天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGT2023の登壇再ふりかえり

先日以下の記事で登壇のふりかえりをしたのですが、その後に熱量の溢れる参加者の方々から多数のフィードバックをいただいたので、そのフィードバックを踏まえてもう一度ふりかえりをしていきます。

質問をいただいた方には個別で回答したのと、結構センシティブ目な内容の質問も多かったので、どちらかというと個人が分かる用のメモになっています。

aki-m.hatenadiary.com

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自分らしい発表だった

コミュニティは色々な関わり方をしている方がいらっしゃるわけで、その中で自分の関わり方だからこそできた発表なのかな、と思えるような感想が多くありました。

特に多くのコミュニティを見てきた上で、色々傾向として取ってきたものや見えてきたものが伝えられたのはよかったです。

共感できる部分が見事に散らばった

これはもしかして⊿なのか?とも思った節はあるのですが、コミュニティの価値や価値あるコミュニティの要素で、聞いてくれた方が共感したという部分が見事に分散しました。コミュニティの価値や価値あるコミュニティの要素に関しては、一通りすべてのスライドについて共感の声をいただけて、嬉しかったです。

コミュニティの発表を通して新たなコミュニティとつながれた

これは自分の中での裏テーマだったのですが、今回の発表を通じてこれまで知らないコミュニティに繋がれたらいいなあと元々思っていて、それを見事に達成することができました。

前回のブログに書いたところ以外でも、5つほど知らないコミュニティに巡り会えたので(しかもどのコミュニティも目的ややっていることがさまざま!)、今度ぜひうかがいたいと思います。

社内/社外でどういう違いが出てくるかの意識をもう少ししたほうがよかった

求められている価値がどのように変わってくるのか?や構成人数の違いがあるのか?など、社内と社外でコンテキストが違ってくるという捉え方をするのが自然だと思うので、このあたりの説明はもう少し序盤で補足しておけばよかったなあと思いました。

コミュニティの定義が広いなあとは思っていたので、自分が見てきたコミュニティってこういうものだよというものを最初に定義することはやったのですが、ちょっと情報として不十分だとは思いました。

参加者としても価値あるコミュニティ作りには貢献できる

自分が参加者としての立場での関わり方が多いので、ちょっと表現が適切ではないのかもしれませんが、参加者も運営者だと自分は思っている部分があって*1、決して運営者だけが価値あるコミュニティを育むわけではないというところは、もう少し伝えてもよいのかなあという気はしました。

人数が増えなくてもいい

コミュニティの人数が増えていかないとコミュニティの価値が向上しないような伝え方になってしまっていたのはよくなかったなあと感じました。

コミュニティの価値の部分で、自分が主観的に特に想うことを2つ挙げるかたちを今回は取ったのですが、結果的に人数がいた方が高まりやすい要素だけが価値として挙がる結果となり、今回自分がフォーカスしなかった価値を重視してコミュニティを始められた方からしてみると、自分たちのコミュニティ作りがあっていたのだろうか?という部分が不安になったなあと思いました。

そもそもコミュニティをどういう人が育んでいくとよいのか?という話があってもよかった

コミュニティを育む価値は説明できたとして、どういう人がその価値をどのようなコンテキストで享受できるのか?という話はあってもよかったかもしれないなあと感じました。

スクラムマスターやマネージャーの方が、社内でスクラムマスターやマネージャー同士のコミュニティを作ることにそこまで重要性を感じていなかったという話があり、このあたりは今回の発表に少し補足をすれば伝えられたのかもなあと思う次第です。

*1:運営の方々がいらっしゃらなければ成り立っていないような