まだ2022年をふりかえるには早いなーという感じは若干あるのですが、ふりかえりアドベントカレンダーに登録したので2022年をふりかえっていこうと思います。
ふりかえりの手法などは特に意識せず、やったことや起きたことと簡単なコメントを時系列を無視して羅列していきます。
仕事
先に仕事以外のふりかえりをして、仕事のふりかえりの部分は最後に書こうと思っていたのですが、想像以上に仕事以外のふりかえりの分量が多くなってしまい疲れを感じてしまいました。
そのため、すごいざっくりとふりかえりします。年末に落ち着いたタイミングで仕事のことはもうちょっとちゃんとふりかえりします。
〜12月
2月くらいまでは昨年に引き続き、大規模かつミッションクリティカルなシステムを開発するチームで、エンジニアリング業務を中心に行っていました。
ここで自他ともに満足できる一定の成果が残せたこともあって、3月からは心機一転で全く開発経験のないモバイルアプリ開発に携わっていました。
モバイルアプリ開発はおろか、Webアプリケーション開発もクラウドもフルスクラッチ開発も未経験な中でやっていくのはなかなかきつかったのですが、これまでいた世界とはまるで違う世界が知れて、自身が関与してきた技術分野の幅の狭さを認知することが改めてできたので、非常に貴重な経験でした。
また、ここでは初めてQAのロールも経験することができて、これも貴重な経験になりました。
12月〜
転職し、12月1日から新しい会社で働き始めました。
近い将来この話はできればと思っているのですが、今は色々と立て込んでいるので、少し落ち着いたらお話ができればなあと思っています。*1
仕事以外で取り組んだこと
仕事以外と言いつつ仕事に関わっているようなものもあります。
最近は主にコミュニティ活動が仕事に侵食してきて、プライベートとプライベート以外でしか境界線を意識することができておらず、あまりうまく線引きができない状況なのでお許しください。
なお、この状況は、個人的にはポジティブに捉えています。
ブログを毎日1記事以上書いた
今年も毎日ブログを書き続け、気がつくと750日連続でブログを書いていました。
今年から1日1記事の制限をなくして1日2記事書く日も作ったのですが、制限をなくすと無限に書きたくなってしまい、その他の取り組みにさく時間がどんどん削られていくことに気がついたので最近は1日1記事に戻しました。
1日1記事が自分を制御するルールになっていたとはあまり想像していなかったので、驚きました。
Write Code Every Day
昨年に引き続き、毎日Codeを書き続けました。(空になっている最後の1日は今日です)
仕事以外の時間で毎日最低でも30分はコードを書く時間を作り、以下のようなことをしていました。
エンジニアとしてコードを書くことやスキルアップすることに向き合い続けられたのはいいことですし、たくさんのことを学ぶことはできたのですが、人にお勧めしたりどこかで発表したりしたいほど効果が高い取り組みだとは思えておらずモヤモヤしていて、さらにそのモヤモヤもあんまり言語化がうまくできていないというのが正直なところです。
去年やろうと決意した時に、5年くらいは続けてみないと効果が分からないものなのかなあと思っていたので、もう3年は続けてみるつもりではいますが、惰性でこなすような日々が続いてきたり、もっと学びが多い取り組みを見つけることができたら、やめようと思います。
299冊(87,000ページ)の読書
今年は12/11時点で、299冊(87,000ページ)の本を読んでいました。
読んだ本のリストをひたすら貼っていたのですが、とんでもない時間がかかることに気がついたので辞めます。。年末とか時間が取れる別の機会に別途記事を書こうと思います。
昨年と比較してもそこそこな量の本を読めたのですが、今年は新しいことにチャレンジする機会が多かったこともあって、技術書で言えば入門書に近い内容の本を多く読んでいたので、平易な内容の本を読んでいた結果冊数が増えたんだな、という感じです。*2
読み方に関しては試行回数を増やしたおかげで読む本の種別ごとにだいぶコツを掴めてきて、本を読んだけどあんまり活かせないなあ...というのは少なくなりました。また、自分の身の丈にあった本の選び方ができるようになったので読書に挫折することは今年は一度もありませんでした。
No.1を一冊選ぶならベイトソンの「精神と自然」です。
あと、トム・デマルコの本は今年初めて読んだのですがどれも良くて、なんで今まで読んでいなかったんだろうか...と後悔しました。
翻訳活動
週に一時間ですが、翻訳活動を初めました。
翻訳活動と言いつつ、一緒に翻訳しているメンバーとお互いの知見を深めながら楽しく話をしている側面もあるので、無理なく続けられてはいます。
ただ、途中で本の内容について議論しながらやっていることを差し引いても牛歩しているような感じで、翻訳完了までの道のりはあまりにも険しく感じています笑
普段翻訳を多数してくださっている方の偉大さを痛感しました。
英語
今月からですが英語の勉強を1日1時間以上することにしました。
ずっと勉強したいなあとは思っていたのですが、読みたい書籍で徐々に英語しかないものが増えつつあったり、海外カンファレンスに参加したい欲が出てきたり、周りに英語を勉強している人が増えてきて触発されたり、翻訳活動を始めたり...と色々積み重なって遂に重い腰を上げたという感じです。
何をしようか悩んだのですが、まずはTOEICの勉強+定期的に英会話をする、の2つをやることにしました。
TOEICを勉強することを決めたのは、継続的に受けているのと点数がスコア化されているので伸びが見えやすくモチベーションを保ちやすいからです。
TOEICの点数変遷は185(大学1年)->650(大学2年)->230(大学3年)->765(大学4年)->560(new!)なので、とりあえず800点を目標に勉強を進めようかなあと今は思っています。
ただ、TOEICは英語力がなくてもある程度出題者の意図を考えながら解くとできてしまう部分もあるので、以前Engineering FloorのイベントでChihiro Itoさんが紹介していた、「試験では100%正解だと言い切れる問題しかマークしない」という勉強方法を真似してみることにしました。
このやり方で11月にTOEICを受けた結果、15点だった*3ので今は伸び代しか感じておらず、どこまで点数を伸ばせるのか楽しみです。
オンライン勉強会に648回参加
まだ12月なのでもう少し増えそうですが、今年はオンライン勉強会に648回参加していました。
去年は439回だったので大体1.5倍くらいに増えているのですが、全然増やしていた実感はありません。
去年よりも趣味で楽しく参加している感覚を強く感じるようになったので、その影響かなあとは思います。
youtube/Podcastを700エピソード視聴
同時視聴会に多く参加していたというのもありますが、700エピソードくらいYoutubeやPodcastを視聴しました。
特にお世話になったものや自分が個人的に好きなものだけ簡単にコメントをします。
QAのロールを初めて担ったことを契機に、今年から初めて聴き出しました。
テーマ選びが毎回秀逸で楽しいのと、声が聞き取りやすくほどほどの集中力で聴けるので、ながら聞きに最適です。
夏頃まではすごく良く聞いていました。
マインドに傾倒しすぎることなく、利用性の高い知識が多いのですごく実務的です。
良さは言わずもがな。
話の濃密さは相変わらず凄まじいです。
お世話になります。
個人的な感覚ですが、今年1番Twitterやオンラインイベントで目に入ったし推している人が多かったPodcast。
アジャイル系のカンファレンスに参加していると至る所で名を聞く品川アジャイルのPodcast。
ゲストとの掛け合いをしているエピソードの面白さがピカイチです。
話が上手ですし、自身がアジャイル関連で初めて聞き出したPodcastなので、今も変わらず聞いています。面白いので移動中は危険w
いつも楽しそうで、聞いているこちらも元気をもらえています!
t_wadaさんの話がこれだけ聞けるのは貴重なので重宝しています。
大好きなのでもう少し配信頻度を増やして欲しいですw
カンファレンスのセッション視聴
以下のカンファレンスのセッションをすべて見ました。(スクフェス札幌は現在進行形で消化中)
これだけ見ていると聴き慣れた話も出てくるのですが、やっぱり人の力はすごくて、本を読んだり耳で聴くよりも心に入ってくる度合いが違うのと、カンファレンスに参加している人たちが大好きで少しでもその人のことを知りたいという想いで動画を視聴し続けています。
一つ一つ感想を書いてブログにするというのをやりたいのですが、感想を書くのに時間が結構かかるので断念しているのだけ心残りです。
自分自身が、感想をもらえるとすごく嬉しいので、一言でもいいから感想を書いて来年以降はブログやSNSで放流したいなあという気持ちがあります。
カンファレンスに8回登壇
合計8個のアジャイル系(?)カンファレンスで登壇しました。
どの登壇も楽しかったですし、学びもたくさんあったのですが、準備のやり方を変えないとこのペースで継続するのは無理だな、と思いました。
日々の生活をログに残しているので、準備に費やした時間はわかるのですが、合計で592時間準備に時間を費やしており、明らかにかけすぎてしまっていると感じています。
特に、スクリプトを作ってそのスクリプトを一言一句のレベルで暗記する、というやり方があまりにも効率が悪い気がしているので、この頻度で登壇をするならちょっとやり方を変えないとな...と思いつつ、色々試してもこれ以外の方法ではまともにプレゼンをすることができず、困っています。。。
いいやり方を見つけるにはプレゼンを重ねていくしかないのかな、と思って登壇を重ねていた部分もあるのですが、上達している感じもそこまでないので、来年は登壇の頻度も含めて、見直したいです。
パーソナルコーチング
spring.akiさんにコーチをお願いして、1ヶ月に一度の頻度でパーソナルコーチングを受けていました。
自分がやりたいことやなりたい姿がはっきりと見えてきたり、困ったときにうまく認知のリソースを切り替えながら局面を打開したり、家族の存在が自分にとっていかに大きいものなのか気がついたり、自分のサボタージュに気がついたり、今年も色々と学びがありました。
今の所効果を実感できているのでしばらくは継続をしていこうと思います。
コードメンタリング
プログラマーとして経験している幅が非常に狭い課題感を自分が持っていて、その課題感を解消するためにさとりゅうさんと田邊さんにメンタリングをお願いしました。
エンジニアとして第一線でずっと活躍されているすごい方がどのような思考方法をするのか盗みたいという想いでさとりゅうさんにはメンタリングをお願いし、学習したいけど周辺領域も含めて未経験で何が何だかさっぱり分からない分野(Flutter)について詳しい方からアドバイスをいただくことで効率的にキャッチアップをしたいという思いで田邊さんにはメンタリングをお願いしました。
さとりゅうさんは、一週間に一度位のペースでメンタリングをお願いし、今も引き続きメンタリングをしてもらっています。
丁寧に教えてくれますし、問題が起きた時にどうやって試行錯誤をするのかという部分で非常に勉強になることが多く、現在進行形で学ぶことができています。
特に、
- 問題解決に向けた情報の増やし方
- どんな感じで動くのかをなんとなく理解する/具体的にどのような仕組みで動くのかを深く調査するのグラデーションの付け方
に関しては、さとりゅうさんからメンタリングを受けたおかげでだいぶコツを掴めるようになった実感があり、わからないことやできないことが多すぎてしんどさを感じていた一時期と比較すると楽しくプログラミングができるようになりました。
田邊さんは、メンタリングをお願いした時に「あまりメンタリングを長く続ける気はなくて、自身でキャッチアップがどんどんできるような状態に早めに持っていく」という話をしていただけたのですが、本当にその言葉通り自走できるような手助けになるメンタリングをしてくださり、良質な学習コンテンツと学び方の紹介&学ぶ際の考え方や田邊さんが参考にされているリポジトリの紹介をしてくれました。
効果もすごくて、一回目にもらった宿題に継続的に取り組んだ結果、特に後半になるにつれて驚くほど色々なことが分かるようになり、10月半ばごろにはそこそこ複雑なアプリのフロントエンドをFlutterで実装できるようになることができました。*4
結果的に一度だけしかメンタリングを受けなかったのですが、その一度で自分でFlutterをキャッチアップできるようになるために必要なことやFlutterで何か詰まった時に対処する方法をほとんど全て教えてもらったので、期待を遥かに超える効果でした。
※田邊さんは、コミュニティの方経由で色々と人を繋いでもらった結果、メンタリングをお願いすることができました。藤村新さんを中心に、自身が学びたいことのニーズに応えてくれるような方を紹介してくれたみなさんには心から感謝したいです。
moriyuyaさん
20〜30分ほどの空き時間があったら欠かさず見ていました。
どんなコンテンツよりも実用性が高いからというのが理由ですが、最近はただ推し活しているだけなのでは?と思い出してきました。
スマホでスライドを見ることが多いのですが、見ている最中で「あーこれなんだよなあ」と思って考え事やふりかえりが始まることが多く、スマホのタブがいつも渋滞を起こしがちです。
ふりかえり
ふりかえりは毎日欠かさずやっていました。
日々のふりかえりは昨年もやっていたのですが、今年になってからは長期間(1ヶ月〜10年)を長時間かけてふりかえるのを始めました。
頻度としては、月に一度くらいのペースでふりかえりデーのようなものを作って、その日一日をふりかえりに充てるような形です。
長期間をふりかえると、思考のリンクが整理されることが多く、自身の原点がわかって方向性のずれに気がついたりと昨年にはあまり得られない気づきが多く得られたので、来年も続けていきたいです。
プライベート
結婚
大学時代から約7年間付き合っていた彼女(妻)と結婚しました。
結婚できたのはすごくよかったのですが、二人とも実家暮らしだったこともあって、想像を遥かに超える大変なことがありました。具体的には、
- 家事を二人とも経験したことがないので、それぞれの勝手や効率良い順番がよくわからず、無駄に時間をかけすぎてしまう。
- お互いに妥協するところがよくわからず、家庭としての理想を追い求めすぎた結果夫婦で疲弊。
- 共働きで二人とも忙しい中での家事分担
- 多数のカルチャーショックを受ける/与える。簡単に受け入れられたやつだと、「え、カレーにタバスコかけるの???」「歯磨き粉の味まずすぎない???」「リビングのテーブルにそれは置かないで。。。」「なんでポッカレモンを生で飲んでいるの???」とか。簡単に受け入れられなかったやつだと、洗濯の頻度やご飯を食べる時間、外に遊びに出かける頻度、本へのお金の掛け方*5とか。
- お互いの家族/親戚との付き合い方
あたりは結構苦労しました。
lean coffeeなどでふりかえりと改善を繰り返した結果、9ヶ月くらい経った今はだいぶ状況が改善され、落ち着いてきています。やはりふりかえりは素晴らしいです。
別れ
大学時代の友人が亡くなってしまいました。
今でも思い出すとショックが大きい部分はあるのですが、今生きていること自体がすごく幸せなことだというのを実感するきっかけにはなりました。
いつ人生が終わっても後悔しないように、自分が心からやりたいことに全力で取り組みたいです。
体調
身体がめちゃくちゃ弱いので、睡眠時間は最低7時間とり*6、自身の体調を毎日継続的にモニタリングして食事などを調整するようにはしているのですが、今年は体調に悩まされることが多かったです。
生活リズムというよりも、環境変化が大きすぎたストレスが原因だったのかな、とは思っていますが、家族や医師に協力をお願いしながら、来年は健康に過ごせるようにしたいです。
坐骨神経痛/腰痛
5月に坐骨神経痛と腰痛を患いました。(悪化して再発)
日常生活に大幅な支障をきたすレベルで辛かったのですが、週に2回整体に通い続ける&毎日ストレッチをし続けた結果、徐々に良くなり、10月くらいからは一日に3〜6回くらい強めの痛みを自覚するくらいに回復しました。
直近は、痛みを感じない日も出てきたりしているので、この調子でなんとか治し切りたいです。
帯状疱疹
8月に帯状疱疹になりました。妻の家族へ挨拶する日程と見事にかぶっていたので最悪でした。
患部が広すぎて激痛で、仰向けで眠ることができないのがめちゃくちゃしんどくて、うつ伏せで寝て寝返りをして起きて、みたいな状態が続き、8月後半〜9月は2時間くらいしか毎日寝られず*7、相当きつかったです。
持病の関係で痛み止めや睡眠薬、一部の薬を飲むことができず、治るのもなかなか時間がかかりました。
1ヶ月くらいするとうつ伏せで寝れるようになってきて睡眠が取れるようになり、2ヶ月くらい経つと徐々に痛み自体がひいてきて、3ヶ月くらいで完治しました。
後遺症が残る可能性があると言われてビクビクしていたのですが、現在は完全に回復したので一安心です。(うつ伏せで寝る癖がついて腹痛を起こしやすくなったのはある意味後遺症かもしれませんが笑)
持病である難病の再発予兆が出る
腎臓に難病があるのですが、再発の予兆が4年半ぶりに出てしまいました。*8
こちらは日常生活にすぐに支障が出るようなものではないのですが、放置していると生死に関わるものなので、精神的にはヒヤヒヤしていました。
休養して現在は寛解状態に戻りました。
総括
ログを見ていると、その他にもAWSの資格を3つくらいとったり新しい出会いに恵まれたり自身が関わってきたドメインのとある分野で表彰を受けることができたり、色々とあることに気が付いたのですが、想像していた以上に色々とやっていて、文字を書くのに疲れてきたのでこのあたりにします。
本当に色々あったとしか言いようがないのですが、たくさんのことを積み重ねてきた結果たどり着いた今現在が、人生で一番幸せです。
また、ここまで積み重ねてきたものは全て誰かの助けや支えがあってこそのものなので、本当に素敵な人たちに恵まれたことに感謝したいです。
来年も今年以上に色々なことをやっていきたいと思いますし、自分が進みたい道をゆっくり歩んでいこうと思っているので、健康に気をつけながら頑張っていきたいと思います。
*1:退職した経緯は過去のブログに書きました
*2:入門書を読むのはそこまでワクワク感がないので、来年はそんなに読みたくない...
*3:Typoはしていないので、100のくらいが抜けているとかそういうわけではないです
*4:実は仕事でFlutterを触る機会は8月で消滅していたのですが、せっかくなので最後までやり遂げようという気持ちと、中途半端に書ける状態で終わるのは勿体無いという気持ちから、8月以降も継続して自宅ではFlutterの学習を続けていました
*5:自分が毎月30〜50冊くらい本を買ってしまった
*6:もし守れない日が出た場合はその後一週間継続的に睡眠時間を多めに取る
*7:ひどい時は一睡もできない状態もあり
*8:厳密にいうと一度再発したものの、程なくして予兆状態に切り替わり