天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

RSGT2025 Day1に参加してきた

2025.scrumgatheringtokyo.org

今日も昨日に引き続きRSGTに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

すごく多くの方に、「ここで話せたということはブログに載るんですね!」と言っていただけて大変うれしいしすべての思い出を載せたいところなのですが、15時間分くらいであったことすべてを載せると大変なことになるので、簡単な挨拶とかだけの場合書くことができていません...

到着

午後にゆっくり到着しました。今年は遠藤さんが最初に会った人で、受付をしてもらいました。

Kuroさんおおひらさんと話す

部屋付きのお二人と話をしました。
KuroさんはRSGT2022以来の再会で、その間にお互いに状況が大きく変わった(転職や部署異動があった)という話をしました。途中の波はあれど、お互いにアジャイルスクラムというところにより近い環境にこれたというのはすごく良かったと思いました。Kuroさんは今回スタッフであり会社の業務として参加できている話をしていて、それも異動がいい方向に動いたんだなあという感じがしました。
また、Kuroさん(&途中からKuroさんと一緒のチームで働いている方)が今回の自分のセッションを聞きたいと思っていた背景を色々教えてもらったのですが、自分がこういう人のために話したいと思っている背景とまさにドンピシャだったので、実際にTarget Audienceとして想定されていた方が一人は間違いなくいるというところで安心しました。
他にも、XP祭りと同日に開催したいスクラム祭りの話をしたりしました。

おおひらさんは今回アクスタを持っているものの配りすぎないように注意してほしいという話をしたというおおひらさんらしい内容を聞いたあと、いつもの雰囲気でさらっと準備をしてくれたのですが、「お水用意しておきましょうか?」と言ったあとにペットボトルの水を手一杯に抱えて大量に持ってきたのは一番笑いました。(手話通訳の方も大笑いしていました)

発表

登壇してきました。
ふりかえりは別ブログでしようと思いますが、現時点の自分としてはこういう発表ができたらいいなあと思う発表ができたのかな、と思うので良かったです。

すごく強力な裏番組のお陰で、自分のセッションに来てくれた人が後悔しないような発表ができるよう、プレゼンテーションの準備を前向きに重ね続けられたのが特に良かったなと思いました。(一昨年は裏番組が強すぎることはプレッシャーのほうが強く、準備段階はどちらかというと不安が大きかったです)

質問タイム

発表後の質問タイムでは、Yotaさんとはっしーさんが来てくれて、質問を伺いました。(書いても大丈夫な気はしなくもないのですが、どちらも文字にすると会社事情などが誤って推測される可能性が一応内容は伏せておこうと思います)

yasuさんと再会

昨年のDay0で話をしたYasuさんがプレゼンテーションあとに来てくれて再会しました。
今年は会社の他メンバーを更に引き連れてきただけではなくYasuさん自身も登壇もされるということで、セッションをまるで聞かない自分でもここだけは参加しようかな、と思いました。

紺野さんと話す

発表後に紺野さんと会社の話をした後、新大阪に今度一緒に行って会社のメンバーとご飯を食べようという話をしました。

EmiさんAkiさんおがさわらさんと話す

発表後に年明けの挨拶をした後、発表中にマイクを直してくれたAkiさんにお礼をいったり、おがさわらさんがまるで流行っていない「.mさん」を言い続けている理由を聞いてそこにAkiさんが同調しているのを聞いたりしていました。

かとうさんと話す

かとうさんに発表の感想を聞いたり、近況の話を聞いたりしました。
発表に関しては、かとうさん的には医療文脈のアセスメントの話がずっと展開されることを想定していたそうで、自分から出てくる話が予想外だったという話を聞きました。
近況のところは途中からおがさわらさんも来て、オープンに全然していない話を伺ったのですが、個人的には今後がめちゃくちゃ楽しみになるような展開が待ち構えていて感動したのと、昨年のRSGT中にあったショックな出来事を思い出しつつも懐かしい思い出に浸ることも同時にできる時間があって幸せでした。

Ryoさんに写真を撮ってもらう

スポンサーの方々のXバナーの前で写真を撮ってもらいました。登壇者なんだからスポンサーの方々のXバナーにサインしろともはや命令を受けたので笑、すごい小さくサインを書いたのですが、結果的に転職したみたいな感じの写真になってしまいましたw

高谷さんと話す

高谷さんとセッションの裏にあった話をしたのと、当時自分が悩んでいたのと同じような状況で困っているという話を聞いたりしていました。

岡本さんと話す

岡本さんと話をしました。

スクラムフェス沖縄ではITプレナーズの方が多くいらっしゃったのですが、多くの社員がスクラムフェス沖縄に行った理由を伺ったり、「学ぶぞ!」という気持ちを前面に押し出すよりはちょっと力を抜いてじっくり話をしたほうが学べることは多いという話をしたりしました。

すやまさんおがさわらさんとうまさんと話す

3人で話をしていきました。
とうまさんとすやまさんは初対面ということで挨拶をしているのを聞いたり、ワークショップにある「まつの」がきになるという話から、名字の話をしたりしました。

途中川口さんがお弁当を自分に渡してくれるイベントが発生したのですが、自分がたくさんご飯を食べることを知らない方々が動揺していました。

かぐかぐ全制覇旅

Day0でふかさんからかぐかぐを全制覇すると起こる特別なことを教えてもらったのと、かぐかぐがマスコットキャラクターとして普通にかわいいので、かぐかぐを全制覇するためにKAGの社員の方からいろいろなかぐかぐをもらう旅に出ました。ハイライトとしては以下です。

  • おがさわらさんが仙台拠点を持っていたのですがスクラムフェス仙台でももらえる可能性があるぞ...という全制覇に向けて先を見据ると不穏なスタートがありました
  • Piyoさんからは金沢をもらったのですが、実はかなりレアなんじゃないかということに後から気が付きました
  • ふかさんのお陰もあってKAGのスポンサーブース付近にいくとすごいスピードで集まることに気が付きました
  • 無事にすべて集まりました!全制覇第一号だったそうで、嬉しかったです!

じゅんぺーさんbarusさんかんださんみさきさんと話す

KAGさんの隣のウイングアーク1stに行ったところ、じゅんぺーさんに声をかけてもらいました。
かんださんがそろそろ発表をするという話を聞いたり、大物が大量にいらっしゃる中でも名前という点ではなかなかのインパクトを持っているbarusさんとお会いしたりしました。

また、じゅんぺーさんには前回のスクラムフェス三河で相談をさせてもらったスクラム祭りの話をまたさせてもらいました。
趣意書を見てほしいという話をしていたのですが、趣意書の条件面みたいなところ以上に想いをエレベーターピッチで言語化するところが大切だと思うという話をしてもらい、実際にスクラムフェス新潟では他のスクラムフェスを参考に趣意書の開催意義を書くのを一回やめて、白紙から書いてみるといいんじゃないか?という話を聞きました。

kinjoさんkawagoiさんとお会いする

オンライン上ではだいぶ前から繋がっているような気がするのですが、オンサイトでは初めてkinjoさんとkawagoiさんとお会いしました。

fukaさんtashimaさんshigeさんかわちゃんさんnakamaさんと話をする

Day0で知り合ったfukaさんtashimaさんshigeさんかわちゃんさんnakamaさんとお話をしました。
RSGTの感想を一通り伺った後、それぞれが絶対に見たいセッションが最後何時にあるのかを確認し、16時〜お会いしようという話をしました。

いくおさんとnakamaさんをつなげる

nakamaさんは昨日のDay0で、今回のRSGTに参加した動機は目標設定や異なる仕事をしているチームのゴール設定を考えるインプットを得ることだという話をされていたのですが、話を聞いたときに自分は頭の中にいくおさんが真っ先に浮かんで、いくおさんに相談するのがどんなセッションを聞くよりも学びが深いんじゃないかと思ったので、いくおさんとnakamaさんをつなげてみることにしました。

実際相談されているところも見たのですが、いくおさんがただあるべき姿やベストプラクティスを提示したりするのではなく、nakamaさんが実際に言った言葉をしっかりと拾いながらnakamaさんが向かいたい方向性を探り、一緒に思考を深めていくプロセスを見れたのは自分にとってもすごく学びが多い時間でした。
また、nakamaさんもいきなりいくおさんと話をするというのは緊張があったりとか言語化を即座にするのは難しいとかがあるのではないかと思ったのですが、自分の言葉で悩んでいることをしっかりと伝えられていてすごいなと思いました。

いくおさんのふりかえり本サイン大会

いくおさんがタダでふりかえり本を書いたという話や941さんがすごすぎて技術広報アカウントが結構なペースで広がっているのにそれが霞んでしまうを伺いました。
また、いくおさんが書いたふりかえり本はすごいはけだそうで、実際に何人もふりかえり本を持っていくおさんのもとにいらっしゃったのですが、アジャイルチームによる目標づくりガイドブックのみならずふりかえり本にもひろみつさんやnambuさんなどがサインをいただこうとしているのを見て、すさまじい人気を感じました。

ITプレナーズさんのクイズを解く

いくおさんがすらすらとクロスワードクイズを埋めていたのですが、「プロダクトゴールの踏み石」というのが、ぱっとスプリントゴールだと思うものの文字数が合わないということで苦戦していました。

色々話をしたのですがこれは生成AIなどに聞いてみるしかないねとなったタイミングで答えを自分が思いついて無事にクイズに全問正解したのですが、そこでいくおさんに便乗する形で自分もクイズに全問正解したことになりました。

ついでにきょんさんがいたという情報を聞きました。

Ackyさんkobaseさんと話す

ほとんどここにブログに書くことはできない話をしていました。
Ackyさんからコンサルタントへの不満を伺ったので、Ackyさんに認めていただけるよう自分もまだまだ精進が必要そうだということを痛感し、2025年はAckyさんに満足していただけるようなコンサルタントになろうと決意しました。

きょんさんをはじめとした会社メンバーと話す

きょんさんや、今回RSGTに初参加の長野さんや紺野さんと話をしました。

その後はきょんさんと二人で仕事の話を色々としていました。これもほとんど書けないのですが、今年これからどういうことをやっていくのかという話や、ちょっと今の時代にはそぐわないのかもしれないけれど意味がわからないチャレンジをしながら短期間でコードを書いてプロダクトを作るみたいなのは楽しいという話や、1月はワインと鍋に2回行く予定があるという話をしたりしました。

あと、keynoteをきょんさんが聞いた所感やエクストリームとはなにか?という話をして、エクストリームというよりは真っ当なことをいろいろなところでやっている印象が強いという話を聞いたり、開発/ビジネスみたいな対立構造をXPの実践者が煽ってしまうのはKent beckの反省が活かされていないような印象があるという話がありました。なお、keynoteの予習noteに関しては、今回は話される内容と本の内容が違いすぎそうで意味がないと思ったという話を聞きました。

fukaさんtashimaさんshigeさんかわちゃんさんnakamaさんと一次会をする

  • 16時から一次会をし始めるというのは随分と豪華で幸せという話をしつつ、すでにセッションを聞いてお腹いっぱいになっているので、これくらいから飲み会をする、でちょうど良いのかもしれないという話をしました
  • Day0に参加しているのは純粋な参加人数だけ見ると多いものの、実際の参加者数から考えると少ないという話をしました。
  • 長沢さんと話をしたいという方がいたのですが、コーチーズクリニックという存在を知ったのがこの一次会の場だったので、残念ながら枠は満杯で話ができなかったという話を聞きました。ただ、廊下やスポンサーブースでも話せたりはするのではないか?という話をしました。また、こういった飲み会が実はあるということや、フォトブースの存在やどういうことをやるのか、廊下の存在など、RSGTは初参加だと勝手がわからないことが多いため、本当にセッションだけを見て帰ってしまう人もいそうだという話を聞きました。ただ、誰かに楽しみ方を教えてもらうというよりは自分で楽しみ方を見つけて自分のペースで持続可能性を持って楽しむというところや、お客様気分でカンファレンスに来る人はなるべく少なくなってほしいと思っているはずだという話や、周りの参加者を見ながらなんとなく真似をして参加の仕方を覚えて来年またやりたいことをやるみたいな正統的周辺参加は運営の方も大切にされているだろうという話をして、Day2だったり来年以降にやれなかったことをやろうという話をしました
  • RSGTのチケットは全員が会社経費で落としているという話を聞いて、RSGTの価値が会社に認知されているという話や、教育に投資する会社が増えてきているという話や、自費だと買うことができない金額になっているというのもあるという話をしました。
  • 人気があまりにもすごすぎるという話や、RSGTにこれまで参加したことがあって今回も参加したいと思っているるものの今回チケットを取得することができなかった人が多くいるという話をしました
  • 自分が聞けていなかったのでkeynoteの感想を皆さんに教えてもらいました。取り組みのレベルが高いのがすごいというのは思った一方で、ベストプラクティスはこうで先進的な取り組みはこうです(ただ真似をするのは難しいと思えるけど)、みたいなところだけ示されると、現実と理想のGapがすごすぎてどう仕事に活かしたらいいのかわからなくなったという点では難しいと思ったという話を聞きました。また、開発生産性は測れない、というのを言い切ってくれたのはよかったという話が出ていて、ベロシティなどを生産性の指標として扱うことの危険性や昨年のryuzeeさんの講演の話をしたりしました。
  • 自分のブログにのっていることが社内のSlackで速報されていたという方が複数人いたので、ブログ書いてよかったと思いました
  • 受託開発で起きる受発注関係みたいなところとか伝統的な付き合いみたいなのが難しいという話をしつつ、自社開発でも部署レベルでビジネス/開発が分けられてしまって断絶が起きているという話を聞いて、同じようなことはどこでも起きているので難しいという話を聞きました。ただ、事業会社だと、ビジネス側/開発側というのが分かれていても、ビジネス側も結局は味方なので、最終的にスコープ調整はしやすいというのはあるんではないか?という話は聞いたりしました。やれることは色々あるんじゃないかというのは思いつつも、決められた仕事があってその仕事を期日どおりにこなすということに達成感やモチベーションがあるというメンバーがいるとここを打開していくのは難しいという話をしました。ということで、そういう話をよくする受託アジャイル勉強会を紹介しました。
  • ブリリアントジャークみたいな方がいたときにどういう対応をするのか?という話をしました。360度フィードバックを活用するという話や、そういう人も知らず知らずにブリリアントジャークになっているということもあるので、コーチみたいな人をつけて改善してもらうという話があったり、その人の上司や場合によっては経営層の方に対して、直接レポートをするというのも有効そうだという話をしました(経営層や社長の方も多くの方は社員のことを気にかけているはずなので、そういうレポートがあがるということはすごく嬉しいはず)
  • 社員の育成みたいなところに取り組んでいるなかで、画一的な育成プログラムみたいなところを導入するとなかなかうまくいかないという話をしました。例えば20%ルールみたいなものを導入してみようというのを全社で決めても、一部の人はそこで自己研鑽をしつつも何をやったらいいのかわからずにサボってしまう社員が出てしまうことがあるという話や、何かしら一定のロードマップに沿って学びたいという人とそうではなく放っておいてほしいという人の2パターンがいるという話がありました。そこへの対策としては、オンボーディングとかのタイミングで社員の学び方の好みを聞くようなアンケートを作っておいて、そこでの結果に沿って教育プログラムを選択できるようにしておくことが重要だという話をしたりしていきました
  • 会社だと経営層の方は評価にしても開発プロセスにしても教育にしても、標準化や統合というところを目指しがちだという話をしました。経営層が扱いやすくしたり情報をなるべく多く集めたいから多くのチームが見られるように標準化したいというフォースが働いているのではないか?という話をしたりしていました。標準化をすることで成果が出やすいパターンやベストプラクティスみたいなところは浸透させやすくなりそうだという一方で、異なるチームが同じように扱えるものだと勘違いするきっかけを生むことになってしまったり、みんなが同じような失敗をしてしまって実は知見があまりたまらないのではないか?という話も出ていました
  • さすがにブログに細かくは書かないですが、各々が実際に置かれている現状だったり、そこで何が課題として挙がっているのか?どういうことをやっているのか?(なにをしたらうまくいかなかったのか?)この後にどういうことをしていこうと思っているのか?という話が多くの時間を占めていました。こういう話ができるのは、参加者の方々がアジャイルスクラムを実践しているというところと、仕事で成果を出すために真摯に取り組んでいるというところが大きいなあというのを実感しました。

かわちゃんさん天野さん洋さんarisaさんおかたくさんいかさんと二次会をする

  • エンジニア系のコミュニティを経験していると、アジャイル系のコミュニティは異質に感じるという話を聞きました。具体的にどういうところが異質に感じるのか?という話では、年齢層が高め/はじめましてのはずなのにやたら話しかけてくる人がいる、という2点が挙がっていました。
  • こういうコミュニティにいると年齢を気にしないが、それはなぜか?という話をしていきました。年齢を聞いたところでそこから次の会話に発展することがないという話や、同年代という例外はあるものの聞いたところですぐに忘れてしまうという2点が挙がっていました。年齢の話はしても盛り上がらないよね、という話をしたのですが、実際に推定年齢を聞くと自分(aki.m)が推定している年齢との認知が大きくずれている*1方が多数いる(Kiroさん、みほらぶさん、稲野さん...)という話で結局盛り上がった後、この話はやっぱり飲み会での一時的な盛り上がりで次には繋がらないよねという話に帰着しました笑
  • アジャイルコーチを過去に現場に呼んだものの、全然機能せずにそのまま契約がきれたというエピソードを聞きました。話を聞くとアジャイルコーチどうにかせいと思ってしまうという話はある一方で、アジャイルコーチを呼ぶ以前の現場だったり、もう今呼んでも手遅れだよという現場もあるという話をしました。また、アジャイルコーチの使い方が下手だという問題はここ数年割とずっとされているという話をして、ryuzeeさんやmoriyuyaさんをはじめいろいろな方が講演しているという話を聞きました。ちなみに、アジャイルコーチを呼ぶ以前の現場としては、チームが全員兼務みたいなところは代表例の一つだということでした。このあたりは過去にリトリートで議論があった、アジャイルやらないほうがいいか判断する計算式みたいなのが役に立ちそうだという話をしていました。(なお、アトラクタのスポンサーセッションでもそういう話があった模様)
  • アジャイルコーチの元請けって結構やばいよね、という話をしました。人数が足りないにしても、ペアコーチなどの方法を取りたいということです
  • アジャイルコーチが高すぎると感じる人がいることに理解は示せるものの、そこで根切り交渉みたいなのをやってくる人とはうまく付き合えないと思うので仕事はしたくないという話をしました
  • コーチーズクリニックやOSTでテーマの深堀りをされるのはもったいないという意見に関しては、テーマがふわふわしていて全然整理できていないみたいな方が逆にいいんじゃないか?という話が出ていました。コーチーズクリニックの大半は、持ってくるテーマと実際にその人が話したいであろう内容のGapが大きいそうです。
  • アジャイルコーチをいれて大丈夫なのかの判断基準として、こういったコミュニティでアジャイルコーチを3人捕まえて全員がその人の名前を知らなかったらやばいという話をしていきました。そういうのはアジャイルコーチをお願いしたい側からするとハードルが高いということで、アジャイルコーチがまともなコーチかを判断するアジャイルコーチみたいなのがほしいという話がありましたが、そこで判断してもらうアジャイルコーチには逆に失礼なんじゃないか?という意見も出ていました。(とはいえ値段が厳しいとかはある)また、ちょっと変だけど意外と的を射ていそうな判断基準として、アジャイルコーチが持ってくる提案書がすごいボリュームがあるというのはありそうだという話をしました。
  • 海外だと特に、コンサルタントアジャイルコーチを名乗りだして現場を駆逐して去っていくというのが問題になっているという話をききました。コンサルタントは課題を大きく取りがちでソリューションとしても大規模スクラムみたいな豪勢なものを残していく可能性が高いので、一度それをやられると現場を修復するのがなかなか難しいという話を聞きました。また、新卒2-3年目のアジャイルコーチという人もいたりして、アジャイルコーチの裾の尾が変に広がっている感じがあるという話が出ていました

はぎたさんだんさんtrebyさんおおひらさんmoriyuyaさん松下さんと三次会をする

  • trebyさんははぎたさんと5回目?らしいのですが、毎回「はじめまして」とtrebyさんには言われるそうで、もはやネタなのかもしれないと思ったという話を聞きました。(しかも2回目に会った際に、「さすがにもう忘れないよ」と伝えるフラグ付き)ちなみにtrebyさんは話した内容とかエピソードは覚えているそうで、話せばすぐに思い出すと弁解をされていました。
  • おおひらさんが以前イベントで登壇をされていた際に、自分がおおひらさんに対してブログで書いた感想をおおひらさんが見て、「いろいろ書いてはあったけど結局いい話だ、的なことしか書いていなかったからこの講演して大丈夫か?と思った」というFBを受けたのですが、今回の自分の登壇が終わった後におおひらさんに言われた話が「すごくいい話でした」しかなくて、おいおいおいとなったという話をしました
  • moriyuyaさんが自分(aki.m)にプレゼントを持ってきていると話をしていて、まさかと重きやそのまさかで、主査中村建也を貸していただきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

  • 本当はAckyさんも交えてA3の話をしたいと言っていたのですが、Ackyさんがおらずその話ができなくて、問題解決の話をしよう、という雑なカテゴリーで話をしました。どういう文脈の話なのかはmoriyuyaさんが資料などを見ていないからわからないものの、Ackyさんが言っていた設定型問題と発生型問題みたいなところはどちらかというと製造業のように山のように課題が降ってくるみたいな現場だからこそ使えるアプローチであり、発見型問題みたいな考え方のほうがmoriyuyaさんが好きだという話を聞きました。発見型問題はパレートフロンティア的な考え方だと思っているということで、わかりやすい例でいえば、PC機器で発生しているトレードオフでは最適解が複数あるみたいなのは言えそうだということです。なお、ここで顧客が求めている品質がトレードオフが発生するような水準ではない場合、過剰品質が発生するという話もありました。
  • 問題解決の容易性というのは問題設定のときに考慮はしないという話がありました。(その後に考慮)また、顧客が許容できる待ち時間などによって大きく左右されるという話がありました。
  • moriyuyaさんが発表のFBをみんなに求めていました。ちなみに2次会にいたmoriyuyaさんの発表を聞いたお二人は、「開始20分からの記憶がなくなった」という感想を持っていたそうです。
  • プロポーザルに学びを書こうとしてもなかなかうまくかけないという話があり、過去の自分に向けて学びを書いてみるのがいいんじゃないか?という話や、何を自分が話したいのか、をまず明確にしてみると良さそうだという話が出ていました。
  • マネージャーという立場で起こる悩みやそこへどう対処しているのか?今後どういうアクションを取ったらよさそうか?という話を聞きました。現場の話であんまり書きすぎるのはどうかというのと、プロポーザルやブログなど文字にして起きていることを書くのに躊躇しているという話もあったので、詳細は割愛します。
  • 別テーブルにいたえわさんが、スクラム祭りの運営でRSGTでやりたいといっていたヒアリングをしてくれたと言っていたのですが、スクラム祭りとスクラムフェス金沢の運営を掛け持ちしている関係で、岡島さんにスクラムフェス金沢のヒアリングをするという不思議なことがおきたということが途中でわかり、たしかに2つ運営をしていて似たような話が出ているとこういう混乱ありそうだな、と思いました

arisaさんえるさんTomioさん高谷さんと四次会をする

2時くらいまで4次会をしていました

  • Tomioさんは今回ナイトセッションがあったそうですが、共同登壇だったためバイブスとフィーリングに任せるみたいなことはできないと思っていたそうで、終わってようやく肩の荷が降りたという話を聞きました。arisaさんは、バイブスとフィーリングって一緒では???というところが気になってしまったようでさすがだなあと思いながら聞いていました
  • 自分の推し活記憶術の話をしたのですが、欠点として、自分自身が何を書いていたのかに関しては何も覚えられないという話をしました。また、相手を推すための時間が必要なので例えば初対面の人などの場合は立ち上がりに時間がかかるという欠点も話をしました(ずっと聞きっぱなしになってしまう)
  • スクラムを実践しているということもあって、失敗して学べばいいという発想をもって子育てをするものの、年齢が小さいとあまりにも学習しないので難しいという話をしていきました。ただ、年齢がそこそこ近い兄弟がいるとそこから学ぶスピードはかなり速いそうです
  • keynoteの話で、例えば「教育」がすごく大切だと思うなら、それをベストプラクティスレベルで実践するのではなく、徹底的に「教育」に向き合い、なんなら8割くらいは「教育」にリソースを費やす、みたいなことをやってそれをエクストリームと呼んでほしいという話がありました。(それが効果的かどうかとかはまた別の話)また、「自分たちの取り組みはエクストリームだから真似ができないと思う」という話をするのは良いとして、それであれば聞いている人の行動変容を促すという意味で、理想と現実のGapを埋めるような方法は提示してほしいという話が出ていました。
  • 原典があるのにそこで書かれている定義などを魔改造してそれを原典の名前で発表したり、異なる概念だからこそ別の名付けをしていることを無視して自分が知っている概念で話を解釈しようとしたりするのは知的誠実性がない行為に思えてしまうという話をしました。例えば最近であれば、ryuzeeさんが出したスプリントレトロスペクティブの記事に対して、「ふりかえりだとこの考え方は...」みたいな反応をする人たちはどうなんだろう?という例が出ていました。また、発表の質問をするときに、(発表者視点はそんなに不快感はないであろうけれども)「自分の現場ではXXXXなのであなたの話は通用しないと思いました。あなたはどう思いますか?どうしますか?」みたいな質問は、思考を放棄しているとともに、相手の話を受け取ることができていない点で同じような匂いを感じるという話をしました。こういう姿勢になる一つの理由として、聞いたことをすぐに自分が使える形での学びにしようという姿勢みたいなものが悪影響を及ぼしているのでは?という話をしました。
  • フルリモート問題に関して、フルリモートを強要されてそこでどうにかしていいやり方を模索してフルリモートでもうまくいくことを見つけた世代が、大多数のそうではないフル出勤が当たり前だと思っている世代の人たちに、多数決という形でフルリモートの権利を剥奪されてしまうのは苦しすぎるという話を聞きました。
  • 上記のような問題があったとき、都合のいい解釈をしてしまったりする人に対して、「それはプロ意識が低い」「ソフトウェア開発やエンジニアリングという分野に従事する人の態度ではない」というような言葉で断罪してしまうのは、これから頑張っていきたいと思っているけれどもまだ知識が少ない人の気持ちをへし折ってしまうような言動であまりよくないのでは?という話がありました。ただ、どのレベルでソフトウェア開発をしたいかというのはグラデーションがあるという話で、例えば野球チームであっても草野球とプロ野球それぞれがあるようなものであり、草野球を目指す人に「プロ野球選手にはなれないけど草野球はできると思うよ」と言っているのに過ぎないだろうという意見もありました。
  • Tomioさんが旭川のコミュニティを運営していて、そこでは勉強会といった場が設定されない限り一切あわないし連絡もあまり取らないみたいなドライな関係があって、親子連れでみんなが参加するような富良野のコミュニティとは違って寂しさがあるという話をしていました。ただ、その寂しさを旭川のコミュニティで埋めようとするのはおかしいと思っているそうで、その違いは違いとして受け止めて、どっちがいいとかどっちかに寄せないとうまくいかない、みたいなことは考えないほうがいいと思っているという話がありました。チームでも同じことを思っているそうで、わかりあえない人やモチベーションが違う人がいたときに、同じモチベーションにしないとうまくいかないよね、考え方を合わせよう、と考えるのではなくて、「あ、ここはこういう理由で考え方があわないんだね」というのを認めて次に進めるかというのが大切だという話をしました
  • 名古屋は一部区間の電車に乗っている人が怖すぎるという話をしました。(降りようとしたら乗る人がベビーカーを社内に押し戻したりスペース確保のためにベビーカーを持ち上げられたりした)

*1:あるいはずれていた