天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

ふりかえりカンファレンスの懇親会ふりかえり

retrospective.connpass.com

記事にするつもりは元々なかったのですが、今回はブログに残ることを希望する方が多かったので笑、ふりかえりカンファレンスの懇親会のふりかえりをしていこうと思います。

コミュニティ初心者

最初はたかたにさんとtrebyさんと席が一緒だったのですが、たかたにさんはコミュニティに参加してまだ間もないという話からスタートしていきました。
チケットが余っていて参加したRSGT2024が初参加だったそうですが、そこでは同僚がKiroさんにお説教を懇親会でうけていた*1印象が鮮烈に残っているということでしたが、コミュニティにいる方は基本的にみなさん優しいし、気軽に相談することができる人たちばかりだよという話がありました。
trebyさんはコミュニティに誰も知り合いがいない中、アジャイルコーチとスクラムマスターの集いに特攻したけれど、コミュニティの皆さんは受け入れてくれたということです。

おすすめのイベントに関しては、やっぱりRSGTなのかなあという話をしましたが、愛知に普段住んでいるということで、スクフェス三河などは良いんじゃないかな?という話や、少しステップアップするならリトリートが体験としては最高だからおすすめだというお話をしていきました。

もっとわいわいしたチームにするために

スクラムマスター視点だともっとわいわいとしたチームになってほしいと思っているんだけれど、チームにいうと誘導みたいになってしまって悩ましいという話が出ていました。

スクラムマスターがチームを誘導するというと聞こえはたしかによくないのですが、同じチームメンバーなのだから、信頼関係ができているのであれば素直にチームメンバーに想いをぶつけてみるのが良いのではないかな?という意見が出ていました。

スクラムマスターは1on1をやる必要があるのか?やるとしたらどうやって始めればいいのか?

スクラムマスターはチームメンバーに1on1をやるとよいう話があり、実際に実践されているスクラムマスターも多い中で今からどう始めればよいのか?という話がありました。

「こういったカンファレンスに参加して1on1がいいと言うのを聞いたのでやってみたい。次回以降やるかはあなたが決めていいから一度だけやらない?」という風に、やり始める理由付けと一度だけでもいいという条件をつけてやるのがよいのではないか?という意見がありました。

また、そもそも1on1って必ずやる必要があるものでもないし、1on1をスクラムマスターがやると起きてしまう副作用*2もあるので、絶対にやったほうがいいと一概に言えるものではないという話もありました。

QAなにもわからん会をnacoさんが一人で立ち上げた理由

最近話題になっている(?)、QAなんもわからん会はnacoさんが一人で立ち上げたものですが、一人で立ち上げする勇気がすごいという話をしていきました。

ただ、nacoさん的には運営が複数人いると、イベントが炎上したりしたときに責任を感じる必要が複数人のときと比べてないし、何かを決めようとなったときに、みんなで話し合いをして決めるみたいな必要もなくなるので、むしろ楽だという話をされていました。

trebyさんは、むしろ一人よりも複数人で立ち上げをしたほうが楽だということで、例えばこないだのイベントにおおひらさんを呼んだように、協力してスポットでイベントするほうがやりやすいという話をしていました。

コミュニティのシンボルであるおおひらさん

コミュニティのシンボルとなっているおおひらさんの話をしていきました。

パネルのみならずアクスタまでデビューしているうえに会社の経費でアクスタを作っているというのも本当にすごいという話が出ていました。

QAは下に見られがち?

ウォーターフォールのようなシーケンシャルな開発をしていると、QAがどうしても下に見られがちだけどそんなことはないか?という話が出ていました。

個々人の経験的な話でしかわからないところはあるという前提で、開発者はQAのスペシャリティに尊敬している人が多い印象だけれど、QAの人が"テスター"のようにQAをラベリングしたり、一風変わった取り組みをするQAを止めたりする場面のほうが多いので、QAは開発者ではなくてQAの人に下に見られがちな印象があるという意見がありました。

オンラインの体験を追求するふりかえりカンファレンス

びばさんから、ふりかえりカンファレンスではオンラインの体験を徹底的に追求していて、オンラインかオフラインか悩むくらいのイベントにしたいという話を聞きました。

具体的には、今回のふりかえりカンファレンスでは、オンラインのほうが体験が良くなりがちだと考えられるセッション聴講はオンラインでしか聞けないようにして、Miroと組み合わせることで更にオンラインの体験をよくしようとしたという話を聴いていきました。一方でオフラインに関しては、OSTのように現地で話すからこそ得られる体験に全振りしたということです。

結果的に、びばさん含めたスタッフメンバーは、オンラインかオフラインどちらに参加するのかを皆悩むようなカンファレンスになって、これはすごくよかったのではないか?という話をしてくれていました。

その場にいる参加者も、オンラインでセッションを聞くかオフラインでOSTをするかは非常に悩ましいという話をしていて、そういう感想が出てくるのも今回のふりかえりカンファレンスが成功しているといえる一つの指標になりそうだということでした。

Piyoさんの今に至るストーリー

Piyoさんはネガティブな一面とポジティブな一面のギャップが非常にあるということですが、このギャップが原因でとある特徴を持つ方に好かれる傾向があったという話を皮切りに、今のPiyoさんができるまでのストーリーを聴いていきました。

とある特徴を持つ方に好かれる傾向がずっとあったPiyoさんですが、あるときその特徴を持つ人からも関係を絶たれるような出来事があったそうで、そのとき仕事も全然うまくいっていなかったPiyoさんは本当に人生のすべてを失ったように感じたということでした。

ただ、その際にSNSで人生に絶望したら音楽をやるといいという話が流れてきて、そこから元々ちょっとした趣味でやっていた音楽を再度やり始めたそうで、それをきっかけにバンドを組み始めるまでに至ったそうです。
ただ、そのバンドに関してもとある出来事がきっかけでうまくいかなくなったそうで、そこで「バンドを辞めたい」とメンバーに言った際、一人だけ「Piyoさんがそう思うならやめたらいいんじゃない?」とPiyoさんの意見を尊重してくれたメンバーがいて、それが今の奥さんだということでした。

その後KAGに入ってからは、これまでやり続けていた音楽のおかげでこうしたコミュニティでの活動ができるようになったり、今ではたかたにさんをはじめとした方々と一緒に社内で部活を立ち上げられるようにまでなって、音楽は本当に人生のすべてを変えてくれたという話を聴いていきました。

オペラを歌いたがる小笠原さん

今回の焼き肉レトロスペクティブの歌では、小笠原さんが登場していますが、これは小笠原さんがめちゃくちゃ乗り気だったことが原因だという話を聴いていきました。

実際に社内のSlackメッセージを見せてもらったのですが、たとえ次の機会になったとしても、オペラを絶対に歌いたいという意気込みがつまったメッセージが書かれていて、笑いました。

大変な翻訳

最近はアジャイル関連の翻訳本が多数出ていますが、翻訳作業は本当に大変だし、たくさんの人達の貢献があって翻訳本が出ているんだという話をしていきました。

具体的には、翻訳の際に出典として書かれている本や記事をすべて読んだり、元々の著者が理解を間違えたりしている部分には注釈を入れたりといった作業が特に大変だという話がありました。

シアターとふりかえりをコネクトしたRyoさん

今回のふりかえりカンファレンスでは、Ryoさんはシアターとふりかえりをつなげたそうですが、当初はとりあえずシアターの話だけしておけば参加者の人が勝手にふりかえりにつなげてくれるんじゃないの?と思っていたという話を聴いていきました。

結果的にはつなげることができたそうで、録画の公開を皆さん楽しみにしていました。

yamanecoのテスト研修

yamanecoさんが昨年実施していたテスト研修が社内で好評だったという話から、今年もやる予定なのか?という質問が出ていました。

昨年の研修はたしかに好評だった一方で、研修内容の間違いが若干あったという話があり、今年はリバイスしたバージョンをその内やる予定だということでした。

また、研修のコンテンツのなかでワークショップのデザインがすごくよくできていたという話が出ていて、これはJBさんとRyoさんがワークショップの研修をうけてきたことが原因だと思うということでした。
小糸さんも、JKさんあたりを誘って二人でこの研修をうけてみようかな?という話をしていました。

全体を通した感想

ふりかえりの話がそこまでトピックとして出ていなかったのは意外なところではありましたが、ここに書けていない話も含めて、懇親会っぽい話がたくさん聞けて非常に楽しかったです。

特にたかたにさんtrebyさんとは長い時間話すことができて、とても楽しかったです!

*1:説教自体はそのとおりだなあという内容だったそうです

*2:チームメンバーがスクラムマスターに対して不満をぶつけ、スクラムマスターがそれをいい感じにチームに伝えることになるといった具合に伝書鳩的な立ち位置になってしまうことなど