天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

アジャイルカフェ@オンライン 第26回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

木下さん天野さん家永さんのお三方が、アジャイルに関する色々な悩みに関して話をしていく会です。

今日のテーマは、「アジャイルチームの成長はどう評価する?」でした。

会の様子

テーマに対する前提

今回もやや広めのテーマということもあり、まずは前提を揃えるところからスタートしました。以下、前提として話されていたことを記載していきます。

  • 評価者は、チーム自身, ステークホルダー, スクラムマスター, アジャイル推進者
  • なぜ評価したいかのモチベーションは、評価者自身の指導力を確かめたいというモチベーションや、チームが成長しているかを判断したいというモチベーション、チームの成功やプロダクトの成功に導きたいというモチベーションが挙げられる。

どうやって評価するか?

続いて、state of agileのレポートに記載されているアジャイルの意義に基づいてどう評価するか?という話を聞いていきました。*1

「コラボレーションが増えた」の観点で評価したい場合
  • スクラムイベントやモブ&ペアワークでの発言量
  • 協働して仕事している時間
  • チームから出てくる提案の数
  • ステークホルダーとの会話時間
「ビジネスニーズに合致した開発ができている」の観点で評価したい場合
  • プロダクトバックログの変更頻度*2
  • プロダクトの売上
  • プロダクトのユーザー数
  • レビューのフィードバック数
  • リリース頻度
  • ユーザーがほしいと思ってから使えるようになるまでの時間

会全体を通した感想

指標と言っても、単一的な指標ではなくて複数の観点から指標が考えられていたのがよかったです。

また、教科書にかかれているような話だけではなく、お三方がコーチをしてきて実際に計測をしていてうまくいったような指標の話が多く含まれていたのも、イベントに参加してよかったと思えるようなポイントの一つでした。

*1:state of agileのレポートに記載されている、アジャイルをやっていてよかったという話で上位に上がってきているニーズごとにどのような評価が考えられるか?という話をしていきました

*2:ニーズが変わっていくのが自然なので、多くなるのが理想