(オンライン読書会) How People Learn Ⅱ 人はいかに学ぶのか - connpass
こちらのイベントに参加してきたので、会の様子と感想を書いていこうと思います。(ただし後半(ジグソー活動以降)だけの参加でした)
書籍の内容の要約などにあたる部分は記録を省きます。
桃太郎電鉄の学習版ゲーム
テクノロジーを活用した学習教材の一例として、桃太郎電鉄を学習版にアレンジしたものが紹介されていました。
貧乏神やスリの銀次というのが出てこないといった調整がされているそうですが、各地域に対して興味を持つという意味ではうってつけの教材なのかもしれないという話がありました。
生成AI
残念ながら今回の書籍では生成AIのupdateが間に合っていないのですが、対話型エージェントの話は生成AIが出てきた今だとだいぶ置き換えられているだろうな、という話が出ていました。
他にも、8章にあったライティングの評価システムの話に関しても、まさに生成AIが活用できるような領域だよね、という意見が出ていたり、インフォーマルな学習に関する研究の発展にも貢献できるんじゃないか?という話が出ていたりしました。
反転授業
反転授業に関しては効果があるとはいえ、会社で言えば残業が前提となってしまっているので、あまり個人的には好きではないという話がありました。
教育現場の変化
大学の話が途端に増えてきたのは、教育工学系の人が適切なサンプルを用意してテクノロジーを活用できるからこそなのではないか?という話が出ていました。
学習障害の定義
心的プロセスに閉じられた整理がされていましたが、ディスレクシアなどは学習障害としては定義されないのか?という話や、障害が個人の能力の問題として読み取られかねない介入方法が記載されていることが疑問として挙げられていました。
テレビと学習
テレビなどを小さい子供に見せすぎてしまうのは良くないという話が出ていましたが、これはなんでなのか?という話が挙がっていました。
ソースは不明ですが、小さすぎる画面を見ると学習能力に影響が出るという話が出ていたという話を教えてもらいました。
全体を通した感想
後半だけの参加になってしまいましたが、それだけでも今回の書籍の全体的な話の流れだったり、書かれていた研究の内容がざっとわかるので、議論とかを目的とせずに書籍がどんな感じなのかを大まかに把握したいという目的であれば、こういった参加の仕方もありなのかなあと感じました。