天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

【freee x メルカリ】QA Tech Talk 〜5年後の会社にQA組織は存在するか?〜

mercari.connpass.com

今日はこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

会の概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

フリマアプリを開発する『メルカリ』、FinTech スタートアップ『メルペイ』と、SaaSクラウドサービスを展開する『freee』のコラボイベントです。今回のテーマは、QA組織の過去・現在・未来についてです。各社のQA組織は、5年後どうなっているのでしょうか?

会で印象的だったこと

過去のQA話

環状線をぐるぐる回りながらテストしたり、バグが再現しないことを納得してもらうために、100万回同じテストをして再現しないことを見せたりしていたというお話が聴けました。
想像を絶する苦労をされていて、強く印象に残りました。。

パートナーの育成

BP(ビジネスパートナー)の育成はQA関わらず悩むところが多いと思いますが、メルペイさんでは、基本的にすべてのデータを公開するようにしていて、情報格差が生まれないようにし、BPさんがスムーズに開発できるように組織全体でしているということでした。
ゆもつよさんが、「つまりできないって言わさせないってことだよね」と突っ込んでいて、さすがゆもつよさんでしたw

横断的にQA組織がある利点・欠点は?

三者三様の回答でしたが、皆さんQA組織が「横断的に」プロダクトを担当していることにQA組織の強みとして認識されていました。
プロダクトを横串でサポートすることで、全体を通した標準化だったりガイドラインの作成がスムーズにできたり、プロダクトの連携部分に対して一番敏感になれるというメリットがあるとのことでした。

一方で、チームに深く入れ込めないのは課題ということで、チームでOKRの設定をする時はなかなかQAとしては入る余裕がなかったり、細かい経緯や日々行う小さなチームの意思決定や溜められる知識に対してのキャッチアップが中々大変という欠点もあるということでした。

横断的に広い視野を持って見る、という所が、QA組織が活躍するための一つのキーポイントになるのかな、と思いました。

未来のQA組織は?

3人それぞれから素敵な意見が聴けて、刺激を貰えると共に参考になりました。

QA組織はなくなって、組織のカルチャーに自然と溶け込んでいくようになるのではないか、今のQAが話している全員品質という意識が会社全体に広がるんじゃないか、といった話だったり、QA組織はいるんだけど、開発プロセスを横断的に見て改善したり、プロダクト開発のかなり初期から関わりを持つようになったり、カルチャーとしてQAが定着するようになっていくのではないか、という話を聴くことができました。

最後にゆもつよさんからは、QA組織はなくなっていいと思われてはだめで、ゴールキーパーのような存在になっていくことを目指す必要があるのではないかというお話がありました。
頻繁にボールが飛んできて大活躍するようなことはあってはいけないけど、ゴールキーパーがいないのではゲームとして成立しないし、他の組織からQAがいて欲しい、と思われるような存在を目指していくのがあるべき姿なのではないか、という話でした。そのために、ある程度専門的な知識を有してテストもしないといけないだろうし、その組織にいて欲しいと思われるような存在になるにはどうしたらいいか?を考えるといいのではないか、というお話でした。

全体を通した感想

今回も、3社3様のトークが繰り広げられていて、楽しく聴くことができました。
イベント始まる前からさすがに一時間では足りないのでは?と思っていたのですが、案の定あっという間で、もっともっと話が聴きたい感じで終わりました。

皆さんお話が分かりやすくて、ゆもつよさんの緩急が効いたトークも聴けて、最高の会でした!