っていない(=成果があがっていない)と楽しくない。(by ゾンビスクラムサバイバルガイド)
  • キャリアは会社よりも長い。仕事を持つことと職業を持つことは違う。規律と基準と倫理を持つことが楽しさにつながる(by Clean craftmanship)
  • ソフトウェア開発に関する格言にはほとんどの場合逆の格言がある。長く続けられるSpark Joyを格言のバランスの中で取っていくことが重要(by アジャイルラクティス)
  • ベテランの言うことは話半分で受け止める。既存の人たちがいっていることを踏まえた上でsparkするjoyはなんなのか?を考えてみる(by 角谷さんの話に対する誰かのフィードバック)
  • t_wadaさんのソフトウェアエンジニアとしての姿勢と心構えを見るとたのしくするためにどうすればいいか?はわかる
  • 外からのフォースではなく内から出るパワーに従う。(by XP祭りの@kkdさんの発表)
  • 思考を変えるために行動を変えていく。まず新しい文化を知ってから取り組むのではなく、行動してみる。飛び込んで見る。(by リーンエンタープライズ)
  • 目標は大きくして、小さくステップを踏む。日報を毎日書く。今の気持ちを書いてみたり、周囲の人ととのつながりや感謝を表現する。(by フィヨルドブートキャンプで伝えていること)
  • フィードバックを聞くことができるようになるために、自分のことを聞いてもらう必要がある(by 聞く技術聞いてもらう技術)
  • 広げれば広げるほど薄くなるラズベリージャム*1ではなく、広げても薄まらないいちごジャム(=人と人とのつながりがある)を大事にする(by ワインバーグ先生)

最後にもう一つ大事なこととして、研鑽Rubyプログラミングを購入することを忘れないようにしてください!という話でした笑

メイントークの質疑応答

おすすめの一冊本は?

人によるけどなんでもいいのではないか笑
少しでも気になれば本を買うといい。

プログラミングとそれ以外の趣味はどう両立させられる?

どうやれば両立させられるんだろうか?というのはわからない。
角谷さんは、徐々にプログラミングを集中して行う時間がなくなってしまった。

日報で気持ちを気軽に書くのはハードルが高いと思ってしまう(誤解を招いてしまうおそれがあるのでは?と感じてしまう)

フィヨルドブートキャンプだと、練習していく場になっているとは思う。
気軽に訂正しやすい場がいいなら、Discordとか音声会話でもいいと思う。

感情はうまく付き合っていかないと長いプログラマー人生ではやっかいになっていくので、付き合い方を学んだほうがいい。

会全体を通した感想

今や自分が実現したい未来に向き合っている方々からの素敵なLTから始まり、最後はそのLTを包み込むような形で角谷さんからメイントークがあり、最高のイベントでした。

メイントークで紹介されていた書籍に関しては改めて読みたくなったものが多かったので、年末年始で少しずつ読んでいこうと想います。

*1:ex : アジャイルやっておくと就職に有利なんでしょ?