天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

オブジェクト指向のこころを読む会 Vol33に参加してきた

yr-camp.connpass.com

今週もこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

章全体の感想

まず、全体的にこれまでの章と比べてかなり面白かったという話がありました。
TDDしながら言語を比較するアプローチの新鮮味やボブおじさんのTDD好きがすごい出ている点などは特に話題として挙がっていました。

結論から得られた示唆

本章の結論の内容が示唆に富んでいたという話をしていきました。

  • Clojureの方がテストから得られるFBがやや遅くなったというのは面白かった
  • テストの方がプログラミング言語よりも「本質的」であるというのが面白かったし、テスト駆動開発が有効なことを示しているような記載だと思う
  • 「どちらが読みやすいというのはない」という記載があったのは、これまでの議論で読みやすさに関して話をしていたことをボブおじさんも同じように捉えているというのが確認できてよかった

実際の開発現場の様子

毎度のごとくやや脱線気味ですが、実際にチームの中でエンジニアとして働いている際にどんな感じで開発をしていたのか?を話していきました。

  • TDDは基本的には毎回やっていた
  • ユーザーストーリーは実例マッピングで作成し、BDDのインプットとしていた。BDDの内容を仕様書として文書化した
  • シーケンス図と概念モデリングは毎回するようにしていた
  • ユーザーはユーザーストーリーレベルの仕様が分かればTDDレベルの仕様(例えば境界値や異常値など)に関してはそこまで具体的につっこんでくることはなかった

Data Flow Diagram

シーケンス図の話から、関数型言語で特に事前に書いておくと有用なものって何があるんだろう?という話になり、基本的には言語に依存しないんだろうと思いつつ、Data Flow Diagramsや関数依存関係図などは関数型言語だと特に大事になってくるんじゃないか?という話をしていました。

全体を通した感想

今日は二人だけの参加だったということもあって、いつも以上に脱線も含めてゆるゆると話をしていきました。

ボブおじさんによれば面白くなってくる(予想できない結末になってくる)のはここからだということなので、これからをより期待して待っていこうと思います。