天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGT2022の登壇ふりかえり

機会に恵まれて、RSGT2022で登壇してきました。
誰かの参考になるというよりは自分用のメモに近いですが、発表のふりかえりをしていきたいと思います。

※スライドは少し編集してそのうち公開します

発表準備

大まかにどういう順で準備を進めたのか、流れを書いていきます。
ただ、順序通りシーケンシャルに進めたという訳ではありません。(ある程度作業を進めた後に一旦次のステップに移り、情報を増やしてから前の手順に戻る、というのを殆どの手順で繰り返しています。)
どのタイミングで次のステップに移り、どういう情報が増えたら前のステップに戻ったのかを正確に現そうとしたのですが、とんでもなく複雑になって全てを文字起こしすると大変なことになりそうなので諦めました...

発表のコンテキストを洗い出す

まず、発表に寄与しそうな事項を洗い出すことで、発表のコンテキストをなるべく明確にすることを試みました。
発表時間、前後の発表、keynoteの内容、想定の参加人数...を書き出していきました。
所要時間は2時間程度。

発表のキーコンセプトを絞り込む

何を一番伝えたいか、発表のキーコンセプトを絞り込みました。
今回は、「自分の感情・特性を大切にしながら人と相互作用を起こして学びを進めていく意義を伝えること」をキーコンセプトとして発表をすることを決めました。
所要時間は4時間程度。

自分の発表を聴いてくれていた人が発表後にどうなっていると嬉しいかを考える

続いて、発表前→発表後でどのような変化が聴いてくれた人に起きていると嬉しいか?というのを考えました。
まず、これまで主にコミュニティ関わっていた人については、感謝の気持ちを伝えると共に、皆さんの行動が自分を支えてくれたこと・自分を前に進めてくれたことを話したいと思いました。
そして、今回自分のことを初めて知る人については、発表が終わった後に以下のようなこと(OR条件です)を思ってくれていると嬉しいなあと思いました。
・(小さなことでもいいので)何かを学びたい!
・コミュニティに試しに参加してみたい!
・自分や他人の感情・特性を大切にしたい
・自分や他人の感情・特性をもっと知りたい
所要時間は8時間程度。

ミニカスタマージャーニーマップを考える

発表を聴いてくれている人の感情の起伏がどのようになると嬉しいか、どのようになると自分の話がより伝わりやすそうか、というのを考えていきました。
カスタマージャーニーマップのように、グラフ上でいくつかの感情起伏のパターンを考えて、一旦暫定的にストーリーを作り、幾つかのパターンに絞り込みをしました。
絞り込みの際には、冒頭に洗い出した発表のコンテキストを活用しました。
所要時間は2時間程度。

導入を考える

発表を聴いている人が一番集中していると想定される導入をどうするか考えました。
問いかけから始める作戦、小さな物語を話す作戦、伝えたいキーコンセプトを伝える作戦...色々考えましたが、冒頭に洗い出した発表のコンテキストで、今回は自分の話を初めて聴く人が多いであろうと想定していたので、衝撃をなるべく与える自己紹介をして、自分の話や自分の歩んできた道に少しでも興味を持ってもらう作戦を取ることにしました。
結果、なるべく普通の人がしていないことを冒頭で一気に話すことを決めました。
所要時間は10時間程度。

ミニカスタマージャーニーマップに沿って各時間帯で話すトピックを考える

導入に1~2分程度使うとして、残りの時間帯で何を話すか、トピックを埋め込んでいきました。
まず今回の発表で話せそうなトピックを付箋に洗い出し、その付箋ごとに、
・MaxとMinでどの位の時間話すことができるトピックか
・聴いていてどんな人に響きそうなトピックか
・どれ位感情を動かしそうか
・感情はネガティブ、ポジティブどちらの方向に動きそうか
・トピックを聴いた時に想起されそうな内容・知識

というのを書き出していきました。大体60トピック位(1トピック1~5分程度)が洗い出されたので、そこから絞り込みを行っていきました。
絞り込みは、軸となりそうなトピックをまずミニカスタマージャーニーマップに当てはめ、その前後の流れとして、自然に組み込めそうなトピックを入れていきました。
所要時間は30時間程度。

文章を書く

トピックごとにどんな話をするか、文章に起こしていきました。
箇条書き等で記載するのではなく、起こした文章を一文字一句発表で読み上げても違和感ないものになるよう、文字起こししていきました。
所要時間は15時間程度。

幾つかの分岐を作る

今回はオンサイトで発表する予定だったため、参加者の反応やどんな人がいるかが分かりやいことを考慮して、トピックごとに幾つかの分岐を用意しました。(さらっと説明するパターン/そこそこ時間をかけて説明するパターン、学術的な要素を入れるパターン/学術的な要素を入れないパターン...)
作った分岐は上の手順同様に、全て文字に起こしました。
所要時間は10時間程度。

スライドを作る

スライドを作っていきました。
基本的にはこれまでのスタイル通り、画像やシンプルなメッセージのみのスライドだけで構成しようと考えていて最初はそのように作っていたのですが、発表時間が2日目の14:25~(結構疲れているはず)という点と、自分がオンサイトで話すのは初めての経験だった点を考えたときに、スライドだけ見ればある程度内容が分かるような部分もある程度用意した方がいいかな、という結論になり、普段よりは文字量多めで、スライドだけ見ても話すことがある程度分かるようなものを挟みこむことにしました。
所要時間は16時間程度。

発表練習をする

通しで話し、内容および文章を微修正するというステップを繰り返しました。
所要時間は21時間程度。

当日会場につく~発表するまで

HDMIが必要なことを知らず、ばたばたして大分焦りました。
こばせさんが中心となってサポートしてくれて、結局スタッフの方のPCに自分の資料をメールで送り、そのPCで発表をすることになりました。
メールを送った後、スライド欠けをチェックして欲しいと言われたのですが、内容的にこばせさんの前で全スライドチェックするわけにはいかずw、最初の数枚だけチェックして終わりました笑
緊張も相当していました。

発表中

かなり緊張していました。心臓の音が自分には聴こえてくるほどでした。
とはいえ、ある程度準備にも時間をかけたので、概ね想定通りに話すことはできました。
唯一の想定外は、導入で衝撃をなるべく与える自己紹介をする作戦が功を奏し過ぎて異様な空気を醸し出したことでした(会場がざわざわしはじめる)

この空気を維持したまま進んでいくと、ただのヤバいやつになってしまい、薄い共感&特に感情も動かずで終了してしまう気がしたので、聴いてくださっている人と距離を詰めるために、咄嗟に出たのが自分でも自分に引いている、というニュアンスの言葉でした笑
その後も、導入から序盤にかけてのスライドには想定していた分岐の中では目一杯の時間をかけ、ある程度空気が落ち着いてきたのを見てから、後半部分や最後の気づきの話に移りました。

結果、時間が微妙にオーバーしてしまったのと、リアルタイム参加の方が楽しめる要素を薄くしてしまった(質疑応答や質問タイムを削った)のが大きな反省点ですが、現時点だと、自分の中ではベストな選択だったと思ってはいます。

全体を通しての感想

発表準備の過程含め、自分にとって非常に有意義で幸せな経験でした。
今でも不思議な感覚はありますが、とっても楽しかったです。

発表はまだまだへたくそで、勉強も実践も必要なことを実感しているので(特にオンサイト)、今後精進していきたいです。

当日聴いてくださった皆さん、どうもありがとうございました!

RSGT2022のふりかえり(2日目)

2022.scrumgatheringtokyo.org

昨日に引き続きRSGT2022に参加してきたので、2日目のふりかえりをしていこうと思います。(今日も、時系列で起きたことをひたすら書いていきます)

大寝坊して到着

昨日はめちゃくちゃ楽しかった一方で、相当疲れていたようで、目覚まし9時にかけていたのに起きたのは12時でしたw
大分焦りましたが、登壇は14時25分からだったので、本当に良かったです。
その後は急いで会場に向かって、13時30分くらいに到着しました。
こばせさんが、到着遅れているのを心配してDMしてくれて、優しさをしみじみと感じました。
到着後、びばさんをお見掛けしたので(すぐに分かりましたw)挨拶してspeakers roomへ。

発表準備でややトラブルが起きる

HDMIが必要という制約を見落とししており、用意されていたHDMIも自分のPCに対応しておらず、自分のパソコンだと登壇できないという罠にはまりました。
こばせさんや原田さん小林さんなど、大分色々な方の手を煩わせてしまった結果、最終的にはスタッフが持っていたPCにデータを移して、登壇することになりました。
準備不足で大変申し訳なかったです。
大分てんぱりましたが、こばせさんやAckyさんに緊張をほぐしてもらい、ありがたかったです。
また、登壇前に前の登壇者の原田さんから、小さい声で応援の声掛けをしてもらえて、これもより心強かったです。

発表する

詳しくは別の記事で書きますが、緊張はあったものの幸せな時間でした。
ようやく年が明けた感覚がありました。
今回は、会場に来てくれていた人に合わせて発表の配分や話すこと、質問を挟むか...を変えようと思っていたのですが、自分の中では想定していた中で最高の人たちが来てくれていました。
途中想定外の事態もあって少し時間オーバーしてしまいましたが、無事に終えられてよかったです。

脱力する

登壇後は最前列で聴いてくれていたなべさんが声掛けしてくれて、ありがたかったです。
すさまじい疲労感で脱力していましたが、登壇中のDiscordを見て、元気をもらいました。

元々同じ会社だった方と話をする

なんと、元々同じ会社だった方に声を掛けてもらい、会話をしました。
同じ会社であることを一昨年のスクフェス札幌で知ったものの普段働いている職場が遠いこともあって挨拶できておらず、とはいえ同じ会社だから分かる苦労についていつか話したいと思っていたので、この場での対面となったことに驚きました。
会社のコンテキストを理解して下さっていた上で自分の話を聴いてくれたということもあって、絶対にその方からしか聴けないような感想を聴くことができて良かったです。

satoryuさんとみほらぶさんと話す

satoryuさんを通じてみほらぶさんと少し話したのですが、実はみほらぶさんはオンラインも含めて初対面でした。(Twitterしか知らないので永瀬さんというよりみほらぶさんというイメージしか自分はない状態でした笑)
会社でみほらぶさんにお世話になる予定なので、その話を少ししてみほらぶさんのお酒エピソードを聴いて、解散しました。

かがわさんや久宗さんやおむむさんとhokarisaさんと話す

登壇を聴いてくれていたかがわさんと、自分と同じく登壇が終わった直後の久宗さんとお話しました。
途中からはおむむさんも来て、ふりかえりの話をふりかえりのブースの前でしていました。
サイボウズ(久宗さん)繋がりでえはらさんも途中から来て、話をしていきました。
途中はびばさんのブースを眺めていた所、昨年のセッション聴いててめっちゃいいなあと思っていたhokarisaさんとも初対面し、ご挨拶することができて、良かったです。

びばさんと話す&びばさん著作の技術同人誌を買う

びばさんが通り過ぎたのを見て、ついにびばさんとお話をすることができました。
昨日の自分のブログの話から、オンサイトでギャザリングする良さを話したあと、KANEさんに繋いでもらう約束をして、本を置きにspeakers roomに戻りました。
前から気になっていたのですが、PayPayで乗っ取り被害にあったことも影響してびばさんの技術同人誌を買えていなかったので、ここで買えて良かったです。

伊藤さんと小島さんに逢う

speakers roomに戻ると、AWSの伊藤さんとリンクアンドモチベーションの小島さんがいらっしゃり、挨拶することができました。
魅力的なセッションが被りまくっている話や、オンサイトの良さの話をしていきました。

原田さんと超リアルな話をする

発表では伝えきれなかったどろどろとした現実の話、直近抱えている課題、登壇を終えての心境など、濃い密度で1on1で話をしていきました。
原田さんがめちゃくちゃ聞き上手で、優しくて、結構リアルで生々しい話をしていたことを忘れさせてくれました笑

石村さんとご挨拶する

中さんと簡単に会話をした後、昨日話したいといいつつ姿が見つからず話せていなかった石村さんと初対面し、お話することができました。
中さんからは怖い人として聴いていたのですがww、全く怖くなくてすごく優しい方だったので安心しました笑

やっとむさんにご挨拶する

石村さんとお話していたら、途中から岩切さんやさささん、おむむさんも合流し、その後すぐにやっとむさんが現れてご挨拶することができました。
1年半越しに(?)、Happy! Lucky! XP!のセッションをはじめとしたスクフェス札幌2020の感謝を伝えられたので良かったです。

森さんとすれ違う

凄いオーラがある人が前から歩いてくると思って驚いていたら、森さんでしたw
発表前ということで、本当に一言だけ話をして別れました。

nakoさんとchiemi先生に会う

セッションが終わりたての会場を覗いた所、nakoさんとchiemi先生にお逢いすることができました。
まさかのタイミングでご対面となり、大分驚きましたが、短い時間ではあるものの分散アジャイルチームでご一緒することが多いお二人とお話することができて、とっても嬉しかったです。

KANEさんと会う

ここでKANEさんと初対面することがようやくできました!黒い服を着た背の高い人、というめちゃくちゃ絞り込めないヒントの中で自分を探してくださったようでw、本当にありがたかったです。
オンライン上の優しい雰囲気が残ったままでしたが、自分が勝手にイメージしていたKANEさんが肌が白いと思っていたので、想像以上に黒くて驚きました笑

森さんのセッションを聴く

最後は、皆さんのセッションを聴く流れに乗ったこともあって、森さんの話を聴きました。
60分セッションだとは知りませんでした(すっとぼけ)。
色々と書きたいことはあるのですが、フィクションのストーリーから、ストーリーで起きていたことの構造を明らかにし、最後に綺麗にRSGTの話で締める、という風に全体を構成していたのが印象的でした。

うつみさんにご挨拶する

うつみさんとついに対面し、お話を簡単にではありますがしました。
インプロのセッションは大盛り上がりだったということで、本当にリアルタイム参加したかったです。

藤井さんにご挨拶する

個人的に物凄く尊敬している、星野リゾートの藤井さんとお話をすることができました。
やっぱり(というのもおこがましいですが)仕事に対して本当に誠実な方で、自分が大好きな星野リゾートのお話を少しではありますが話してもらうこともできて、本当に貴重で、背筋が伸びるような時間でした。

ゆのんさん松崎さんと初対面

ゆのんさん松崎さんと初対面して、天野さんこしばさんも交えてお話をしていきました。
ゆのんさんはPodcastなどで話を聴いたことはあるものの、オンラインでも一度も絡んだことはなく、やられていることからしても雲の上の存在だったのですが、自分のことを認知してくださっていて、昨日の天野さんに引き続き、大変嬉しかったです。
松崎さんは、同じ金融ドメインアジャイルスクラムを実践していることを知ってから、ずっと話をしてみたいと思っていたので、偶然話すことができて最高でした。

懇親会に行く

おおひらさんやなべさんにお誘いいただき、流れで懇親会に参加しました。
いづさん中野さん上戸鎖さん根本さん松崎さん天野さんなべさん大平さん区長まつしゅーさんこしばさんじゅんぺいさん+Akiさん森さん、という超豪華な方々が揃っていて、めちゃくちゃ楽しかったです。
根本さんから探索的テストの話やワークショップ設計の話を聴いたり、まつしゅーさんのチームの話をきいたり、自分と意見が会わない人に対してどのようにして議論をして同じ方向を目指すのかという話を聴いたり、ギャザリングの素晴らしさの話をしたり、それぞれの現場で起きているリアルな悩みの話をしたり、A-CSMの話を聴いたり、POがチームの壁になる可能性を秘めているという話をしたり、ブログネタでいじってもらったり、区長とランニングマウントをとったり、本当にあっという間で充実した4時間でした。

全体を通して

今日も最高のカンファレンスでした。
発表が終わって肩の力がようやく抜けて、その流れからの懇親会は、このブログで全てはとても現せないくらい最高でした!

RSGT2022のふりかえり(1日目)

2022.scrumgatheringtokyo.org

待ちに待ったRSGT2022に参加してきたので、1日目のふりかえりをしていこうと思います。(時系列で起きたことをひたすら書いていきます)

現地到着

オンラインではよく知っているはずなのにオンサイトでは初めて会う皆さんばかりなので、どきどきしながら現地に到着しました。
到着と同時に紺野さんと出会ったっぽいのですが、紺野さんか自信がなかったのと道に迷って到着が9時30分すぎになってしまったことに焦り、紺野さんをスルーしてしまいました...(紺野さんすみません)

その後、エスカレーター上がると同時に、オンライン上では平日にほぼ毎日会っているsatoryuさんにご対面し、感動...!軽くお話をした後、オープニングを聴くために駆け足で移動しました。

オープニング

遅れてしまったこともあり、さささんとKDDIさんの茶番演劇を見て終了しました。
その後、Akiさんと目だけで挨拶して、keynote聴くために移動しました。keynote向かう途中にAckyさんに出逢って軽くお話をして、またしても感動しました。

keynote

最初の方は、プレゼンの導入も兼ねていたこともあって、知っている話が続きましたが、あらゆるリスクを管理するというプログラムマネージャーの話や、small world networkの話が出てきて、新しい学びと出会え、一人で心が盛り上がっていました。
small world networkの話が生物学やアレグザンダーの話にしか聞こえないので、きょんさんが反応しているかな、と思いきやしておらず、フラクタルダンバー数の単語が出てきた所で自分が思わず反応してしまいましたw
帰りがけに紺野さんに挨拶をして、「やっぱり最初にお会いしてたの紺野さんでしたよねw」となってkeynoteは終了です。

ちなみに、あとできょんさんに話を聴いたところ、「small world networkの話は面白いし情報として有益ではあるんだけど、small world networkと言っておきながら個々の話から全然構造の話をしていなくて、small world networkの話もプレゼン中で出てきた話題に繋がっていないから、反応しなかった。初っ端から指摘してもコンテキスト壊すなと思っていた」とのことで、やはり今日も自分の想像の上を行ってくれるいつものきょんさんで最高でした。

ランチタイム

一人でご飯を食べようとしていたら、根本さんに遭遇し、お話をしてもらいました!
実践ソフトウェアエンジニアリングの話や、日頃のイベントやカンファレンスについてのお話をしてくれたのですが、自分が書いているブログをありがたいと話してくれて、本当に嬉しかったです。
ただ、実践ソフトウェアエンジニアリングの感想をTwitterで発信してなかったでしょー笑、と言われ、発信していないことを反省しましたw(ということで今貼っておきます)

aki-m.hatenadiary.com

その後は、紺野さんが松下さんとのりっくさんを引き連れてやってきてくれて、4人(+途中からはてらひでさん)でご飯をいただきました。
一人で黙食になるかと思っていたのですが、思いがけず話をしてくれて大変ありがたかったです。
のりっくさんが爽やかですごく自然に会話を繋いでくれて、いい意味でGapを感じました。そして、松下さんにはご飯後に会場や部屋を案内してくれると言ってもらうことができて、感謝です、
帰りがけには、しょーださんと天野さん、中さんとお会いして、簡単にではありますが会話をすることができました。天野さんはオンラインでも話したことがなかったのですが、自分のことも認知して下さっていて、凄く嬉しかったです(自分も勿論認知していました)

きょんさんとご対面

松下さんが、予告通り会場を案内してくれました。ひとしきり案内してもらった後に、「誰か会いたい人はいますか?」と聞かれ、「やっぱりきょんさんですかね...」と話したら、きょんさんがいる部屋に案内してくれて、ついにきょんさんとご対面することになりました。
きょんさんとご対面する前には、じゅんぺいさんとも対面し、来たるスクフェス新潟の話をすることができました。

きょんさんと対面後、簡単にはじめましての挨拶をした後、その場にいたyotaさんと三浦さん、途中からはスクラム道関西のきくりんさんとも簡単にお話しました。きょんさんとは、セッションの話、上に書いたkeynoteの話、RSGTをきょんさんがどう楽しむか...というお話も二人ですることができて、夢のような時間を過ごすことができました。更に、セッションが始まる直前に、色々と案内をしてもらえることになりました。

部屋を出る間際にはさていさんとお逢いして、簡単にではありますがお話することができました。さていさんからは旅するアジャイル本箱の話を聴き、自分が興味を持ったところ、きょんさんが旅するアジャイル本箱の場所まで連れていってくれると話してくれて、オンサイトでもきょんさんのやさしさを実感しました。

きょんさんとコーヒーを飲みに行く

部屋を出てからは、まずコーヒーを飲みに行ったのですが、そこではたくさんの人と次々に出会いました。(きょんさんが目立つし顔が広いので笑、皆がこちらを認知してくれたのが原因かと思いますw)
まず、いっしーさんとスクラムマスダーさんにお会いしました。二人ともリアルで会ったことがないのは勿論、オンライン上でも顔をあまり見たことがなかったので、お会いすることができて良かったです。
いっしーさんとスクラムマスダーさんと話していた所、Ryoさんも乱入してきて、昨日ぶりにお話をしました(葛飾で毎週会っているせいか、Ryoさんだけは初対面感が0でしたww)
更に、チームビルディング勉強会でいつもご一緒しているkuroさん、ひろせさん、やすがひらさんとも同時にお逢いし、話を簡単にではありますがすることができました。
そんなこんなでコーヒーを飲む場所についたら、そこではkiroさんや高江洲さん、水野さん木村さんといったレジェンド(!?)の方々がおり、初対面しました。
kiroさんは「正しいスクラム」という言葉を最近聞くようになったから明日の発表でぼこぼこにしたいんだと血気盛んだったのですが、自分は「正しいスクラム」を「楽しいスクラム」と聞き間違いして、「楽しいスクラム」はなんでだめなのか聴いたところ、「正しいスクラム」のみならず「楽しいスクラム」も危険性を指摘してくれて、その流れで、同じものを10,000個、品質をkeepして作る難しさの話(品質を上げたり下げてはいけない)、プラモデルの話と、次々と面白い話を繰り広げてくれました。(その後ろではRyoさんやのりっくさんが自分の話をしてくれていたみたいなのですが、kiroさんの話に夢中で全然話を聴けず...笑 また明日話を聴かせてもらおうと思います!)

satoryuさんと話す

satoryuさんを見つけたきょんさんが、satoryuさんとは話せたか聴いてくれて、まだ挨拶くらいしかできていない話をした所、satoryuさんを呼んでくれて、ゆっくりお話をさせてもらいました。
satoryuさんは、直近はM1の研究(??)をされていたということで、漫才の面白さの変遷と、漫才の認知負荷の話、漫才の全体性をはじめとした漫才の構造の話をしてくれて、相変わらずの職人ぶりに吹き出しましたw
途中からはyotaさんも加わり、ニコニコ長会議の話などをしながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。

hisaさん、JKさんに遭遇する

続いて、hisaさん、JKさんに遭遇しました。話をしたのは一瞬でしたが、お二人とも凄く楽しそうで、話をした自分自身も楽しさを分けてもらうことができました。

Hideさんに遭遇する

続いて、分散アジャイルチームでいつもご一緒しているHideさんと遭遇しました。
全然見れていなかったのですが、わざわざDMまでしてお会いしようとしてくれており、お会いすることができてとても嬉しかったです。

ようやく旅するアジャイル本箱に辿り着く

人に会いすぎてもはやなにをしようとしていたのか忘れていたのですが、自分の「要望を覚えてくれていたきょんさんが案内してくれて、旅するアジャイル本箱にようやくたどり着きました。

スクフェス大阪でその存在を知って、一度は実物を見てみたいと思っていたので、感動しました。

さささん、いづさん、ikikkoさん、上戸鎖さんに遭遇する

ジョブボードを眺め、名刺を貼り付けるきょんさんを見たり、ジョブボードに来たきょんさんのお知り合いの方(名前を聞き逃しました、、)と話をしていたら、セッションが終わったさささんといづさんが登場し、短い時間ではありますがお話をすることができました。そして、さささんはさささんでしたw
一方的に知っていると思っていたikikkoさんともお会いし、挨拶をしたところ、存在を認知してくれていて、流れで話をすることもできて、嬉しかったです。

話をしていたことろ写真を撮ってくれていた上戸鎖さんとも、ここで初対面しました。

岩切さんにお会いする

話をしていた所、遠目ではありますが岩切さんの姿を見かけたので、声を思い切ってかけてみたところ、お話することができました。
岩切さんは自分が女性だと思っていたのでとても驚かれていましたが、旅するアジャイル本箱の話や岩切さんの直近のセッション(読書トレーニング)の話もできて、楽しかったです。
ブログも幾つか読んでいただいたようで、感謝です。

楽天の皆さんとテストの話をする+なべさんやTKさんに会う

岩切さんと話し終えた辺りで不意に声を掛けられ、そこで小笠原さんと遭遇しました。
小笠原さんとは色々なコミュニティでお会いしているので、話も弾み、かなり長い時間色々な話をしたのですが、途中からはのりっくさんも加わりながらテストやQAの話をしていきました。

テストやQAの話をしていると、高嶋さんやジミーさん(?名前間違っていたらすみません)といった楽天のQA陣も話に加わってくれて、楽天の江村さんがやっているフレーキーテストへの対処やテスト自動化の運用保守話などをしながら、盛り上がりました。
この場では、楽天のQA組織体制変更の話を聴けたり、QA組織が抱える課題や非公式なコミュニティが社内で強い話など、面白い話をたくさん聴くことができて、これぞギャザリング!という感じを勝手に持ちました。
最後はボス?のくにもとさんともお逢いし、簡単にお話をすることができました。
途中からはなべさんやTKさんとついにご対面し、話をすることがえきました。コミュニティに温かく迎え入れてくれたなべさんに感謝の気持ちが伝えられたのと、TKさんをサングラス以外の顔で認知することができて、とてもよかったです。

そして、のりっくさんのぼろが少し出ていました笑

市谷さんのセッションを聴く

小笠原さんと話をしていて、その流れで市谷さんのセッションを一緒に聞こう、と言ってもらい、聴いていきました。(この時間帯はセッションが激戦過ぎてどれ見るか悩みまくっていたので、さっと決めてもらえて助かりました)

2月に発売される書籍への伏線、ジャーニーを綺麗にまとめていて、さすがだと思いました笑

yotaさんのセッションを聴く

レガシーシステムに自分が携わっていたこともあり、yotaさんのセッションを聴きに行きました。
共感できる内容が非常に多かった上に、発表後はたまたまyotaさんに遭遇し、自分が発表で気になっていたリリースのロールバックの仕組みや性能指標のモニタリングなどを、かなり具体的な所まで聞くことができて、大満足でした。
そして、yotaさんに質問がちょうど終わったタイミングで、会社の先輩に遭遇し、大分不思議な感覚をお互いに得ていましたw

宮崎さんにお会いする

yotaさんのセッションを聴いて上のフロアに上がった所で、及部さんと宮崎さんにお会いしました。及部さんは今日一日ずっと探していた一人でどうしてもお逢いしたかったので、出逢うことができて感動しました。
宮崎さんとは、(途中からは中さんや小野さんも交えながら)チームFA宣言の近況話や、普段のSilver Bullet Clubの話、お互いの仕事の話など、結構踏み込んだ話をすることができて、素敵な時間を過ごすことができました。
satoryuさん及部さんは普段のイベントでよくお見掛けして、話をする機会もあるのですが、宮崎さんとはオンライン上でもお話したことがなかったので、今日オンサイトで長い時間お話することができて、とっても嬉しかったです。

佐野さんに挨拶する

中さんにお願いして、おそらく一方的に知っているであろう佐野さんに挨拶しました。
伝説となっている(??)ラグビーの話で盛り上がり、facebookではラグビー観戦ツアーのお約束もいただけたので満足です。

葛飾の皆さんにお会いする

オンライン区長、おおひらさんと続けざまに会い、テストの街葛飾のロゴの前で記念撮影しました。
区長がもう区長でしかなくて(語彙力がw)、最高でした。

こばせさんにお会いする

今日一日で5回位会いたいと言っていたものの忙しそうという理由で中々会うことができなかったこばせさんに、最後要約お会いしました。
オフラインでも優しく、いつものこばせさんで安心しました。

とにかく知り合いを増やす会に参加する

今年も小笠原さん主催のとにかく知り合いを増やす会に参加してきました。
まえけんさん、久宗さん、むむむさん、かがわさんと一緒のテーブルでした。

皆さんすごい向上心と、高い視座、それぞれのストーリー、それぞれ異なる役職だからこそできる話、というのを持っていて、一人一人の話にすごく刺激をもらうことができました。
こうして、全く面識のないけど素敵な想いをもっている方と話ができるのは、本当にありがたくて、最高の時間でした。

また、皆さん聴く力が本当にすごくて、自分自身が話す時も心地よく話をすることができました。

帰宅

あっという間の一日でした。

帰り際に、まつしゅーさんと稲野さんにご挨拶しました。また、途中途中に目だけで会話をしていたAkiさんと、ついに対面で言葉を交わすことができました。
Akiさんには今日殆ど遭遇していないはずなのに、自分が今日一日楽しくて仕方がなかったことを見抜かれており、さすがだと思いました笑

 

と、本当に充実した一日でした。今日一日声をかけてくれたり話をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
明日は発表で緊張していて普通に話せないかもしれませんが笑、今日お逢いできなかった皆さんとお逢いできることを、楽しみにしています!

大人のソフトウェアテスト雑談会 #88【明日はRSGT2022!】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

新年一発目のテストの街葛飾に参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

RSGT2022

RSGT2022が楽しみだという話でまずはひたすら盛り上がっていきました。
どのように歩くか(セッションをどうやって楽しむか?コーチーズクリニックを楽しむ、ギャザリングを楽しむ...)の話だったり、各時間帯でどれを見るかという話だったり(大激戦区ばかりで一体どれを見るのかが苦しい...)、現地までの行き方だったり、明日からの3日間がすごく楽しみになっていきました。

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/schedule

また、一旦話が他に移りましたが、最後は再びRyoさんが気になっているセッションの話を聴いていきました。ちなみに、以下のセッションがRyoさんが注目(気になっている)しているセッションということです。

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/15988

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16167/itdx

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16135

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16143

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/15943/-

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/15993/deep-dive

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16171/managing-detractors-in-an-agile-transformation

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16159/how-to-communicate-the-roi-of-test-automation-to-your-business-roi

Engineering manager meetup

今日はkobaseさんがいらっしゃるということで、おおひらさんとkobaseさんで、Engineering manager meetupを企画しようという話をしていきました。
Markさんも今日はいらっしゃったたので、Markin' Qualityの場でEngineering manager meetupをやってもいいんじゃないかという話も出ていました笑

Engineering managerはとっても興味がある職種なので、非常に楽しみです。

RSGTのリハーサル

RSGTのリハーサルをRyoさんがしてきたということで、リハーサルで得た気付きや、Ryoさんが一緒に登壇するうつみさんのすごさの話などを聴いていきました。
うつみさんはライティング(照明)の設定などもされているということで、プロフェッショナルとしてのすごみを実感しました。。

現地リハーサルは全くやっていないどころか、一体どんな場所で発表することになるのかもわからず、非常に不安になってきましたが、明日一度現地を見てみようと思います。

人畜無害(!?)なNHK

昔はNHKと言えば人畜無害な番組ばかりだったということですが、最近はねほりんぱほりんBS世界のドキュメンタリーなど、受信料を払ってもいいから見てみたい

www.nhk.jp

www.nhk.jp

全体を通した感想

今日はRSGTの話が中心で、明日がより楽しみになる会でした!
話を聴いて大分緊張してきましたが、明日は何も予定がないので、まずは明日、全力で楽しみたいと思います!

RSGT2022でやりたいこと

いよいよ明後日からはRSGT2022が始まるということで、今日はRSGT2022で個人的にやってみたいことを書いていこうと思います。

いつも仲良くわいわいしている皆さんと喋る

やっぱり一番楽しみなのはこれです!
オンライン上でしか存在を認知したことがないですし、お話もオンライン上でしかしたことがないので、顔が一致するのかがそもそも怪しい方もいますが笑、ここ一年半で本当にたくさんの方との出逢いに恵まれたので、対面で話をできるのが凄く楽しみです。

特に分散アジャイルチームの皆さんと葛飾の皆さんとは、会えるのを凄く楽しみにしています。*1

基調講演を生で聴く

昨年野中先生の基調講演をオンラインで聴いたのですが、生で聴いた方々の話を聴くと、オンライン上では伝わり切らないすごいエネルギーを感じられていたということで、是非今回も基調講演は生で聴きたいです(他の発表も勿論いくつか生では聴きたいのですが、ギャザリングを優先したい想いもあり、少なくとも基調講演だけは生で聴こうと思っています)

名物スポット(??)をめぐる

RSGTにはどうやら名物スポットがあるようで、その名物スポットを巡りたいです。

自分が聞いたことがあるものだと、廊下, コーヒーとお菓子を無料でもらえる場所, ホワイエ, スポンサーブース...というのがあるらしいです。
また、上記以外のスポットでも雑談が不定期に行われやすい場所というのもあるようで、このスポットも巡ってみたいです。

無事に発表を終える

無事の定義とは...というお話はありますが、ホール(?)といった舞台でプレゼンテーションをするのは初めての経験になるので既にとっても緊張しています。。

これまでオンラインで登壇してきた時と比べると、色々と戸惑う部分はあるんだろうなあと思いますし、やってみて色々と反省点は出てくるんだろうなあとは思いますが、終わった後は発表が楽しめた!と心から言えるように、全力で準備・発表を頑張りたいなあと思います。

新しい繋がりを作る

昨年は幾つか新しいつながりが幾つかありました。

まず、知り合いを増やす会では@bonbon_0605さんや@g_yanagiさん、@mactkgさん、クリエーションラインの新井さんと繋がりました。特に@g_yanagiさんには、ここで繋がったことがきっかけでスクフェス大阪での登壇機会をいただけくことができました。

また、夜のOSTでは、KANEさん経由で技術同人誌を書く機会をいただき、おやかたさんをはじめとした方々と繋がることができました。

これまで出逢った人たちと話をするのも勿論楽しみなのですが、昨年同様、新しいつながりも作りたいです。

OSTにオフラインで参加する

昨年はオフラインでいきいきいくおさんが「いきいきしているかー!」という名言を誕生させたように、OSTでもオフラインだからこそ味わえる空気感があるんだろうと思っているので、是非オフラインでOSTに参加したいです。

 

以上です。初めてのことだらけで当日は緊張もすると思いますが、思いっきり楽しんでいこうと思います!!

*1:葛飾の皆さんはオンラインとは言え毎週対面で会っているような感覚がありますが...笑

新春座談会-アジャイルとアレグザンダーと学習プロセス-に参加してきた

alexander-study.connpass.com

今日はこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。(2022年最初のイベントでした!)

会の発端

きょんさんの上記Tweetに対して、懸田さんが以下のように反応したのがことの発端ということです。

ただ、雑談なのでどのような話をするかは決まっていません笑

会で自分が印象的だった話

スクラムやった方がいいんですかね?」「アジャイルしたいんですけど...」と言われたときにそれなりの頻度で見かける残念な風景

このような質問を受けた時、(アジャイルのエキスパート的な立ち位置の人が)色々と組織の話を聴いたり顧客との関係性を聴いたり契約の話を聴いて、「それではアジャイル(スクラム)はできません」といったり、「今はアジャイルではないので、とりあえずふりかえりから始めましょうか」...アジャイルの範囲を限定したり一方的かつ無責任な話に聴こえて残念に思えるというお話がきょんさんからありました。*1

このような話は再現性がなく、自分の定義を押し付けてその定義に沿うかどうかを気にしているようでは、アジャイルないしはパターン・ランゲージの話からほど遠いのではないか?というお話でした。

失ったものに目を向ける

アジャイルに関するプラクティスが整備された結果、「まずレトロスペクティブを導入しましょう」といったアドバイスができるようになったものの、この結果、元々アジャイルやXPが目を向けていた、全体性, パターン・ランゲージといった部分に目を向けられず、過去にできていたものが失われてしまっている感覚があるというお話でした。
一方で、ぱっとできるプラクティスの整備や、アダプティブにやっていこうという価値観の浸透は過去と比較して明らかに手に入れることができているというお話も出ていました。10年前にはアジャイルという言葉を使うだけで大きな抵抗に遭うという時代だったことを考えると、失ったものの代わりに得たものもあるということです。

また、失っているかどうかに本人が気が付いていないというのが難しい所で、うまく形式知化したり伝えられるようにしたいというお話をしていました。

粗っぽいアジャイル

こんな発言が参加者のsatoryuさんからありました。(とっても素敵な話だったのでそのまま引用)

スクラムを取り入れたチームの影響が組織に影響を与え始めて、組織のなかなか変わらない硬いルールとぶつかったときに、スクラムチームがちょっといびつだけど現実的な方法を見つけると、それが粗っぽさに見えるのかもしれない。
わからない人は、それを見て「アジャイルじゃない」と言うのかもしれない、という妄想。

現実解を見つける、という行為はコンテキストの調和を目指しているという点で十分にアジャイルと言っていいんだろうなあと思いました。

ブリコラージュとブレイクスルー

懸田さんが最近経験した印象的な出来事として、ブリコラージュとこのブリコラージュの中で起きたブレイクスルーの話がありました。

懸田さんがやかんでお湯を沸かすために試行錯誤していた時、インスタグラムのアウトドア系の投稿を見ていて、たまたまY字型の木の枝を作るアイデアがひらめき、その場にあった木の枝を使って5分で上の写真にあるようなものを作って、見事にやかんでお湯を沸かすことに成功したということです。

その場のコンテキストに合わせて物を作るという経験ができたことと、インスタグラムを媒介することで(小さくはあるものの)ブレイクスルーを自分の中で起こせたことに非常に興奮したということです。

懸田さんの例はプロダクト開発の話ではありませんでしたが、プロダクト開発においても、その場にあるものを取り入れて改善をしたり、他人の経験を還元して自分たちにブレイクスルーを起こすというのは楽しいものだし、実際に改善がされたりブレイクスルーが起きた時には興奮するんだろうなあと思いました。

全体を通した感想

上に書いた内容以外でも、懸田さんが最近興味を持たれているというポリヴェーガル理論の話・人の意識がどこから生まれるのか?という話を聴けたり、プロトコルの貧弱化がスケールに繋がっているという話やRSGT2022できょんさんがする予定の話などなど、新年一発目から盛りだくさんの話が聴けて、大満足でした!

アレグヲタク全開のきょんさんも見ることができて、最高でした笑

*1:アレグザンダーの文脈で言えば、「こんな池(ここでいう池の範囲にはベンチも含む)が欲しい」「いや、池と言うのはベンチを含まない」という会話には何も意味がなく、お互いのコンテキストを調和しようと努力することに意味があるのではないか?という話でした

2022年やってみたいこと

明けましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします。
新年一発目ということで、今年やりたいことを書いてみようと思います。

色々なことを書いていきますが、全部をやりたい、という訳ではなく、この中から何個かはやりたいなあという感じです。

仕事でやりたいこと

アジャイルコーチをする

名前(立場)はアジャイルコーチじゃなくても良いのですが、チームを幾つか外から支援し、支援前と比べると想像ができないような成果を出すチームの姿を見てみたいです。
これまでたくさんの知識をもらったので、少しでもこの知識やわずかながらの経験を還元できればいいな、と思っています。

社内カンファレンスを社外の人も巻き込んでやる

昨年社内カンファレンスに携わって芽生えた野望を実現させるために頑張ります。
コミュニティの皆さんを招くことができたりすれば最高だなあと思ったり。

これまで携わったことのない分野・タイプの開発に携わる

レガシー目でWebシステムに今年は従事していたので、例えばフルスクラッチの案件だったり、まだ触ったことのないWeb系・スマホ系の開発に携わっていきたいと思いました。

CI/CDの整備をする

昨年やろうと思ったけど中途半端な形で終わってしまったので、やっていきたいです。(CI/CDをこれまで整備してくれた人が丁度抜けるというのもある)

メンターになってみる

実は未だ年下の人と働いた経験がなく、教育や育成に責任を持ったことがないので、メンターのような形で、後輩の教育や育成に関わってみたいです。

AWS Solutions Architect Professionalになる

AWSほとんど触ったことないですが、仕事で無料で取らせてくれるみたいなので、取ってみたいです。

プライベートでやりたいこと

Write code every dayをする

これは昨年に引き続きやっていきたいです。

400本くらいブログを書く

昨年は毎日1本ずつブログを継続できたので、大体10%くらい本数を増やして、400本くらいブログを書きたいです。

その一方で、毎日ブログを書くのはどこかのタイミングで辞めたいなあと思ったりしています。

235冊(85,000ページ)くらい本を読む

これもブログと同じく10%くらいは増やしたいなあという雑なモチベーションからです。
冊数もそうですが、「これはすごい!」ってなる本と沢山出会いたいなあと願っています。

オンラインイベントに500回参加する

昨年下半期のペースだと普通に達成できそうですが、正直500回よりも大きな数がイメージできないので笑、このくらいに設定しておきます。
あと、不定期でやっている雑談とかにも飛び込んでみたいなあと思ったり。

低レイヤーの勉強をする

低レイヤー, インフラ系に疎いので、勉強したいです。

JaSSTに参加する

去年ことごとくタイミングが合わなかったので今年こそは参加したいです。(今の仕事だと平日がなかなか参加しにくい...)

スクフェスグランドスラム(??)する

以前及部さんが言っていた話に近い、スクフェスグランドスラム(スクフェス全てで発表)を達成したいです。
そのために発表できる話題を揃えたいなあと思います!

社内で実際に取り組んでいる話をパブリックな場で話す

かなりクローズドな業界ということもあり、社内で取り組んでいる内容や仕事で実際にやっている具体的な取り組みが話せませんでしたが、少しずつ会社の風向きが変わりつつあるので、どこかパブリックな場で話をしたいなあと思います。

スクフェス新潟or大阪or三河or札幌に現地参加する

RSGTは現地参加する予定ですが、地方で開かれているスクフェスにも一度は現地参加したいなあと思っています。

今まで参加したことのないコミュニティに10個位顔を出してみる

普段お世話になっている居心地が良いコミュニティに参加するのは勿論、これまであまり繋がったことがない人達とも繋がってみたいです。(コミュニティが交わるような感じになれば最高だなあと思ったり)

OSS活動する

スクフェス札幌でsatoryuさんの話を聴いてやってみたくなったので、今年は何かしらのOSS活動をしたいです。

RSGT2022でオフラインで話す

まだオンラインで誰一人とも会っていないので、とても楽しみにしています。もうじき叶いそうです。

泊りで旅行にいく

COVID-19でここ2年泊りの旅行をしていないので、今年こそは...

札幌にいってお寿司を食べる

大好きなお寿司を大好きな札幌で食べたい、ただそれだけの気持ちです。

長期休暇を取る

会社の制度&関わっている領域上、夏季休暇・冬季休暇・年末年始休暇...がなく、長期休暇を取りにくいのですが、今年はどこかしらのタイミングで長期休暇を取りたいです。

家庭と仕事とコミュニティのバランスを上手くとる

今年は3月頃に結婚する予定で、これまでとは生活のバランスのとり方が大きく変わりそうです。うまい具合にバランスを取れればな、と思います。

一度も体調を崩さない

健康第一でやっていきたいです。一番の関門は深夜に熱くなるコミュニティなので笑、欲望に打ち勝っていきたいです。

 

以上です。今年は昨年以上に楽しく充実した年になるよう、やっていきます!