Scrum Fest Niseko 2023で個人スポンサーセッションをしてきたので、そのふりかえりをしていきたいと思います。
スライド
多分中身見ても何もわからない気がしますが笑、一応スライドをアップロードしておきました。
話した内容
そこそこ公開するのがはばかられる話もしてしまったためざっくりと概要レベルでどんな話をしたのか書いておきます
- アジャイル札幌のコミュニティとの出逢い
- どこに心を打たれたか
- 行動変容なしに現実が変わるわけではないけれど行動変容をしてもうまくいくわけでもない話
- 転機となったイベントその1
- 現実が変わっても頑張り続けるのは辛いという話
- 転機となったイベントその2
- 仕事もコミュニティも前とは比べ物にならないくらい楽しかった話
セッション準備
テーマ決め
スポンサーセッションがあることを知ってから何を話そうかはかなり頭を悩ませました。(話さないという選択肢があることは完全に失念していました)
特に頭を悩ませたポイントとして、今回のスポンサーセッションは、自分のセッションを聴きたいかどうかの意志に関係なく、参加者が話を聞くことになる可能性が高い点でした。
スポンサーセッションに興味がない人はセッションを聞く必要はないのですが、スポンサーセッションの時間はタイムテーブルとして用意されていますし、keynoteからそのままの流れでスポンサーセッションに移行するので、なんとなく聞かないといけないかな?という感覚になってしまいやすいと予想していました。
また、昨年のスクフェス札幌2022でもスポンサーセッションがありましたが、初めての参加者の方は、「スポンサーセッション聞くのは正直辛かった。企業紹介しないがあまりないのは良い意味で驚いたけれど、興味を持って参加することはないので、あの時間をは参加者との交流にあててほしかった」と複数名が話されており*1、今回もそういう感想を持たれないかな?という不安がありました。
悩んだ挙げ句、以下の4候補に一週間前くらいに絞られました。
- Akiさんのkeynoteからつなげるようなセッションにする
- 参加者の理解が置いてきぼりになるがもはや笑えるエクストリームな話をどかどかする
- メインとなるTarget Audienceを道内参加者のみなさんに絞ったセッションをする
- メインとなるTarget Audienceをアジャイル札幌のみなさんに絞ったセッションをする
まず1は、結論から言うとAkiさんのkeynoteに関して概要が一切公開されていないので、自分にとってはめちゃくちゃハードルが高そうだな、と思って結局諦めました。
どんな話になるのか予想をし、コミュニティ×自分自身(あなた自身)みたいな話になるのかな?もしそうであれば地域コミュニティ活性化の観点として地域学/地域科学の話をしようかな?と思って、アイサードの本も読み直ししたのですが、例えば人と人との関係性やコミュニケーションにフォーカスした話だった場合繋がりが薄すぎると感じました。
また、アジャイル札幌のコミュニティを地域コミュニティとして抽象化することに抵抗がありました。学問の定義上は間違いなく地域コミュニティなのですが、普通の地域コミュニティで語り切ることはできない魅力があるアジャイル札幌を、抽象化して語りたくない想いがありました。
次に2ですが、これはこれまで話したことがない参加者の人から話しかけてもらうハードルが上がりそうなので辞めました。今回のカンファレンスで自分が達成したかった目標に、これまで話したことのない参加者との交流を10人以上とすることがあったので、自分の発表のせいで目標達成が阻害されるのは本末転倒だと思いました。
次に3ですが、これはTarget Audienceが自分にとっては広すぎると思って諦めました。
道内参加者であればほとんどの人が楽しめそうなネタを、道外参加者の自分が考えるのはまず無理だろうと思いました。
ということで、4の方向で最終的には行くことになりました。
自分は、運営をしたりスタッフをしている方が楽しめるかどうか?はカンファレンスが良いものになるのかどうかとかなり関係があると思っているので、カンファレンスを盛り上げるために貢献できる一番の方法はこれかな?と思いました。
あと、純粋に4が一番自分がやりたいことでした(アジャイル札幌を応援したいと思ってスポンサーになっているので)
スクリプト作成
続いて、話すとよさそうな内容をスクリプトに起こしました。
ただし、起こしてみると、想いが溢れすぎてしまい18分程度の内容になってしまいました。(書きながらこれはかなりオーバーしてしまうと感じて気持ち削り目で書いてこれ...)
いつもスクリプトに起こす際、予定時間と多少ずれるのはあるのですが、ここまでずれるのは初めてで、どうしたらいいものか正直困りました。
とりあえず、
- 自分の気持ちが乗るエピソードに絞る
- 短い時間で語ることが可能なエピソードに絞る
- 自己紹介、導入、まとめを全部やめる
- 誤解が起きることは承知で、コンテキストを省く
- セリフを中心にし、自分が感じたことは必要最小限かつ超抽象的な言葉でまとめる
を実施しました。
スライド作り
スクリプト作成に時間がかかりすぎて、ここは当日1時間くらいで作りました。
最悪スライドなしでもいいじゃん、くらいの思いでした。
セッション中
恥ずかしさはあれど緊張はしないかなと思っていたのですが、前のスポンサーセッションが素晴らしすぎて、こんなセッションで良かったのかどんどん不安になり、めちゃくちゃ緊張しました。
手も足も震えてしまい大変でした。
ただ、セリフが飛んでしまって言いたいことが言えなかったりということはなかったので、そこは良かったです。
セッション後
次の日の朝ごはんにいづさんから感想をフィードバックしてもらえたり、発表中の根本さんの様子を聞いたり、かみとさんからセッションを喜んでもらえて、自分がしたかったことができたなあと思いました。
全体を通して
「スクフェスニセコ楽しんでいきましょう!」の一言で終わらせるでも良かった気がしますが、改めてアジャイル札幌の皆さんに感謝の想いが伝えられてよかったです。
これからもアジャイル札幌のイベントを楽しみにしていますし、皆さんの取り組みを心から応援しています。