天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

大人のソフトウェアテスト雑談会 #219【いにしえ】に参加してきた

ost-zatu.connpass.com

今週もテストの街葛飾に行ってきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。

やまずんさんの背景

やまずんさんが新しい背景をお披露目してくれました。
仕事では使わないけれども、登壇では積極的に使おうと考えているそうです。

登壇のスタンス

登壇者は、参加者の行動変容を促すような話をしていきましょうという考え方はあるけれど、やまずんさんは元々バンドマンだったということもあって、一つのステージであり行動変容を促す場としては捉えていないということでした。

都知事

登壇スタンスの話から、最近話題の都知事選の話をしました。

知名度がない人やバックアップに政党がついていない人は、目立つが勝ちみたいな話にどうしても行ってしまうので、注目度を上げるために奇抜なことをしがちだという話が出ていました。

また、日本に限った話ではなく海外でも起きている現象だという話もありました。

ネガティブな指摘と機嫌

ネガティブな指摘をしたところ、疲れていて機嫌が悪そうなのでどうにか対応したほうがよいというクレームを受けたという話が出たというお話がありました。

確かに多少疲れていて、いらない一言を発してしまった可能性などはありつつも、ネガティブな指摘を受けた結果機嫌が悪そうだというところに繋がるのは今ひとつよくわからないという意見が出ていました。

開発生産性カンファレンス

開発生産性カンファレンスは、ほとんどがFindyユーザーのセッションで、そこに招待講演がつけられているというお話がありました。

そのため、どうしてもポジショントークが強めな発表は出てしまうという側面はあるそうですが、eroccoさんはそこに抗うべく、誰も話さなさそうな話をしてきたということです。
また、他のカンファレンスと違って凄いところとして、大分前からカンファレンスでどんなテーマを話す予定なのかのフォローはあるそうで、そうした取り組みによってセッションの質は一定担保されている側面があるということでした。

OKR

開発生産性カンファレンスの裏で行われていたカンファレンスで目標管理が変な方向でバズっていたという話がありました。

ここで出ていたスライドに関しては良かったということなのですが、このスライドだけを切り取ってバズってしまったが故に、ここに共感している人のどれくらいが目標管理をわかっているのか心配になったということでした。

Objectivesよりも先にKRが出てきて相談されることがあったり、KRが達成できていないと評価が下がってしまうことがあったり、一度決めたKRをずっと変えることができなかったりと、色々な間違っている運用が語られている上に、ネットにある記事も普通に間違えて記載されているものが多いので、結構闇が深そうだという話が出ていました。(目標管理がクソなのではなく、目標管理がうまくできない現場がクソ)

togetter.com

なお、ギリギリを攻めているObjectivesの例として、トヨタの「良い車を作ろう」があるということで、これは営業部門の方などからすると困ってしまう可能性がある目標であるものの、それぞれが自分にとって何ができるのか?を考えられる&Objectivesに呼応できるという点では良い目標だという話がありました。

全体を通した感想

久々に葛飾を訪れたAizackさんもいた一方でまたしてもリアル葛飾区民が全然おらず(途中からRyoさんがいました)、コミュニティの謎度合いがより一層増した会でした。

また、Ackyさんが開発生産性カンファレンスの話をしたいんだろうなあと思って待ち構えていたら、期待通り開発生産性カンファレンスの話をしてくれたのも個人的には良かったです。