天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

「開発でワークショップを開くときのファシリテーター」に参加してきた

faciliview.connpass.com

今日はこちらのイベントに参加してきたので、会で印象的だったことと感想を書いていこうと思います。

会の概要

 

さささんとgaoryuさんでワークショップを開催する時のファシリテーションについて1時間語らう会です。
※前半の1時間はスクラムマスターの悩みを相談していこうという会だったのですが、こちらは仕事で残念ながら参加できませんでした...

会で印象的だったこと

事前打ち合わせや事前シュミレーションをがっつりする

gaoryuさんもさささんも、事前の打ち合わせ*1をしたり、ワークショップの前に脳内でシュミレーションを何回も重ねて「こういう方向に進んだらこういう風にしよう」と考えたりしていると話をされていました。
さささんもgaoryuさんも、ワークショップはフルスクラッチに近く、あまりガイドラインに沿ったワークショップは開かないという話をしていたので*2、毎回毎回これまで経験したことのないワークショップに対して、事前準備やシュミレーションを念入りにされてきた結果、これまでの高いスキルを身につけられたのかな、と感じました。

さささんはワークショップという名前をあまり使わない

さささんはワークショップという単語をあまり使わず、山登りや桜の開花といったメタファーを使ってワークショップのタイトル*3を決めたりすることが多いと話していました。
タイトルを聴くと、是非参加してみたくなるようなタイトルのワークショップばかりで名前の付け方の重要性を実感したのと、なんとなく参加するハードルが下がるような名前の付けられ方をされているのかな、と思いました。
また、ワークショップをやるぞ!という感じではなく、「一回皆で話し合いしてみませんか?」という流れでワークショップを開催することが多いと話していたのも、同じように参加するハードルを下げている効果があるのかもなーと思って聴いていました。

gaoryuさんがファシリテーターと名乗る所以

gaoryuさん自身の立ち位置(あくまでも第三者的な立ち位置でフラットな立場であること)を表明したくて、ファシリテーターと名乗っているという話がありました。
その話の流れで、gaoryuさんがファシリテーターになるまでの紆余曲折や開発に純粋に関わることができていないんじゃないかという負い目があるという話も印象的でした。
個人的には、gaoryuさんが開発やプロダクトを良くすることに純粋に関わることができていないことはないと感じて、これまでのgaoryuさんの経験が、プロダクトを作る人やプロダクトを作る人たちの関係性にフォーカスが強く向いているのかもな、と思いました。

 

全体を通した感想

gaoryuさんやさささんが普段ワークショップを開催している時にどのようなことを考えて、どのようにふるまうのか、頭の中を覗けたような感覚があって、とても楽しかったです!

さささんが感じたことをストレートに相手の心に伝える姿勢が、さささんのワークショップファシリテーションに結び付いているような気がしたのが印象的で、改めてさささんの魅力を実感した1時間でした。

*1:例えばワークショップのためのワークショップ

*2:チームのコンテキストを重要視して、ワークショップ設計しているということでした。ただし、ユーザーストーリーマッピングインセプションデッキなど汎用的なものの一発目は一般的なワークショップからカスタマイズをあまりしないということ

*3:例えば「春だ!チームの開花だ!」など