天の月

ソフトウェア開発をしていく上での悩み, 考えたこと, 学びを書いてきます(たまに関係ない雑記も)

Sansan R&D Lunch Session #1 〜経済学者の働き方〜に参加してきた

sansan.connpass.com

こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていきます。

会の概要

以下、connpassのイベントページから引用です。

ランチを食べながら気軽に参加いただける「Sansan R&D Lunch Session」シリーズ全4回、今回はその第一弾です。
このイベントでは、Sansanの研究開発部における経済学者の働き方についてざっくばらんにお話します。
時間の限り皆さんからのご質問にもお答えしますので、ぜひカジュアルにご参加ください。

会で印象的だったこと

研究開発部の存在

データ分析を主にしているという研究開発部ですが、頻繁にプロダクト組織とのコミュニケーションを取ることで、データを仮説検証のサイクルに活用したり、早いフィードバックを得ることができるというお話がありました。

研究開発だけをやる部署を作り、そこではただ単にデータ分析をするのではなく、経済学をはじめとした様々な学問をプロダクトに活用できないか考えているのは面白い取り組みだと感じましたし、頻繁に定例を行ってプロダクトに活かせる知見/求められている知見がなんなのかを考えるのも素敵な取り組みだなあと感じました。

ユニコーン企業のひみつでデータサイエンティストの重要性が説かれていたことも思い出しました。

経済学に注目する理由

経済学に注目する理由、経済学を学んだ人が分析している理由として、

の2つが挙がっていました。
経済学*1では統計や歴史を基にデータをどのように業務に活かすか、という話が出ているため、事業により近いコンテキストで研究を進めることが可能だということです。
また、インセンティブ設計については、経済学が得意領域としている所であり、他の分野では価値が出せないということで、注目していると話していました。(インセンティブ設計の具体例については、今回は詳細には話せないということでしたが、経済学で言うインセンティブ設計をそのまま適用で来ているわけではないということです)

学術雑誌への寄稿を目指す

事業に活かすだけではなく、学術雑誌に寄稿することを目指すことで、普通に仕事をしていない専門家と関わったり、事業と学術のコンテキストの調合を目指しているというお話がありました。
普通に仕事をしていては出会えないような人と関わる機会があるというのは羨ましい限りで、(業務後でもいいので)自身もそういった機会をより作っていきたいと感じました。

全体を通した感想

短い時間ではありましたが、現場での具体的な実例を中心に大分盛りだくさんな内容で満足度が高かったです。

次回以降も参加しようと思います。