天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

merpay QA Talk 〜メルペイQAのリアル vol. 3〜に参加してきた

mercari.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので会の様子と感想を書いていきます。

イベント概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

今回のイベントは、フルリモート環境において選考を受け入社をしたメンバーを中心に

コロナ禍での転職で抱えていた不安や選考中に感じていたこと
入社後のオンボーディングやキャッチアップについて
フルリモート環境において日々どんな取り組みをしているのか
どんな働き方をしているのか
YOUR CHOICEな働き方ってどう?
など「全員品質」を目指すメルペイのQAエンジニアたちのリアルな声をお届けします。
以下のような方にオススメの回です。

コロナ禍での転職活動について知りたい方
メルペイの実際の状況(体制や働き方)を知りたい方
他社のQAエンジニアが何をやっているか興味がある方
2021年9月15日のイベント merpay QA Tech Talk ~メルペイQAのリアル vol. 1~ に参加した方
2021年11月24日のイベント merpay QA Tech Talk ~メルペイQAのリアル vol. 2~ に参加した方
「全員品質」ってなに?と思った方
一つでも当てはまる方は、ぜひご参加ください!

また、本イベントは「メルペイQAのリアル」の後に会社や求人について紹介する時間を予定しています。
パネルディスカッションでメルペイQAについて興味を持って頂いた方は是非そのままご視聴ください。

イベントで印象的だったこと

オンラインでコミュニケーション機会を増やすための仕掛け

コミュニケーションの機会を増やすために、マネージャーやQAの他メンバーと定期的に1on1の場を設けたという話をされていました。また、Slackでも質問をしやすい雰囲気作りがされているため、分からないことがあった時や困った時に質問がしやすいということです。

他にも、雑談会の場を作ってそこではプライベートのことを話したり、日報を用いて今何をやっているかというのが全員に見えるようにしていたり、相手のことを知り、コミュニケーションのきっかけを作りやすくしているということでした。

プライベートの話をする場と、仕事の話をする場を明確に分けてそれぞれ意図的に場を用意しているのは面白いなあと思いましたし、「コミュニケーションの機会が多く、相談しにくいとかコミュニケーションコストが多くかかるといった問題が起きない」という話を聴いて、意図的にコミュニケーションの機会を増やす重要性を実感しました。

メンバーの声を吸い上げる

仕事で困っていることがあればすぐにマネージャーやメンターに相談して声を反映させてもらえるという話や、他プロダクトの話をもっと知りたいという話から他チームとのシャッフルランチが開かれたりと、メンバーの声がすぐに吸い上げられるというお話がありました。

評価の仕組み

評価の際には評価の根拠となるようなエビデンスをまとめて提出し、そのエビデンスを基に評価がされているため、納得感が強いということでした。
また、1on1をはじめとしたコミュニケーションの機会が多いことから、評価の際にはよく見てもらっている印象が強く、評価に対して満足感を感じることが多いというお話でした。

評価する側の意見としては、「コミュニケーションパスも多いため、例えばAさんの評価をする際に、Aさんの声からだけを基に評価するのではなく、Bさん, Cさん...他の人から聞いたAさんの働きぶりも評価対象となり、多角的な評価がしやすい仕組みになっている」という話が挙がっていました。

評価というとどこも課題を持っている印象がありますが、(少なくとも今回イベントに登壇されていた方々に関しては)コミュニケーションの機会が多いことが評価の満足感に寄与しているようで、面白いなあと思いながら聴いていました。

全体を通した感想

QAという文脈ではなく、チームで働いている人たちであれば誰しもが参考になるんじゃないかと思う話でした。

コミュニケーションの機会が多い、コミュニケーションパスが多い、の2点が有効に作用している実例を聴くことができたので、それが大きな収穫でした。