天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

転職した報告ブログに書けなかったこと〜今回の決断をするにあたっての色々な話〜

aki-m.hatenadiary.com

先日こちらの記事で転職したことを報告したのですが、色々な理由で記事の中には書けなかったことが幾つかあったので、書きたかったけれども書けなかった話を今日と明日で2つの記事に分けて書いていきます。

具体的に言うと、以下の2点について記事を書いていきます。

  • 今回の決断をするにあたっての色々な話
  • 47機関に入る上での抱負、自分自身でずっと意識をし続けたいこと

今日は、1つ目の話を書いていきます。

退職

いつか47機関に入ることが夢だったのは紛れもない事実ですが、今回のタイミングでは転職をするために(47機関に入るために)退職をしたというわけではありませんでした。

自分は新卒で前職に入ることがよかったと今でも思っていますし、就職する時点では自覚できていなかった要素も含め、自分が働く上で必要不可欠な要素をすべて兼ね備えていました。

このあたりは詳しく別のブログに詳しく書いたのですが、転職の話をする際には絶対に必要な話だったので、改めてこの記事でも表明しておきます。

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転職先の検討

多くの人に勘違いをされがちだったのですが、今回の転職は、最初から47機関に入ることを第一目標としていたという訳ではありませんでした。

47機関に入ることの恐れ多さ

まず、47機関に入るという選択肢は自分の夢を叶える選択肢でもある一方で非常に恐れ多い選択肢だということです。転職先ブログを書いた後にお会いした方々の多くに、「47機関に入りたいと思ったこと自体がすごい」「努力をしたことや転職に成功したこともすごいけど、それ以上に47機関に入りたいと表明したことがすごい」と言われたのですが、これは本当にそうだと自分でも思います笑
入社を自分の中で決めた段階では決意は固まっていたのですが、転職を始めるタイミングで、今このタイミングで47機関に入ろうというのは、自分の中で恐れ多さが大きくて、決意が固まっているというのは嘘がある状態でした。
ただ、自分が本当にやりたいことを隠そうとするときに取る行動が出ていることに気がついたり、自分がこれまでやりたかったけどやったことのない「自分の人生をかけてなにかを成し遂げること」ができるチャンスはそうそう訪れないことを考えたときに、徐々にその決意が固まり、最終的には今回の決断に至りました。

素晴らしい企業との出逢い

もう一つ、転職をしようと思った際に素晴らしい企業さんに恵まれていたというのも、今回の選択を即決できない理由としてありました。

実は、退職を決める以前から、カジュアル面談をかなり多くの企業さん(記録が残っているものだと50-60社)としていました。*1
そこでは、非常に多くの企業がそれぞれ異なる魅力的な話をしてくださっていたのですが、その中でも「ここでぜひ働きたいな」と思える企業が今回入社した企業とは別に2社ありました。

そのため、転職の際にはこの2社を含めた計3社で転職活動をしていました。*23社に関してはそれぞれが異なる魅力を持っており、選考が始まる前から、もし3つとも内定をいただいたらどこに行こうか...という贅沢な妄想をしていました。
転職に関する研究論文や書籍を色々読んで、自分の意志でどうしても決まらないようならサイコロで決めた方がいいという話も頭には入れていて、実際に本当にそうなりかけていたのですが、最後の最後に現職に転職することを決めました。

残念ながら今回のタイミングで行くことがなかった2社は本当に魅力的な企業でしたし、現職にはないものをそれぞれ持っていたので、非常に選択には悩みました。
特に、自分が今圧倒的に足りていないと感じていたエンジニアとしての力を存分に伸ばせる環境というのは喉から手がほしいほど魅力的でしたし、社会問題に対する貢献や事業の複雑性(開発の難度が高い)という軸でも何度も検討を自分でしていました。

コミュニティに参加してから薄々感じていたことではあったのですが、本当に魅力的な企業は多くて日本の未来も明るいなあというのは、今回の転職を通して改めて感じました。

関わってくれた多数の方々への感謝

今回の転職では、新たな出逢いもあれば既存の関係性を強固にする場面もあって、本当に多数の人にお世話になりました。

自分はまだまだスキルも足りないし、初めての転職ということで不安もたくさん抱えていたのですが、支えてくださった多数の方々によって、有意義な期間をすごすことができました。本当にありがとうございました。

特に、結婚直後ということもあって転職をすると聞いたときには不安だったであろう家族と、今回の自分の決断が捉え方によっては残念な決断だと捉えることができるけど決断を後押ししてくれるような反応をくださった方々には、頭が上がらないです。
ソフトウェア工学の歴史を作るという形で、人生をかけて恩返しができれば嬉しいですし、その過程でも少しずつ何かしらの形で貢献していこうと思っています。

*1:本当にありがたいことに、コミュニティ経由だったり自身が社外でやってきたことを認知して声をかけてくれた企業さんが多くてこうした機会を持つことができました

*2:なお、受ける会社数としてはおそらく大分少ない方で、ちょっと悪い言い方をすれば滑り止めのような企業がまったくありませんでした。これは前職が退職してすぐに戻ってくるようなことがあっても全然問題ないという話をしてくれたおかげだったので、ここでも前職には感謝したいです