こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
天野さん、木下さん、家永さんのアジャイルコーチ御三方が、視聴者からの質問に答えていく会です。
今回の質問は、「アジャイル開発に慣れてないメンバー同士で進めるときに、どんな危険信号があり、どう解消しますか? 」でした。
会の様子
今回のテーマは面白いテーマだと感じたということで、2回に分けて考えていくというお話がありました。
今日は危険信号があるかを観察するポイントとして、以下が挙げられていました。
- コードに重複があるか(不吉な匂いがあるか?)
- スクラムイベントの進行が円滑化?
- デイリースクラムでの発言の偏りがあるか?
- メンバー同士の関係性、依頼者とプロダクトの作り手の関係性はどうなっているか?
- 現状が見える化されているか?ツールで見える化されている場合は更新がどれくらい頻繁にされているか?
- バーンダウンチャートの様子(最後にいきなり落ちるのは危険。また、常に綺麗なバーンダウンをしているのも、確実性が高いタスクをただこなしているだけになっている可能性がある)
- ベロシティが常に一定になっている
- CIツールが導入されているか?導入されているなら、ステータスは常にgreenがKeepされているか?テストが導入されているか?
- 否定意見だけで留まるか?(代替案が出てくるか?)
- リーダーへの報告会が発生していないか?(デイリースクラムやスプリントレビュー...)
- 誰も決断をしようとしない状態がどれくらいあるか?
- 常に遅刻してくるメンバーがいるか?
- メンバーの兼務が発生していないか?発生している場合はどれくらい兼務がされているか?
- 部屋の中の大きい象に誰も触れない(問題がチームから全然上がってこない)
- 真面目すぎる感じが出る(ふりかえりで問題ばかり挙がる、自己反省が強い、ごめんなさいがチームで頻発する)
- 工程間の仕事のやり取りで、担当範囲の仕事のみやっている
- チームの仕事の仕方が変わっていないのにふりかえりの手法が常に変わっている(スクラムイベントのやり方が常に変わっているからマンネリ化してないよね、はおかしい)
- 仕事が全部DOINGになっている
会全体を通した感想
御三方が、お互いに「どう観察している?」「〜は危険信号だと思う?」といった風に質問をしながら、普段観察するポイントを挙げてくれる様子を見るのは、色々と学びがありました。
アジャイルカフェで初めて、ひたすら発散する形式になっていたのも面白かったです。