天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

LSP(レゴ®シリアスプレイ®)を体験してきた

今日はLSPを体験してみようという会に参加してきたので、会の様子と感想を書いてみようと思います。(LSP認定ファシリテーターとして、今日はgaoryuさんとNikkiさんとspring.akiさんの3人がいらっしゃいました)
参加者6名(+ファシリテーター3名)の合計9名で、5時間LSPをしたのですが、めちゃくちゃ楽しかったです!

会でやったこと

時系列で、会でやったことを書いていきます。

チェックイン

今日の流れやレゴの使い方を説明した後、チェックインもレゴのパーツを使って今の心情を表す、というチェックインをしていきました。
キットにあるレゴのパーツを簡単に把握する時間にもなって、良かったです。

ワーク

LSPの認定ファシリテーターの皆さんが幾つか問いを持ってきてくれて、その問いに対しての回答をレゴで表現してみる(レゴでオブジェクトを組み立てる)というワークを実施しました。
レゴでオブジェクトを組み立てた後は、参加者の皆さん向けにどういう想いで組み立てをしたのか解説をして、解説を聴いたり組み立てられたレゴのオブジェクトを見て浮かんだ質問に対して答えていきました。

質問では、「なんでこのパーツを使ったんですか?」「なんでこの色をチョイスしたんですか?」「この距離間はどういう意図ですか?」「旗が風でなびいている様子をこの角度で表現したのはなぜですか?」等々が出たのですが、自分が無意識で選んだパーツや配置に対しての質問が多く、改めて考えてみると自分の深層心理や、言語化はできていないけど形としてぼんやりと表れていることとかが分かって、めちゃくちゃ面白かったです。

また、LSPと直接的には関係ないですが、錚々たる参加者の方々と「最高のチームとは何か?」について話ができたのも、非常に良い経験になりました。

LSPの解説

ひとしきりワークをやってみた後、LSPが生まれた背景やLSPの活用方法、LSPが実際にどういう場で実践されているのか、LSPのコアプロセス...の詳しい解説を聴きました。
ワークをやってからの解説だったので、実感として持っていたものが言語化されて整理され、濃い時間になりました。

チェックアウト

今日の感想を参加者全員で言っていきました。
自分も含め、皆さん楽しかったと話していて、大満足の会でした。また、感想だけでなく各々の気づきも話してくれたのですが、鋭い気づきが多く、チェックアウトでも勉強になることが多かったです。

LSPを体験してみて得た気付き

皆さんが挙げていたものも含め、LSPを体験して気が付いたことを箇条書きで挙げていきます。

  • 無意識に考えていることがレゴに現れる
  • 手を動かしてあれこれ考えながら物を作り上げるのが純粋に楽しい
  • 良い意味で誤解が生まれやすい。誤解が生まれて、個々人の考えが深堀されたり新しいものの見方が獲得できる
  • 作品についての話をするので、「あなたが~」みたいな人の話にならない。そのため、一歩間違えると個人が詰められたりしている感覚を普段なら持つような「なんで~したのですか?」みたいな質問でも悪い感じがしない。
  • シンプルな問いでも出来上がるものは個々人で全然違うので、多様性が肯定される
  • メタファを使ったコミュニケーションができる
  • 抽象度がちょうどいい。絵とか粘土だと、具体的に表現できすぎてしまうが、レゴでは表現が制約されている。

全体を通した感想

レゴを触ったのは小学校の時以来でLSPについての予備知識もない状態だったこともあり、上手く楽しめるか、学べるか少し不安だったのですが、純粋な気持ちでめちゃくちゃ楽しむ&学びを深めることができました。

5時間という長丁場でしたが、あっという間でした。メインでファシリテーションしてくれたgaoryuさんと、LSPの豊富な経験があって会をフォローしてくれたNikkiさんspring.akiさん、参加者の皆さん、そして参加者でもあり会に誘ってくれた紺野さんに感謝したいです。どうもありがとうございました!