天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

#RSGT2022 プレゼンを同時視聴したり、アジャイル系の相談したりに参加してきた

distributed-agile-team.connpass.com

今週も分散アジャイルチームの会に参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

プロダクトゴールとは?あるいはプロダクトのゴールを設定するには何が必要か?を見る

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16090

まずは同時視聴会向きだと思った長沢さんのセッションを見ていきました。
理解を補足できそうな本*1が紹介されたり、「価値が下がらないグラフは怪しい」「ビジョンとゴールと実際に開発するモノの関係性はふわっと聞こえる」「他社のビジネスモデルをキャンパスに書いて練習するのは、分かった気になるので悪習な気がする」という自分一人で見たときは全く考えられなかったような話が聴けたり、同時視聴会のうまみをたっぷり享受できて楽しかったです。

Extreme Small Patterns -チームを100倍理解する方法-を見る

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16114/extreme-small-patterns-100-

続いて、きょんさんのセッションを見ていきました。
音楽は等速で聴いてセッションは1.5倍速で視聴するという発明も生まれ、きょんさんの解説やリアルタイムでの質疑応答などを挟みながら、楽しく聴いていきました。
最後の質疑応答では、きょんさんのチームがどのように実際にパターンづくりをしているのか、という所を発表から更に深堀して語ってくれるなど、ここでしか聞けないような話もあり、最高に楽しかったです。

きょんさんが今回発表されていた、セリフづくり・パタン自体の改変ではなくパタンを繋ぐセリフを充実させる、といった取り組みが、自分自身が昨年から森雄哉さんの影響で始めた、ひたすら記録を取って自身の学びを現場のコンテキストに調合させるという取り組みにリンクする部分があり、個人的には感動しました。

とりあえず、今回はとてもよく分かる話だったので安心しました笑

ブルシットプロダクトからチームを守れ! 「顧客が本当に必要だったもの」をいかに追求しつづけるかを見る

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16109

続いて、森さんのセッションを見ていきました(森さんのセッションは大人気で、同時視聴会に行くと毎回リクエストがされているので、大人気なことを実感します)

既に5週目という方もいて大分皆さん見慣れてきた中でも、新しい感想や学び、動きがどんどん生まれている生成性が高いセッションで、スライドが自身の経験とともにシェアされたり、「今回の森さんのセッションは、言葉の定義が非常に森さんっぽくて好き」という玄人な(笑)感想*2が生まれたり、森さんからこれまで聞けなかった補足を聴けたりと、盛りだくさんでした。

森さんのセッションを2倍で見るという新しい試みにも成功して、きょんさんのセッション→森さんのセッションという流れもできて、大満足の時間でした。

その開発計画は最初から間違えている! - アジャイルにおける開発計画の考え方についてを見る

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/15943/-

最後はTommyさんのセッションを見ていきました。
不確実性コーンの初出を教えてもらったり*3と同時視聴のうまみを享受しながら楽しんでみることができたと思います。

話が綺麗にまとまっていた上に、歴史を追いながらだったりすごくよくみる実例を基にしながらだったり話が展開されていたため、45分という時間を感じさせず*4あっという間に終わった感覚があるような発表でした。
いつものTommyさん(!?)を知っていると、めちゃくちゃためになる真面目な話をするTommyさんは違和感がありましたが笑、マネージャーに見せたくなるような素晴らしいセッションでした。

全体を通した感想

2日連続で同時視聴会をしていきましたが、昨日と変わらず楽しかったです。
特に、きょんさん森さんとご本人がいる中で見るセッションというのはRSGTではできない楽しみ方なので最高でした。

*1:Learning Oreillyだと会員になれば年間99ドルで読み放題ということです

*2:明確に比較軸となるものを入れ込んだ言葉の定義が森さんっぽさらしいです

*3:あじゃみつではなく、バリーベームとスティーブマコネルが初出だそうです。参考リンク

*4:2倍速というのもありますが笑