天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

スクフェス三河の全セッションを見た

www.scrumfestmikawa.org

スクフェス三河の全セッションを視聴したので、感想を書いていこうと思います。(当日見たものなどは、以前の記事で記載した感想と同じものになっています)

なお、スライドは以下の記事にまとめています。

aki-m.hatenadiary.com

keynote - 違う人材の共創が世界を前に進める〜スーツとハッカー互いにリスペクトする世界〜 -

今回のスクフェスを象徴するような素晴らしいkeynoteでした。

自身が苦手なことや変化が大きくなる選択を意図的に選び、チャレンジし続けるという姿勢を人生で貫き通している鈴木さんの人生観は、今後自身の中にも残り続けるでしょうし、ものづくりに真摯に向き合い続けるからこそ生まれてきた言葉なんだろうと感じました。

また、普通に生活していてなかなか聞くことのない事例や、見ることのできない写真を見せてもらうことができたのも、すごく楽しかったです。

普段の環境とは全然違う環境に飛び込み、こうしてスピーチをしてくださったことに改めて感謝したいと思います。

消えたかったのに ごめんなさい (弱虫が重ねる小さな小さなイノベーション

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eroccoさんが出せるありったけのパワーを絞って自身が与えられた状況や資質をフルに活かした話は、単に勇気をもらえる話で終わることはなく、活用することが難しい(あるいは自身で見つめたくない)と思って自身が隠してしまうような面をどう活用していくかというお話で、これまでのeroccoさんのセッションの中でもトップクラスに学びが多い発表でした。

また、そんなeroccoさんだからこそ起こせたような変化や、立ち向かい続けても決して報われなかったことなど、「突然の『ミルクレープ戦法』への取り組みと、そこから見えた光と闇」のセッションを見て感じた後に改めて感じる内容もすごく多くて、とてつもない作品を作り出したな、、と言う感想でした。

eroccoさんにしかできないセッションが聞けてすごく良かったです。今回もどうもありがとうございました。

Women in Agileメンバーが語る、「小さな違和感」がアジャイルチームに役立つ理由

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自分自身、日常生活でも仕事をしていても、違和感を感じやすい方なのかな?と自覚をしているのですが、根拠がないことを理由に違和感を伝えられないことも多くあるので、そうした時にどうすればいいのか?や、違和感を話すことがコンフォートゾーンからの脱却や新しい視点につながるという話を聞けて、すごく良かったです。

セッション全体を通して、Women in agileの活動とアジャイルチームで大切なこと(役立つこと)である違和感の発信が共鳴していたのも、とってもいいなあと思いました。

Women in agileはタイミングが合わずまだ参加できていないコミュニティなので、このセッションを聞いて、今後ぜひ参加したいなあという気持ちがより強くなりました。

Whyから始めよう!スクラムチームが力強く前に進むための「なぜやるのか」を考える

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「なぜそれが必要なの?」「なぜ自分達がやるの?」というWhyにまつわる問いかけはプロダクト開発をしているとすごくよく耳にすると思いますが、それらの問いかけがなぜ必要なのか?を話してくれて、面白かったです。

Whyが大事だよ、という話になった時にあまり語られないような気がしている感情やキャズムの観点にも触れられていたのは、共感が持てるとともに、原田さんらしい発表だなあというのを勝手に感じていました。

また、ゴールデンサークルの話や神経科学などといった教科書的な部分の話と、チームにおける実体験やWhyリーダーといった実装の話がバランスよく組み合わさっている点も、個人的にはすごく好きでした。

組織やチームの運営に役立つ手法を体験しよう

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コンピテンシーマトリックス、メリットマネーのワークショップ&紹介できなかった他ワークショップの共有がされていました。

ワークショップでは、takaradaさんやさていさんなどのファシリテーションがとても上手で、参加者からも意見が積極的に出ていましたし、普通に見ていて予想できないような結末で終わっていたのも面白かったです。

ワークショップなので当日参加するのが一番楽しめたよなあと思いつつ、録画を見るだけでもワークショップを皆さんが楽しんでいる様子が伺えて、楽しかったです。

他のワークショップの様子も見てみたいですし、今度そうした機会があれば、是非ワークショップで手を動かす側として参加したいなあと思いました!

製造業の開発者がエンドユーザーを交えた週次スプリントレビューをする中で試行錯誤したこと

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製造業(半導体)のスプリントレビューってどんな感じでやるんだろう?というのがリアル成分多めで知ることができて、非常に面白かったです。

限られた時間の中で有益なフィードバックを得るためにしてきた工夫やスプリントレビューのふりかえりを活用する話、年次が10歳以上離れている中でフラットな関係性を作る話など、製造業に限らず活用できそうなお話がプレゼンの大部分を占めていたので、製造業というコンテキストからは薄めな自分でも、学びが多数ありました。
途中で少し紹介もありましたが、今度さささんや根本さんにお会いした時に、レビューを第三者的な形で少し俯瞰して(?)見ていた当事者として、より詳しく聞いてみたいなあとも思いました。

また、発表内容とは違う視点ですが、eroccoさんの後の雰囲気に飲まれず、自分達の発表の空気感を作りながら二人で堂々と発表されていたことに驚きましたし、純粋にすごかったです。

スクラムマスターをみんなで大解剖 ~ロールより価値を理解できる45分

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3人のLT+パネルディスカッションという形で、スクラムマスターに関する多種多様な視点を獲得できるセッションでした。

LTは、スクラムマスターに関する話をしているところ以外(プレゼンスタイルや話の内容など...)はまるで統一感がなかったのですが笑、それぞれの個性が見事に出ていて、すごく良かったです。

ディスカッションの方は、これまた統一感のない皆さんの問いかけがすごく面白くて、最初ディスカッションのテーマを見たときからは絶対に予想することができない、めちゃくちゃ楽しいセッションでした。

さささん・はちさん・そばさん3人の化学反応がすごくて、スクラムマスター以外のテーマでもいいので、是非今後ディスカッションする様子を見てみたいなあと感じました!

開発にテストプロセスを融合させていく取り組み

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開発チームの品質に対する当事者意識を地道に変えつつ、マインド面ではなく技術的な面からもQAとしてサポートする活動を、具体的に知ることができて学びになりました。
開発者のマインドを変えていこう!とする際に、仕組みレベルで設計しているのは、まさにエンジニアと言う感じで、とても良かったです。
特に、非常に細かい粒度で品質の定義を早い段階でしてその定義をベースに開発しつつ、品質の定義が形骸化しないようにアップデートし続けるというのは、さすが区長の一言でした。

テストの街葛飾をテストに関するセミナーと冒頭で紹介するなど、いつも通りふわふわと優しい雰囲気を醸し出している区長でしたが、全体を通して高い技術力と現場で起きていることに徹底的に寄り添う姿勢を今回の発表では見ることができて、最高の発表でした。

スクラムに挑戦したい…けどWBSは作ってね!?ユーザ企業とSIベンダでスクラムチームを組むときに押えるポイントを考える

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顧客(ユーザ企業)とベンダで協働して働くという難しいコンテキストが原因で、教科書通りに進められずアンチパターンに近いようなもの*1を踏んでしまうという悩みがありつつ、スクラムに挑戦したチームのお話を聞いていきました。

自分自身も発表で触れられていたようなコンテキストに近い環境で働くことが多いので、めちゃくちゃわかるなあと思いながら聞いていたのですが、スクラムの思想を尊重しつつ、スクラムの思想から外れているように思えても顧客(ユーザ企業)の視点で必要なものはお互いに会話した上で取り入れるという姿勢は、ベンダから見れば一つの教科書的な振る舞いになりそうだなーと感じるお話でした。

突然の『ミルクレープ戦法』への取り組みと、そこから見えた光と闇

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スクラムフェスという関係上、アジャイルスクラムに好意的な人たちに発表がすごく多い印象がいつもありますが、ikumiさんの発表では、アジャイルな考え方に素直に共感できなかった話や、考え方が合わないメンバーが去っていった話を聞くことができて面白かったです。

また、そういう中でも会社や仲間への愛着心、そして自身のキャリアを考えて前向きに日々の仕事に取り組む姿には心を打たれました。

最後はアジャイル開発に対する理解も進み、素敵なチームができて、最高の結果でハッピーエンドかと思いきや全然そんなことはなくて、とんでもないどんでん返しを用意していたのは、プレゼンとしてのドラマチックさはあったものの、さすがに切なさが勝りました。。。

デイリースクラムいらなくなくなくなーい!?

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デイリースクラムっていらなくない?(形骸化の発生)から、実際にデイリースクラムをなくしてみるというアプローチで、デイリースクラムの効果を検証し、形骸化の改善を進めていくという話で、とても面白かったです。

デイリースクラムをなくしてみたからこそ出た気づきや、デイリースクラムをなくしたからこそデイリースクラムの形骸化に対して真剣に取り組めたのかなあとも思えて、(例え教科書に載っているような内容であっても)形を守ることに固執してしまう危険性を改めて実感することができました。

スライドの完成度も高かったですし、話の流れもすごく綺麗にまとまっていたので、プレゼンの内容はもちろんですが、プレゼンの構成もすごく勉強になる部分がありました。

フローを進化させろ! スクラムチームを支える バーチャルチーム

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ユニット活動という形で社外の方々を(専門家を中心)積極的にチームの中に入れて新しい視点を入れたり知識をためたりして社員の成長にもつなげているという話を聞くことができました。
企業のコンテキストを理解している社内メンバーでチームメンバーをできる限り形成するようにしている、という話は多く聞くのですが、今回話していたような社外メンバーを積極的に採用する、というパターンはあんまり聞くことがない話なので参考になりました。

自身が興味を持っている分野のユニット(スクラムマスター、QA...)も多かったので、それぞれのユニットごとにどのような形で専門性を高めているのか、という取り組みを聞けたのも学びになりました。

スクラムPJを通して気づいた当たり前で大切なこと

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昨年お話があった大混乱期を経て(?)、成熟したチームができたこと/できなかったこと、そしてそこから気がついた大切なことを、丁寧に藤田さんの言葉でお話してくれるセッションに感動しましたし、教科書からは伝わってこないプロダクト開発の「当たり前で大切なこと」が心に響きました。

また、話もすごく上手で、参加者の緊張を和らげるような自然な笑いが生まれるポイントを作り出したり、うまく初日のスポンサーセッションから繋げたりしてくれて、とても聞きやすかったです。CTCさんの素敵さもひしひしと伝わってきました。

1年間を通してアップデートがあった話を登壇という形で継続して発信され続けていることにまず尊敬なのですが、(自分も含め)そんな藤田さんの登壇を楽しみにされている方がすごく多いというのも、めちゃくちゃすごいなあと素直に感じました。

ただいま三河。あれから1年、チームNOCKncokが開発しないスクラムで成果を出した経験から得た学び

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透明性/検査/適応を大切にしながら仮説検証を繰り返すことで大きなインパクトが出た実例を知ることができて、学びあるセッションでした。

特に、自律的なチームになるためには地道な啓蒙活動が重要だというお話や、啓蒙活動をしたりコラボレーションをする際に「日々の活動に一緒に参加する」ことが大切だという部分は、共感が強くて、その取り組みを当たり前のようにされている北川さんの凄さを改めて実感できるようなセッションでした。

また、藤田さんのセッションにも言えることですが、一年後にチームがどうアップデートされたのか?という過程の話をこうして聞くことができるのはすごく楽しいですし、スクフェス三河っではこうしたセッションが多いのが、一つの魅力だなあと思います。

"線引いてよ"からの脱却体験記

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とにかくリアルで生々しい話でした。

現場としてもかなり厳しい状況だったと思うのですが、コンテンツとしてすごく面白く仕上げられていて、学びがあるとともに、めちゃくちゃクオリティが高いなあと思いながらセッションを聞いていきました。

今ではアジャイルコーチの存在や本/コミュニティの普及もあって、アジャイルの導入にここまで激しい抵抗を受けるようなケースも少なくなっているのかな、とは思いますが、現場で抵抗が強くて悩まれている人や、シーケンシャルな開発モデル, 進捗管理に慣れ親しんだマネージャーが蔓延している現場の方々には、ぜひ勧めたいと思えるセッションでした。

こうして感想を書くと非常に重いセッションだと思われそうで、それも間違ってはいないのですが、プロポーザルも含めて笑いのセンスがありすぎて、どのセッションよりも吹き出す場面が多いセッションでもありましたww

チーム間の情報共有を促進させて、より良い協働をするための工夫

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トラベラーを活用して、チーム間のコラボレーションを促進した話を聞いていきました。(トラベラーをやってみようという話の発端がトラベラーを知らない状態から生まれたというのが素敵です!)

進め方としては基礎に忠実に取り組まれている印象があって、得られたものや出た効果というのもすごく理想的なものだったのかな、と思いますが、その中でも課題(移動したチーム文化や雰囲気に馴染みにくいという)についての話を聞けて、非常に学びになりました。

プレゼンで、社内Slackで実験している様子が少しずつ垣間見えたのも個人的にはすごく好きでした。

トラベラーの実践にフォーカスした話はここ最近だとあまり聞くことがないテーマだったので、面白かったです。

10年スクラムの学習をしてきたけど、スクラムマスターは簡単ではなかった話し

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現場感が溢れる生々しい体験談を、強い想いを持った個人の視点で包み隠さずに語ってくれる、スクフェス三河を象徴するようなセッションでした。

特に、技術的負債の解消を推進するなどエンジニアとして理想な振る舞いをしながらチームをぐいぐい引っ張るエースエンジニア&コミュニケーション能力が高くて何が分からないかも自分で考えられる有望な若手エンジニアの二人が一緒のチームで働いた時に起きたことの話は、心が締め付けられるような想いで聞いていきました。

「なんでも話せるような安全な場を作るのは大事だ」というのはほとんど全ての人が同調することだと思いますが、現場で実践することがどれだけ難しいかというのが実感できてすごく素敵な発表でしたし、こういった話をカンファレンスのセッションというオープンな場で話してくれたことに心から感謝したいです。

シンプルなスクラムに増し増しはいらない

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スクラムをしている中でどう改善をしていくと良いのか?というのをECRS(排除、結合、交換、簡素)をベースにしながらプレゼンしてくれました。

スクラムをしているとあるあるな困りごとが20分の中にぎゅっと詰め込まれており、ECRSなどを軸に改善すると結果的にどうなるか?を過程を追いながら聞くことができて学びが多かったです。

セッション中のお話っぷりもすごく上手で、「そうはいってもね...」と思いそうな部分にはそんな気持ちにはっきりと共感を示してくれた上で、背中をポンと押すように話してくれるので、内容が心にすっと入ってきました。

現場の泥臭い話を「QAマネジメント」という言葉で定義してみかわ

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Wingarc1st IncのQAエンジニア/ソフトウェアエンジニアの皆さんが、LTという形で発表をしてくれるセッションでした。
それぞれのセッションで、発表者の皆さんの個性がすごく溢れていて、どれもとっても素敵なセッションでした。

技術的に踏み込んだLTセッションもあり、社内の活性化にまつわるLTセッションもあり、マネジメントやキャリアにまつわるLTセッションもあり、と本当にバリエーション豊かだったので、録画視聴したどのセッションよりもあっという間に45分が過ぎ去っていく感覚がありました。

会社メンバーとカンファレンスに参加している時点で十分すごいのですが、メンバーそれぞれが発表を作り込んできて、こうした場で堂々とお話をしているのがめちゃくちゃすごかったです。

変化の種探し〜コーチングを一年半受け続けてみて〜

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自身のセッションなので割愛します。

アジャイルは導入できず、カイゼンもできず、会社を去った人のその後

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こちらも、スクフェス三河を象徴するような、生々しさ&個人のパッションが溢れるセッションでした。(現地はしょーださんの後がこの発表だったというのがすごい。。)

うまくいかなかったのは運が悪いからだよね、という考え方と、(例えすごく運が悪くても)うまくいっていない現場や苦しんでいる人たちに自分自身が貢献したい、という想いのバランスを上手に取っているのが印象的で、そのバランスに寄与しているであろう基礎を地道に学ぶ努力というのも垣間見えて、すごく刺激的な発表でした。

序盤で壮絶なバックグラウンドが提示された上で、少しでも良い方向に改善していくためにされていることが紹介されて、取り組みや考え方に対する共感もすごく覚えるプレゼンテーションでした。

新しく参加したチームで最初は難色を示されたScrumを導入できるように工夫した話

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違和感を共有してみたものの腑に落ちない回答をもらい萎縮してしまった状態からスタートした伊藤さんが、そうした違和感をチームにどう共有して成果にどう繋げたか?というすごくいい話を聞くことができました。

やっぱり仲間の存在って重要だよなあという部分と、熱意があるメンバーを中心にまず改善していくという部分は特に刺さりましたし、カンファレンスなど社外から学んだものを積極的に取り込んでいく様子は自身の刺激にもなりました。

落ち着いた語り口も印象的で、伊藤さんの素敵な人柄も伺える素晴らしいセッションでした。

OKRはツリーではない

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OKRで悩んだらMeasure What Mattersと小田中さんのこの発表&スライドを見ようと思えるくらい、完成度がめちゃくちゃ高い発表でした。

発表で話されていたどのトピックも刺さりましたし重要性も実感したのですが、CFRの実装として小田中さんが取り組まれた1on1が個人的には特に印象的で、OKRは勿論のこと、組織全体がツリー構造になっていない状態でも機能することを知れて、すごく良かったです。
また、OKRをツリー構造で運用したいという葛藤があった中で生まれたと話されていた、「形を守ることが大事ではなく、Objectiveの達成ためにできることをなんでもやることが大事だと思った」という台詞は、特に刺さりました。

丁寧な説明&パッションとリアクションが溢れる発表は安定の小田中さんクオリティで、毎回こうした発表を続けられているのは、本当にすごいなあと心から尊敬しています。

あのコトラーさんが最新書籍で「アジャイル」って言ってるよ! ~アジャイル x マーケティングを考える

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マーケティング5.0を中心に、普段聞かないマーケティングの話を聞くことができて新鮮でしたし、学びがありました。

コトラーアジャイルに対して言及しているという話は意外性がありましたし、マーケティングの文脈でアジャイルの話を聞くことができたのは面白かったです。

アジャイルマーケティングがどのような点で関連しているのか(アジャイルマーケティング)という話が主な軸となっていたのですが、マーケティングアジャイルが活用できるポイントが幾つもあって、これもすごく楽しかったです。

Android/iOSエンジニアがいっしょくたになって、スクラム開発をやろまい ~モバイルアプリ開発特有の改善達を添えて

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モバイルアプリ開発をしていると、Android/iOSの差異(技術要素が違う、UXが微妙に変わってくる...)には色々と悩まされることが多いと思うのですが、この課題へのアプローチとして、スクラムイベントに加えてドッグフーディングを活用するという話や、Android/iOS双方で共有できる技術的な話題をレトロスペクティブでシェアするという話などをしたという話&このアプローチの結果得られたメリット等々...を丁寧に紹介してくれて、学びになりました。

他にも、ドキュメントの作成が開発プロセスの中にしっかりと組み込まれているのもすごく学びがあって、Requirement Doc, UI Design, Design Docという形で目的に応じて作り分けているという話は、ぜひ参考にしてみようと思います。

スクラムアジャイルのカンファレンスだと、モバイルアプリ開発のコンテキストで話がされることが割と少ない印象が個人的にはあるので、今後もぜひ継続的に発表してもらえると、個人的にはすごくありがたいです。

A wonderful world is created by Impro!!!

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現場であるあるな問題や悩み事に対してインプロがどのように寄与していくのか?という部分を、インプロバイザーの視点で語ってくれる面白いセッションでした。
スライドをほとんど使わずにずーっとお二人で語ってくれるスタイルからは、新しいプレゼンテーションを見ているような気分が感じられて楽しかったです。(その場で言葉を選んでセッションを作り出している感じがすごくあったのも新しいプレゼンテーションを見られたと感じられた一因かな、と思いました)

特に、行動変容につながるきっかけになったインプロの考え方をインプロを実際にどっぷり経験されたお二人から聞けたのは面白くて、インプロの魔力(?)をひしひしと感じられました。

そして、どの発表者よりも楽しそうに登壇されていたのが印象的でした。

人と技術のモダナイズをScrumで実証してみた

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システムとシステムを作る人をモダナイズしていくためにされてきた具体的な取り組みを聞くことができて、非常に学びが深くて面白いセッションでした。
スクラム初心者だらけでスタートしたというお話でしたが、セオリーを守り、スクラムを学べる環境を整えると、これだけ大きな成果が出せる自律的なチームがたった2ヶ月で出来上がるんだなあというのは、めちゃくちゃ刺激になりました。

特に、Fearless Changeの動きを大企業で実装するとどうなるのか?というのを生きた事例で聞くことができているような感覚があったのがすごくよかったのと、「過去の成功体験の引力から離脱する」という言葉&引力から離脱するための取り組みのお話が刺さりました。

また、セッション全体を通していかに変革を起こしていくか?というのをテーマに話をされていたのですが、これまで蓄積してきた文化や組織文化を大切にしている様子が発表の中で垣間見えたのもすごく好感が持てました。

「プロダクトは分かったことしか作れない!?」 YOW(やったこと/起きたこと/分かったこと)から始める分かったことの積み上げと、プラクティス・エフェクトを軸にした知識創造と仕事の全体設計

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YOWを駆使することで仮説検証をはじめとした仕事にどうつながるかと言う話や、YOWがどのような点で他のフレームワークよりも優れているのか?知ってる/できる/当事者意識の状態に発展する過程では何が起きているのか?といったことを前提を一つ一つ積み上げながら丁寧に解説してくれて、これぞ森さん!という感覚が味わうことができたので、幸せでした。

また、自身もYOWは何回も実践しているのですが、YOWのアンチパターンの幾つかは結構やってしまっていることも多く、もっと前に聞いておきたかったと感じる話が多数ありました笑

ラクティス・エフェクトの部分をはじめとした後半部分は、現在の自分では一度で理解するのがまだ早かったようなので、あと100回は見直そうと思います。

チームを作る中で経験した自律的に成長するチームの作り方

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0からのチーム作りや組織づくりを経験された藤井さんだからこそ話せる教訓が多く紹介されれているセッションで、すごく面白かったです。

教訓を見た時点で十分納得感があるのですが、それぞれの教訓に対して藤井さんのリアルな経験や教訓を守らなかったときに起きたことを話してくれて、一つ一つに重みを感じられるプレゼンテーションでした。
セッションでは直接的な言及はありませんでしたが、教育心理学認知科学の話を意識していたのかな?と思えるようなポイントもあって、藤井さんが実際にしてきた経験と勉強されてきたことの調和を感じられたのも良かったです。

プレゼンの構成もすごく良くて、最初に藤井さんのこれまでの社会人遍歴&チームの重要性を実感した話を説明してくれた後に、藤井さんの挑戦や失敗の話と社内で実際に存在するチームの成長ストーリーを話してくれたので、後半の話が頭に入ってきやすかったですし共感が強くありました。

2年前の三河で初めて登壇したチームが、一輪の花を咲かせるまでの物語

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オキザリスの誕生から現在に至るまで、どんな出来事があって、チームではその出来事がきっかけで何が起きたのか?というところを包み隠さず話してくれて、一つのチームの軌跡を高い解像度でみることができました。

オキザリスの話は、コミュニティに参加してから機会があるたびにずっと聞いているのですが、聞いたことがない話がいくつもありましたし、健全な衝突やふりかえりをキーワードに、すごく強いチームになっているのが印象的でした。

Miroを通して変化を追体験できるセッションだったのですが、これまでいくつもセッションを見た中でもこんな体験をできたのは初めてで、とっても楽しかったです。

*1:顧客PO、顧客視点で考えた結果、進捗(スケジュール)管理をするWBSの作成、テストスプリントの導入...