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こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の概要
以下、イベントページから引用です。
Engineering Manager Meetup #10 は、LT & OSTの二部制になります。さまざま知見をインプットするとともに、ディープなディスカッションができるイベントになっています。
会の様子
LT1〜「空気を読む」ということ c/w PodCastのススメ〜
「空気を読む」という言葉自体はhiraiwaさんは何かの押し付けのイメージがあって好きではないものの、「空気を読む」という行為について解像度を上げて、マネジメントのレバレッジを効かせようという趣旨で、キャディのhiraiwaさんからLTがありました。
まず、コンテキストという言葉の整理として、感情的コンテキスト*1と論理的コンテキスト*2という区分けや、コンテキストを必ず読むのではなく、コンテキストを敢えて読まないという考え方もあるよね、というお話をしてくれました。
続いて、Podcastを是非試して欲しいということで、Podcastをやるべき3つの理由(ブログ書くより簡単、コンテンツをまとめ上げる労力が少なくて済む、誰かと対談してその人を生かすというのがEMのスキルアップにつながる)について紹介がありました。
hiraiwaさん自身もPodcastを会社で運営しているということで、ぜひEMの皆さんはPodcastをして欲しいということです。(なお、こちらが本編ということでした笑)
Podcast愛が伝わってくるプレゼンテーションでした。
LT2〜主体性を失わせるアンチパターンをやってしまっていた話〜
主体性を失わせるアンチパターンの紹介として、
- ほうれんそうが遅いことをメンバーのせいにする
- 期日までに残業してでも絶対に仕事を終わらせる
- レビュー指摘の多い原因をレビューイのせいにする
- 解決策をメンバーに即座に提示する
がありました。
それぞれについて、このアンチパターンを過去に実践したことで起きた問題や、どのような経験をして学んだのか?今はどのようにしているのか?といった話をしてくれました。
過去とはいえ、ご自身がしてきた失敗をおおっ広げにして、その失敗に対して誠実に向き合っている点に対して、素直に尊敬の念を抱きました。
LT3〜エンジニアインターンの採用 -実際の開発への関与について〜
学生のエンジニア採用に一番効いた方法(Wantedlyで実際にスカウトを打つ)の紹介をしてくれた後に、そうして採用をした後にどのように立ち上げを行なっていったのかや、実際に採用したエンジニアがどのように活躍し、周りにどのような相乗効果があったのか?といった話をしてくれました。
採用やオンボーディングの話で、かなりリアルな内容をお話してくれたのが非常に良かったです。
LT4〜スクラムの窓から眺めてみたエンジニアリングマネジメント〜
スクラムの基本的な説明をしつつ、エンジニアリングマネージャーから見るとどのような仕事または行為がスクラムの価値基準やスクラムの原則に適用できるのか?というお話をしてくれました。
スクラムとEMの共通項や、EMとしてスクラムをどう捉えるか?といった話が聞けて、非常に面白かったです。
OST〜チームの目標設定.苦労話やノウハウ〜
以下のような内容が議論として挙がっていました。
- 関係性の構築ができていればあとはメンバーが目標設定を考えてくれる
- 組織のやりたいことがメンバーに落とされ続けていれば自然と目標が設定される印象がある
- 組織に共感している人、自分自身の言葉を素直に伝えられる人の採用にこだわっている。採用にこだわることで、自然とチームの目標が決まる。
- 実際に現場で設定しているKPIの例、目標設定の考え方
- リリースした案件数を設定している
- 正直測れるものであればひどいものでなければ何でも良いと思っている。測ることでエンジニアにフィードバックをして会話のきっかけとしたり、改善が可視化して前進している感覚を持ってもらうことを重要視している
- 定量的な評価指標を多数用いるとエンジニアが疲弊するので、周りからの評価や定性的な評価をしている。KPIを設定すると数字ハックになってしまう。
- 今はさておき、数年後に通じる目標か?ということを考えて設定している
- OKR設定のメリットとして、個人の目標を組織の目標とリンクさせやすくなるという利点はある。運用は大変だけど。
全体を通した感想
OSTのテーマもたくさん出ていて一つのテーマに選べないという状態になっていたりと、登壇者参加者共にめちゃくちゃ活気があるイベントでした。
組織をエンジニアリングしていこうという熱い思いを持った方々に囲まれて、学びと刺激にあふれた2時間でした。