天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます

アジャイルカフェ@オンライン 第7回に参加してきた

agile-studio.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の概要

以下の質問に対して、天野さん家永さん木下さんの豪華アジャイルコーチ3名が回答をしてくれるという会です。

チームが成長していることを外部に示す目的で、アジャイルで生産性を測定する方法が何かないかと考えています。最初に思いついたのはベロシティですが、生産性をベロシティにしてしまうと、チームの意識がベロシティを上げることに向いてしまって、結果的にインクリメントの品質を下げてしまいそうです。

会の様子

ベロシティを生産性とすると。。

まず、ベロシティを生産性として扱うとどのようなことが起きるのか?というのを考えていきました。
ベロシティを基準にして、ベロシティを上げることを目標としてしまうと、外部からの期待されているベロシティに合うようにリファレンスストーリーを参照せずに見積もりしたり、過剰にベロシティを見積もりしたりと、ベロシティのインフレ化が起きてしまうリスクがあるというお話がありました。

ベロシティ以外の指標

ベロシティ以外で生産性を測る指標として、どのようなものがあるのかを洗い出していきました。具体的には、以下のようなものが出ていました。

  • DevOpsの4つの指標(リードタイム、リリース頻度、平均修復時間、変更失敗率)
  • EBMを基にした指標
  • 心理的安全性指標

また、指標ではなく生産性向上に寄与するような行動として、以下のようなものも挙げられていました。

  • マネージャーに対して物を申すようになった
  • 自ら進んで本を読むようになった
  • バグが減った
  • Doneの定義が拡張された

外部からの圧力を下げるには?

ベロシティが下がったことに対して外部からの圧力が働くと、ベロシティが生産性を示す指標として寄与しなくなるので、外部からの圧力を減らすとよいのではないか?というお話も出ていました。*1

そのために、圧力をかけている人の期待を探り、プレッシャーの原因となっているものを解消したりするなど、対話を重ねることが効果的だというお話がありました。

全体を通した感想

今回は会の途中に、皆さんがコーチに入って実際に起きた出来事や、客観的に木下さんのアジャイルコーチングを見て感じたことなどなど、質問に回答して下さったアジャイルコーチ3名ならではのお話も聴くことができたので、とっても面白かったです。

また次回も楽しみにしています!

*1:外部の人がよくある誤解で、アジャイルは成長をしていくんだからウォーターフォールの2倍くらいはベロシティ出るんですよね?となるなど