天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #93【出世魚】に参加してきた

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今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていきます。

漫画LT

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今巷で話題になっている、「アジャイル開発に必要なことは、全て漫画の中にあったLT大会」でMarkさんがいかにこの5分間に情熱をかけているのか、というお話を聴いていきました。

具体的な発表内容はお楽しみということにしておきますがw、ポイントとしては、

  • Markさんがこの5分間のために3週間以上時間をかけて構成を練っている
  • 漫画が実はアジャイルとほとんど関係ないのに、見事にアジャイルとつなぎ合わせている
  • 漫画を何周も読み返している
  • Markさんが恋について話す貴重な機会を見れる
  • 長丁場でプレゼンをするスタイルを主としているMarkさんが数年前に海外でLTをして以来のLT

の3つが見どころだそうです。ちなみに、Markさんのあとの発表はものすごくやりにくいといつも言われるそうですが、今回はそのMarkさんがトップバッターということで、波乱になる会がびしびしとしましたw

OKRの難しさ

トップダウンでOKRが下りてくる場合は特に、よく分からないOKRの指示がされたり、「リリースを計画通りに達成できた」みたいなKey Resultが設定されることが多く、運用に困っているというお話がありました。

四半期でOKRをやるのをやめて、毎月目標を立てる方式に変えて会社がやりたいこととメンバー自身のやり方が合致する所を探すという方式で実施している話や、メンバーに何をやりたいのか聞いて、ボトムアップ式でKey Resultを設定する(部のOKRは事業計画等が見えていればどういうものが展開されるのかは大方の予想がつくので、前の期にある程度仕込んでおく)といった話が聴けました。

エンジニアを認める

どんなに汚いコードであってもここまでビジネスをグロースさせてきた事実を認めること(=エンジニアを認めること)って重要だよね、という話が出ていました。

葛飾という場について

テストの街葛飾の場で現場の苦しさについて話をして、その現場の苦しさを共有してお互いに似た経験や違う視点での意見を入れることで、明日以降への仕事に生きてきたり、まだ自分たちもできるな、という気持ちにさせてくれるという話が出ていました。

大分厳しい状況の話が毎度のように多数出つつも、ぎりぎりのところで踏みとどまって改善を続けたり、ぎりぎりのところで踏ん張っている皆さんの存在はたしかに刺激になりますし、元気や勇気をもらえるので、とても共感できる話でした。

全体を通した感想

前半は漫画で大いに盛り上がり、後半は葛飾にいるリーダーや経営層の方々の話が素敵すぎて、えもさが溢れる葛飾でした。
スクラムをやっていなくてもスクラムマスター、コードを一行も書いていなくてもエンジニア、といった言葉も登場する、なかなかに印象深い会でした。