天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

エンジニア組織の作り方 with 杉田 enechainに参加してきた

engineering-floor.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

エンジニア組織の形成は各企業ずっとおこなっているものの、形式知化されておらず各企業の経営陣、マネージャー陣は悩み話としてはよくでてきます。そんな中、現在エンジニアリングマネージャーとして活躍している 杉田さんと アジャイルコーチとして組織づくりを支援している kyon_mmで雑談します。  

会で印象的だったこと

エンジニアリングマネージャーを志した理由

杉田さんは元々エンジニアとして働いていたということですが、同期と一緒に働いている中でエンジニアとしては一番になることはできない*1と2年目位のときに感じたそうです。

そんな中、プロジェクトマネージャーを経て人を支援する仕事を経験していく内に、自身が細かい所に気が付く適性があるという気づきと、他人を支援するやり甲斐を実感するようになり、エンジニアリングマネージャーへの道に進んでいたということでした。

自身がこれまで働いて感じてきたことと非常に似ている話が多くあり、強く共感しました。

採用の工夫

エンジニアリングマネージャーの業務として、採用も担当されているという杉田さんが、具体的にどのような点を工夫しているかというお話を聴いていきました。

採用では、やはりカルチャーフィットを重視しているということで、そのために自身のカルチャーを改めて言語化することからスタートして、面接では言語化したカルチャーに採用者がFitしているかを見ているということです*2

カルチャーに採用者がFitしているかの判断は、採用者が過去に実際に取った行動を具体的に聞き出すようにしているということで、ここで出てきたエピソードが、自社のカルチャーにフィットしたエピソードなのか?というのを見ているということでした。

共通言語を作る

杉田さんは、少しキャッチーで会社内だけ(狭いコミュニティだけ)で通じるような共通言語を作ることを大事にされているそうで、建設的批判を「コンクリ」と呼んだり、前述したカルチャーの明文化をする時は「マジカル」*3という部隊を立ち上げたりしたそうです。

名前には思わずクスッとなってしまいましたが、こうした取り組みが文化の形成に寄与している様子が伺えて、面白かったです。

47機関の拘り〜「高品質なものが欲しいときは同じものを3回つくりなおす」〜

きょんさんが所属する47機関の拘りとしては、

  • 仕事に対して真摯に向きあうこと
  • 仕組みで解決すること
  • 高品質なものが欲しいときは同じものを3回つくりなおす

がありますが、この内の「高品質なものが欲しいときは同じものを3回つくりなおす」について、より具体的に話を聞くことができました。

47機関では、ウォーターフォールが誤って認知されるようになったRoyceの論文に書いてある「同じものを3回作り直せ」という考え方に共感しているということで、作ったものを捨てて新たに作り直すステップを2回踏むことを、高品質なソフトウェアを作る際には実施しているということでした。

なお、2回目に作るときは1回目の1/4、3回目に作るときは2回目の1/4の工数で作っているため、結果的に1回目に作ったものの30%だけ上振れした工数で済むということで、お客さんも3回作り直すことに対して理解を示してくれることが多いというお話でした。

会全体を通した感想

久しぶりのEngineering floorで、とても楽しむことができました。
杉田さんの話を聞いて、人を支援する仕事に対しての憧れや面白さを再認知できた上に、47機関の仕事のこだわりについても聞くことができて、満足しました。

*1:同期にいるエンジニアは、コードを書くことが生きがいになっていて、プライベートも含めて情熱を捧げていた

*2:構造化面接の考え方を参考にしているということです

*3:マジでカルチャーを作りたい