天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

スクラムフェス三河2024のDay2に参加してきた

www.scrumfestmikawa.org

表題の通りスクラムフェス三河のDay1に参加してきたので、そのまとめです。

会場に遅い到着

昨夜が遅かったため、大分遅れて会場に到着しました。会場に到着した後は、頭取と紺野さんと中さん(+途中からmoriyuyaさんと古川さん)と話をしていました。

  • 83ラジオがもはや83ラジオではなくなっており、製造業のあるある話をするような場になっているという話をしました。ただ、これは狙い通りだそうで、OSTのような形で雑談ができるブースがあるというのはすごく大切なことだよねという話が出ていました。
  • どこにでもスタッフとしているように錯覚してしまう頭取ですが、実際はスクラムフェス新潟とスクラムフェス神奈川とスクラムフェスニセコに関しては馴染みがないということでした。特に新潟に関しては行きたいと思いつつも仕事の時期が被ったりすることもあってチケット購入すらできたことがないということで、来年以降はタイミングが合うならば参加したいということです。
  • 各社の経費事情(スクラムフェスに参加するとき、どういう参加方式だと経費申請ができてどれくらいの金額が経費として承認されるのか?)に関して話をしていきました。概ねどこの会社も、何かしらコアな関わり方をしている場合に旅行費用等も含めて経費が出るというのは同じでしたが、色々と条件もあってなかなか経費申請するのは簡単ではないという話をしていきました。
  • スクラムフェス三河スクラムフェス仙台ではそろそろ若い世代にということで代表交代が行われているようですが、頭取は(スクラムフェス福岡は)代表交代するつもりがあるのか?という話を聞きました。福岡に関しては頭取がやりたくて始めたものであるため代表交代というのはまったく考えていないそうですが、年齢関係なくもしも「自分がスクラムフェス福岡の代表をやりたいんだ!」という人が現れてきた場合は代表交代を検討することになるのかもしれないという話をされていました。
  • スクラムフェスに関して、その地域が盛り上がってスタッフも地元の人が中心となっている状態はすごくいいよねという話をしました。一方で福岡に関しては中心メンバーで福岡に在住しているメンバーは3人だけのため、もっと地元の人が出てくると良いということでした。
  • スクラムフェス沖縄はスクラムフェス福岡ともはや一体になっているという話をしました。また、スクラムフェス沖縄に関しては今年ワークショップを募集してはいるものの、会場は大きめの部屋が一つぽつんとあるだけなので、並列実施などは難しいと想定され、そう考えるとワークショップの種類としてはできても2-3個なんじゃないか?という話が出ていました。
  • 古川さんが最近転職をされて、前職と比べて感じることや大企業ならではの話を色々と聞きました。また、もうあと5年で定年という中で、お金に関しては生きていけるような目処がたったため、思い切って英語が日常的に使われる環境に転職されたという話を聞いて、年齢など関係なく新しいことにチャレンジし続けるすごみを感じました。

登壇

登壇してきました。

speakerdeck.com

避難

登壇が時間ぴったりに終了したと同時にすごい音のブザーがなり、随分と大きな音で登壇終了時刻の管理をしているんだなと思っていたら、火災報知器が作動した音でした。

その後は施設の方の誘導にしたがって非常階段からいとうさんと一緒に避難をしましたが、皆さん慌てることなくスムーズに避難されていたうえに、集合写真まで取れてしまうという事態になり、スクラムフェスに参加されている方々の自律性を実感するイベントになりました。(なお、火災報知器は誤作動ということでした)

クロージング

びばさんが場をもたせるために(??)、みんなでふりかえりをするようにファシリテートしており、その流れにしたがって参加者のみなさんがFun/Done/Learnでふりかえりをしていました。(火災報知器の話はなしという制約でした)

その後はまつしゅーさんからクロージングがあり、矢田さんへの代表交代の話がありました。自分はDiscordとかもみていたので知っていたのですが、よく考えたらこの場で初めて発表されることで、Day1のブログにその話は書かないほうがよかったな...と思いました。

最後に、今回のスクラムフェス三河スクラムフェス初登壇の方が一言で感想をいう時間ができたのですが、スクラムフェス初登壇ではなくスクラムフェス三河初登壇の方が最後に感想を述べていて、なんか定義がおかしいぞ、と思っていたところ、めちゃくちゃニヤニヤしている人が前にいるんですけど...と絡まれました笑

けんしろうさんと再会する

けんしろうさんと福岡以来の再会を果たして挨拶を軽くしたのと、アンジェラさんと名刺交換(といっても自分は名刺を持っていないので一方的...)をしました。

アンジェラさんがスクラムフェス新潟でスクラムフェスの雰囲気が好きになって登壇したい!と思ったのが今回参加のきっかけだそうで、雰囲気が好きになったという理由からはるばる福岡から来てくださっている行動力がすごいなあと思いました。

発表の質問をしてもらう

お名前を伺えなかったのですが、自分のセッションを聞いてくださっていた方が発表に関して質問をしてくれました。

取り組みをただやるだけではなく、自分自身の言葉でどういう意味やどういう機能があるのかを言語化していたにもかかわらずスライドには(誤解)がついていたのはどういう意図なのか?という質問をしてくださったので、47機関が誤解を恐れないことを大切にしているという話や、統一した意味や全員の共通理解ということよりも誤解を恐れずにそれぞれが得意な領域でポジショントークをしていく大切さを体現したスライドだったという話をしました。

懇親会

懇親会としてとりとんに行きました。
とりとんというと寿司しか思いつかなかったのですが、焼き肉居酒屋の名前で、7時間くらいずっと同じ店で過ごすというスクラムフェスでは初めての体験をしました。(この同じ店でずっと過ごすというのが三河名物だということ)

りょかさんかずーさんと話す

最初はずっとりょかさんと話していました。後半はかずーさんも加わり、3人で話をしていました。

  • りょかさんが今回やさしさにフォーカスした際、考え方の参考にしていた文献だったり他にも色々と大事な要素がある中でやさしさにフォーカスしようと思った理由の話を聞きました。
  • りょかさんは47機関という名前にしようときょんさんが言い出したあたりでチームを離れたそうですが、その当時の基盤チームと今の47機関は随分と別物だろうし、基本的に成長意欲が高いチームであることを考慮すると全く別のチームになっているというのがある意味自然だと思うという話を聞きました。*1当時は余裕もなくてかなり大変だったという話も聞いていきました。
  • 47機関の話は自分たちのチームに取り入れようという考えにはならないという話をしていきました。まさに自分自身が今回の発表で苦労したところでもあって、何かしら行動変容に繋げようと発表の中で色々と工夫をしてもどうしても一般的なチームでは取り入れようと思いにくい話になってしまうため、良いのかわからないけれども取り入れやすいプラクティスのような形でも紹介をしたという話をしました。
  • スクラムフェスに何回も参加しているりょかさんであっても、こうしたコミュニティの場に来ると会話の輪に入ることにはうっとなってしまうという話やスクラムフェス三河に関してはホームな感じがあるけれど他のスクラムフェスに関してはアウェーな感じがあるという話を聞いて、スクラムのコミュニティが初めて参加するような人たちにやさしくあるためにはどうしたらいいんだろうね?という話をしていきました。やや強引な感じもあるけれど、懇親会のタイミングで強制的に色々な人が交わるようにしてあげるといいんじゃないか?(初心者の人が常連の人と繋がるようにグループ分けをしてしまう)という話をしていました。また、今自分が計画しているスクラムフェスでは小さなコミュニティを作ることを重視しているという話題など、初心者が入りやすい空気を作れるといいよねという話をしていました。
  • マネージャーをやっていると、技術から逃げたような印象を時々受けるという話をしていきました。エンジニアは自分自身に合っている職業だとは思っているものの、そこよりもマネージャーのほうが価値を発揮できるということで責務をまっとうしているという話でした。また、りょかさんの場合は47機関に所属していた(47機関と一緒に仕事をしてきた)という経歴だけで非常に「強く」みられてしまうというのは悩みの一つで、これももしかすると技術から逃げたような印象を時々受ける原因なのかもしれないという話をしました。
  • 技術書を読むとき、哲学書はすごく役に立つという話をしました。知識的には直接リンクはしていないものの、大局的にものごとを捉えたり哲学書の論理構造を理解しておくことができると、技術書を読むときも技術という手段に対してどういう目的や背景、課題があるのか?という観点で自然と読めるということです。また、丁寧に本を読むということができるようになっているのが大きいんじゃないか?という話や、本を読んだ後にすぐに使えるという意味での実用性というのは哲学書にはないけれど普遍的な考え方やモノの捉え方に繋げられるというのはすごくいいという話をしました。
  • カルチャーフィットってどういう状態のことなんだろう?という話をしていきました。ベンチャー企業の場合、採用基準はかなり厳し目にしている会社が多いものの、漫画とか物語の世界みたいなカルチャーフィットしない事件は起こるという話をしていて、特に「自分自身で手を動かせない人」はマッチしない可能性が高いんじゃないか?という話をしました。また、似たような話として、手戻りすることが怖くてなかなか行動を起こせなかったり、理想は語ることができるんだけれど現実とのGapが大きかった時に愚痴を言うだけになってしまったり他人を動かしてどうにか理想に近づこうとしようとしてしまう人も、ベンチャー企業だとマッチしないことが多いという話をしていきました。
  • 以前りょかさんの同僚である脇田さんがリトリートに来ていましたが、なぜりょかさんが来なかったのか?という話として、こういったコミュニティの中でも特におかしい人に会える機会を作っておくことで、アジャイルコミュニティの空気感をエクストリームに体感してもらうことが目的だった*2という話を聞きました。そうしておくことで、りょかさん自身が何かコミュニティに関して語ったりせずともコミュニティの雰囲気が今後分かるようになるし、スクラムアジャイルといった思想の部分も体感できるんじゃないか?と思ったそうです。
  • スタートアップやベンチャー企業の場合、昔は仕事のやりがいが報酬というケースが多い印象があったものの、最近は給料を高く設定して引き抜くようなケースというのも非常に多くなってきている印象があるという話をしました。
  • 30分セッションは意外と難しかったという話をしていきました。(自分もりょかさんも30分セッション)普段20分or45分の発表に慣れているので、20分の感覚でいると時間が余ってしまうし、45分の感覚だと作りすぎているような感覚が出てしまうということで、りょかさんは発表時間が10分ほど余ったし自分は発表時間がめちゃくちゃギリギリになってしまったという話をしました。
  • スクラムフェスで定期的にスポンサーしていると採用効果としてはどれくらいあるのか?という話をしていきました。昨日別の企業さんからも似たようなテーマで話を聞いたのですが、ぜんぜん違う回答で、そのGapが面白かったです。
  • 仕事をしているとカンファレンスに参加するのはなかなか難しいという話をしていきました。特にハードワークがある程度前提になっているような会社だと、特に平日にカンファレンスに参加するのはかなりハードルが高く、そういう意味でもおおひらさんはかなり特殊な存在ですごいという話を聞きました。(かずーさんとおおひらさんは同じ会社)
  • スクラムフェスやRSGTは値段を高くしたり、チケットを闇雲に増やさなかったりしていて、スケールすることに対してとにかく慎重なのが素晴らしいという話をしました。内輪だと言われてしまうこともありますが、長くコミュニティにいる人が作る空気感が土台にあって、その空気感に少人数が触れることで、少しずつコミュニティが大きくなってアジャイルスクラムが広まっていくというのは、アジャイルスクラムの勉強をしている人たちのコミュニティならではだという話でした。
  • 残業は成長に繋がるのか?という話をしていきました。ハードワークが前提になっている会社では、残業することが成長に繋がるという考え方も多くあって、ポジティブに残業を捉えているところも多いということです。仕事が成長に繋がるというのは一定理解できるものの、限られた時間内で高い成果を出すやり方を身に着けにくくなるという弊害が起きたり、効率的なやり方を学ぶことができずに過去に解決されている問題を何度も解いてしまうような事態にもなりかねないため、特に若い間は残業をすることに対して慎重になったほうがいいのではないか?という話をしました。一方で、ある程度基礎的な知識やソフトスキルが身についているような状態のときは、仕事をたくさんこなしていくことで実用的な知識が一定得られることはあるよね、という話も出ていました。
  • かずーさんは今回Zoomの録画を流しながらちょいちょいコメントをいれるというやり方で登壇したそうですが、もういっそのことZoomの録画などは流したりせずにかずーさんがひたすら話せばよかったんじゃないか?という話をしました。この話自体は他の参加者の人にも多く言われたそうで、何が起こるかわからない状況を楽しめる参加者の人たちの特性を感じたそうですが、さすがに専門知識もないような状態ですべて一から話すというのはできなかったということでした。
  • スタートアップが上場すると、株主との揉め事をはじめとした色々な面倒くさいことが起きるという話をしました。会社によっては、上場廃止をして経営権を取り戻すという選択をすることもあったという話や、そうすることによって徐々に"大企業らしさ"が出なくなっていたという話をしたりしました。
  • かずーさんは今回が初めてのスクラムフェスだったそうですが、非常に楽しかったというお話をしてくれました。いきなり登壇することになったりしたり色々大変だったそうですが、こうして飲み会まで様々な話ができたのはよかったということです。
  • かずーさんはおおひらさんと社内の勉強会ではよく一緒に活動していたけれど別チーム(かずーさんはFASTを実践しているチーム)だという話を聞きました。ただしおおひらさんは社内でもコミュニティや勉強会を立ち上げつつこうした社外コミュニティでも活動しているというのがすごいという話が出ていました。また、今回のかずーさんの発表はQAの話だったので、おおひらさんに代打ででてもらう方がよかったんじゃないか?とも後で気がついたそうです。

moriyuyaさんかずーさんAckyさんと話す

2時間くらい話をしていたところで、moriyuyaさんがりょかさんの席にやってきて、少しお話をしました。
同時に、席が近かったAckyさんと頭取なども交えて話をしました。

  • moriyuyaさんのような方が急に現れるのはすごいことなんだけれど、普通に飲み会の席に座っているとmoriyuyaさんに限らずすごい人なのかどうかが分からないという話をしました。
  • moriyuyaさんはスライドに関して数で圧倒しているという話をしたのですが、moriyuyaさんも自分(aki.m)の発表は大体数で圧倒している話が多いという話で対抗してきました。ただ、自分は今年になって数が明確な意味を持つものや効果の度合いを正確に表しているもの以外に関しては、数で攻めるような発表はしないという話をしました。実際今年自分が発表した内容に関しては数が出ているのは3/10であり、なおかつ今年出したプロポーザルという意味だと2/10なので激減しているという話をしました。また、2本のプロポーザルに関してもタイトルに数がないと具体的にどれくらいの効果がある発表なのかが分からないものなので、数で圧倒しているわけではないという主張をしたのですが、かずーさんには高度な煽りをしていると言われてしまいました。
  • RSGTに出すプロポーザルに関しては6つ候補を持っているものの、現時点で優先的にやる必要があるバックログが積み重なっているためなかなか出すことが難しいという話をしていきました。ただ、プロポーザルの数が昨年のように200個くらいに落ち着くと考えると、80個くらいの今がベストタイミングなのではないか?という話をしていました。
  • Ackyさんが最近自分が抱えている悩みは何か?と質問をしてくれたので、ビジネスシーンでも使えるような英語が喋れないことを挙げました。それなりに時間もかけてやってはいるのですが、ライティングとリスニングが上達しているのにも限らずスピーキングに関してはまるで上達せずだという話をしたのですが、日本語が上達するプロセスを考えて、そのうえで英語が上達しないプロセスと比較をしていくとヒントが見つかるんじゃないのか?という話や、ネイティブじゃない外人だと、文法などはめちゃくちゃだし正確な英語はそんなに求められないことがビジネスシーンであっても多いという話を聞きました。
  • moriyuyaさんは怖いという話がよくされていますが、Ackyさんも負けず劣らずシャープな返答をしているという話をしました。
  • 三河でやり残したことはないか?という話をされて、今回じゅんぺーさんに話をすることが一番のやりたいことだったし、三河だからこそやりたかったことということでりょかさんとも話ができたので満足しているという話をしました。ただ、おがさわらさんとはあんまり話せなかったという話をしたところ、ちょうどおがさわらさんがいらっしゃり、この後話す約束をしました。
  • moriyuyaさんが今回RSGT2025で出したプロポーザルは、本当は5年後にしようと思っていたという話を聞きました。moriyuyaさんは最近およべさんやいくおさんが話をしていることやSNSでオープンにしている内容を見て、そろそろ話をしていかないと他の人が先に話をし出してしまうと感じたそうで、今が話をするベストタイミングだと感じたそうです。
  • moriyuyaさんが今度RSGTとは別の場で話をする内容を少しだけ聞きました。スライドは非公開になってしまう可能性が高いそうですが、これまで共感をしてもらった(別の場で話をしてほしいと言ってもらったきっかけになった)話を軸にしつつ、経営陣やマネージャーといったメンバーじゃない社員の人たちが自分で道を切り開いて会社を良くしていくぞという内容を話す予定だということでした。
  • 頭取が昨年プロポーザルを出さずに今年プロポーザルを出した理由を聞きました。昨年も本当は出そうと思っていたそうですが、タイミング的に今年のプロポーザルで書いたような内容の取り組みをやり始めたばかりだというのが気になったそうでプロポーザルは今年に見送りしたそうです。

ぽめさんと話をする

ぽめさんとスクラムフェス新潟2023以来の再会を果たして、少しだけではありますがお話をしました。
ちょうど自分の発表の直前がぽめさんの話だったので聞いていたのですがフィードバックが欲しいというお話をいただいたので、自分の直前の発表だったので素直にあまり聞くことができていなかったという前提のもと、そこまでへりくだった感じで話をせずに堂々と話してもいいんじゃないか?というお話をしました。

おがさわらさんミツカワさんじゅんぺーさんtamagoさんkenzzzzzyさんと話をする

おがさわらさんと話をしたいという流れから、おがさわらさんミツカワさんじゅんぺーさんたまごさんkenzzzzzyさんと同じテーブルになり、話をしていきました。(途中でめーぷるさん?も加わっていたような気がしたのですがめーぷるさんなのかの確信が持てませんでした...)
最初はおがさわらさん以外の人たちを無視して話をスタートし、その後は全員で色々と話をしていきました。

  • 先日社内でスクラムフェス仙台の再演をしたのですが、その際に出た感想がスクラムフェスでは出ない視点で面白かったので、それを共有しながら色々とお話をしていきました。まず、話には理解を示しつつも現行教育に対して意外と肯定的な意見が多くて*3、教育以外の観点(その人の幸せ)での意見が出ているのは面白いという話をしました。幸せに寄与する重要な能力として、自己決定能力(自分で自分のことを決めていく力)というのはあるんじゃないかと思っているという話から、じゃあその自己決定能力に対して個別最適な学びと協働的な学びはどのくらい寄与しているのだろうか?他に寄与するような因子はないのだろうか?という話でした。自己調整学習の文脈を考慮していくと、メタ認知みたいなところはかなり重要度が高いのではないかという意見や、個別最適な学びと協働的な学びに関してもおがさわらさんのお子さんの学校の様子をみるとディベートなどを通してどんどん自己決定できる風に育っているような印象があるので効果はあるような気がしているという意見や、GRITが重要なのではないかという話が出ましたが、自己決定能力に対して何が影響するのかが述べられている文献は思い至らないという結論になりました。また、これも感覚的な話ではありますが、高い自己肯定感というのは大切なポイントな気はするという話もしました。
  • おがさわらさんがtamagoさんをいじるのを一年で一番楽しみにしているという話を聞きました。tamagoさんもいじられるのを楽しみにしているということで良好な関係(?)が築けているようですw
  • 東三河と西三河のバトルと俯瞰して上から見てくる尾張を合わせた三つ巴が発生していたのですが、この内容をブログに文字として書くと(東三河と西三河の人は特に)不機嫌になる人が出てくるのでやめておいた方が良いという話をおがさわらさんにされました。なので、ブログには書かないでおきますw
  • 三河は正直あまり名産品と呼べるようなものはないという話やうなぎを食べたけれど福岡の方が安いし美味しかったという話から、Kiroさんはご飯が今ひとつなのがわかって一度も現地に行ったことがないらしいという風の噂に関して話をしていきました。美味しいものがないのは仕方がないし地元の人も認めているそうですが、各地のスクラムフェスがどこも美味しいものをたくさん用意できる地域だというのも三河の食の不充実さを際立たせてしまっているポイントなんじゃないか?という話をしていきました。
  • 食の充実度合いでいうと、個人的には一番は北海道なんだけれどもかなりいい線に福岡がいてほぼ同着だという話をしました。その話をしたところ、じゅんぺーさん的には新潟がそこに絡んでこないことが不満だという話になり、新潟はお米は一番美味しいんだけれど福岡や北海道(特に福岡)は何を食べても美味しいというのがなかなかすごいことだという話をしました。
  • スクラムフェスの代表や運営がkeynoteをするのはなしだよねという話をしました。また、川口さんは今回のDevOpsDays Tokyoで運営でありながらkeynoteを務めていましたが、めちゃくちゃ嫌がりながらもテーマに合致しているという理由で受けていたという話も聞きました。
  • 米にこだわりを持っているという話から、炊飯器に何を使っているのかという話や、美味しいお米を取り寄せるために農家を回って一番美味しいお米を直で契約して取り寄せているという話をしました。じゅんぺーさんはお米に対してこだわりがある人が大好きだそうで、住所さえくれればお米を送ってくれるという話をしてくれました笑 なお、じゅんぺーさんはお米を釜で焚いて真ん中の部分をすくうタイミングが至福だと思っているそうです。
  • tamagoさんが「こわけて」という三河弁を使っていたのですが、これが三河弁だと分からずみんな混乱していました笑
  • 海外スピーカーを日本に招くというのがなかなか大変だという話をしていきました。スクラムフェス三河における昨年のJoeは日本にも拠点があるということで一定楽ではあったそうですが、新潟でダニエルをよんだりDevOpsDays Tokyoで海外スピーカーを呼んだりするのは色々と苦労があるそうです。具体的には、日本に来てもらったからには観光を楽しんでもらわないといけないということで色々とコーディネートをしたり、海外と日本の文化のGapに対してがんがんフィードバックをしていくのを止めたり、お金を海外通貨で渡したりしないといけない点は特に大変だというお話を聞いていきました。海外と日本の文化の違いに関しては、海外の人はすごく敏感になることもあるそうですが(観光案内の人が英語を喋ることができなかったり、カンバンに英語がなかったり固有名詞が乱発されていたり...)、それは日本が海外に行ったときも同じなので、日本固有の問題ではなさそうだという意見も出ていました。ただし、現状だと日本に来てもらうメリットがそういった観光的な部分にフォーカスしてしまって、どうしても「招き入れる」ような関係性になってしまっているというのも難しいところだという話をしました。
  • じゅんぺーさんの話はスケールが非常に大きくて、話を聞くと一つ目線が上がるという話をしました。Day1のブログで言及した内容に加えて、じゅんぺーさんは更にスケールが大きいこととして、JaSST新潟やスクラムフェス新潟を合体させてどでかいカンファレンスをやりたいと思っているという話や、もはやベルギーと新潟を姉妹都市にしてしまいたいと思っているという更にスケールが大きい話をしてくれました。
  • 前回のスクラムフェス仙台でふじえもんさんが中心と鳴って情報保障の取り組みをしていたのですが、これはすごい良かったのではないか?という話をしていきました。アクセシビリティの問題はどこにいってもあるし、所謂マイノリティ的な問題はどのカンファレンスでも課題として抱えているので、こうした取り組みを各地の地域スクラムフェスがやって、その取り組みを他のスクラムフェスに展開してくような流れが作れるとすごくいいんじゃないかということです。同様にマイノリティ繋がりで、小さい子持ちの人でも参加しやすいようにベビーシッターを無料で提供するといった取り組みもできるといいよねという話も出ていました。

まつしゅーさんmoriyuyaさんおがさわらさんかつさんhisaさんパウリさんと話をする

まつしゅーさんmoriyuyaさんおがさわらさんと話していきました。途中でかつさんやhisaさん、パウリさんが代わる代わる席にいらっしゃりました。

  • スクラムフェス三河も5年目ですが、本当に製造業や初参加という色が見事に出て、参加人数もすごい多いし雰囲気もすごくいい最高のカンファレンスになりましたね、という話をしていきました。まつしゅーさんは本当は代表として引っ張っていくような立場ではなくてサポートするような立場が好きだということで、そういうのもあってかメール対応などは全てまつしゅーさんがやっているという話を聞きました。まつしゅーさん的にはみんながなかなか対応せず我慢してやってしまうそうですが、もう少し待つと誰かがやってくれるんじゃないか?という話は出ていました。ちなみにDevOpsDaysに関しては、誰もやらないので最終的にはおがさわらさんがやるようにしているということでした。
  • スクラムフェス大阪は、トラックもめちゃくちゃ多いしそのトラックに採択されたからといってその地域に行かなきゃいけないわけではないので、「神奈川サテライトでスクラムフェス大阪の福岡トラックとして登壇する」みたいな複雑すぎる状況が起きていたのは面白かったという話を聞きました。
  • スクラムフェス大阪がどういう経緯で立ち上がったのか?という歴史の話を聞きました。Devsumiの録画が残っていると本当はそれがいいんだけれど...という前提で、コロナになって一ヶ月半でオンライン勉強会の動きが立ち上がり、そこで色々な実験が行われ、それが迅速にコミュニティの中で展開し、技術的検証を済ませてあっという間にスクラムフェス大阪のオンラインが開催されたという話を聞きました。その集大成をDevSumiで録画として発表したそうです。
  • オンサイトの勉強会は最近復活傾向にあるけれど大分減ってきた印象があるということで、オフィスが閉まって回り道をしながらみんなで出ていた時代はすごく懐かしいという話を聞きました。ただしそういった懐かしさがある一方で、仕事の後にオフィスに勉強会に行くというのは子どもが小さかったりといった家庭事情がある人にはかなりきつい話だっただろうなあということで、オンラインになってよかった部分もありはするという話が出ていました。また、オンサイトだと入館管理をはじめとした手間がかかることもネックの一つではあったそうです。
  • 平均して1日に20kmくらい走っているのと毎日3時間以上歩いているのはどちらがおかしいかという話をしました。結論は出ず、どちらもおかしいという話になりましたw

おがさわらさんに送ってもらう

始発で帰るか終電で帰るかを悩んでいたのですが、とりとんが0時には閉まるということで、最後はスクラムフェス仙台に引き続きおがさわらさんに豊橋駅まで送ってもらいました笑(おがさわらさんも歩数稼ぎがあるということでした)

かなりの時間歩くようにすると健康チェックができたりしてすごくいいですよねという話をしたりしながら今度はしっかりホームまで送ってもらったのですが、自分が「もう分かったので大丈夫です!」と言ったタイミングで自分が実はまだ駅までの道を間違えて認知していたのがハイライトでした。

*1:ただし、当時チームの中にいるときに感じていた印象と外からぼーっとみていた印象とでは全然違うことを踏まえると、自分が今回した発表を聞いてもピンとこないというのが正直なところだそうです

*2:リトリートに参加する人は、こうしてスクラムフェスに参加している人たちの中でも更にコアなメンバーに限られる

*3:パラダイムシフトを起こす根拠が不十分なのではないか?新しい教育の効果としてあった勉強することが楽しいというのは素晴らしく感じる一方で、知的労働をすることが当たり前の世の中になっていくなかで勉強が好きだったり得意ではないと生きづらいような世界線を作っていないか?