今日はこちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。
会の様子
及川さんのプレゼンテーション
プロダクトマネージャーはスーパーマンや究極のゼネラリストと捉えられるけど、及川さんとしてはスーパーマンであることは重要ではなく、組織を率いて、多数の力を合わせていくことが大切だと考えているとお話がありました。
また、プロダクトマネージャーの育成という意味では、ビジネス・テクノロジー・UXの3分野を学ぶと共に、(イベント後半へのつなぎという意味もあって抽象度が高めな話という前置きもあった上で)無人島で生き残る術を身に着けるイメージを持つといいのではないか?というお話がありました。
DIA for PM(プロダクトマネージャーアセスメントサービス)の紹介
PM=プロダクトマネージャーと当たり前になるような世界を目指したいという想いから作られたプロダクトということで、プロダクトマネージャーの素養やスキルを可視化することが可能だというお話でした。
宮尾さんのプレゼンテーション
プロダクトマネージャーの成長支援として、基礎力(知識やスキル)、実践力、マインドという3軸から支援をしているというお話がありました。
実践力の支援としては、チーム間や経験豊富なプロダクトマネージャーから学びを得てもらっていて、基礎力の支援としては、基本的には個人で勉強するものの、学習プログラムを用意しているというお話でした。
また、プロダクトマネージャーとしての力の計測としては、上で紹介があったDIA for PMを活用したということでした。
スキルを可視化することで、メンバーからのフィードバックがもらえるようになったり、ふりかえり会が活発な雰囲気で行われるようになったという話でした。
パネルディスカッション
無人島というメタファーの深堀り
無人島というメタファーが及川さんから冒頭であったので、これはどういう捉え方をすると良いのか、という話をしていきました。
無人島で生きろ(プロダクトをマネージしろ)といっても、無人島は多種多様なので、どの無人島でも使えるようなメタ的な力を身に着けることが、プロダクトマネジメントでは大事じゃないか、という捉え方をするといいのではないかというお話がありました。
プロダクトマネージャーが周りにいないがどうしたらいいのか
及川さんや宮尾さんから、他のプロダクトマネージャーから学ぶ意義が語られていたので、周りにプロダクトマネージャーがいない場合はどう勉強したらいいのか?というお話がありました。
組織が継続しているなら、プロダクトマネージャーという肩書を持っている人はいなくても、何かしらプロダクトマネージャーに必要な資質を学ぶことはできるのではないか?という話だったり、及川さんに研修を頼む!というお話がありました。
DIA for PMを使ったふりかえり会の雰囲気
空気としてはポジティブに行われたということで、個人にフォーカスがされ、「XXさんのXXってスキルはすごいね」といった風に、高いスキルに自然と注目がいったというお話でした。
プロダクトマネージャー視点で経営にして欲しいこと
経営陣がプロダクトマネージャーに歩み寄る(もちろんプロダクトマネージャーも経営陣に歩み寄る)努力をして欲しいということでした。
エンジニアリングだったりプロダクトに対する興味だったりを持ってくれるとありがたいというお話でした。
全体を通した感想
及川さんの話が聴けるということで参加してみて、実際に初めて及川さんの生の言葉を聞くことができたので、満足しました。
プロダクトマネージャーになるために必要だと登壇者が考えているマインドやスキル、実際に育成のために実践されている例というのを聴くことができて良かったです。